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マンガ Archive

ふにゃふにゃ、にゃむにゃむ。

  • Posted by: 幻泉館主人
  • 2009年3月26日 02:03
  • マンガ


聖☆おにいさん 3


私も買いました、ハイ。
中村光さんの『聖☆おにいさん』第3巻。

マジメな人に、このマンガはどこがおもしろいのか訊ねられました。
きっとひとつひとつ説明しても、そういう人は別におもしろいとは感じないことでしょう。

下手すると国際問題にもなりかねない危険な一面を持ったマンガですね。
それをあははと笑っていられるのは、いいことだと思います。

ふにゃふにゃ、にゃむにゃむ。


聖☆おにいさん 3


9条を殺すな!

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サンデー&マガジン

  • Posted by: 幻泉館主人
  • 2009年3月18日 00:01
  • マンガ


週刊少年漫画50周年


買ってきました、切手シート。

 →幻泉館日録:週刊少年漫画50周年

懐かしい、週刊少年サンデーと週刊少年マガジンのキャラクターが並んでいます。
私が少年マンガ誌を熱心に読んでいたのは、もう一誌、週刊少年キングの元気が良かったころです。
これが御三家でした。

 →幻泉館日録:フータくん

3月17日付東京新聞朝刊の「筆洗」は、このサンデー&マガジンのことを書いている。

 →【コラム】筆洗 2009年3月17日

「少年時代、心に秘めていた願い事があった。いつか親の許しを得て、小遣いで毎週二冊の漫画誌を買うことである。言い出せなかったが、親に内緒で友人と回し読みするくらいの知恵はあった」

おお、筆洗氏は同世代ではなかろうか。

切手って、プリペイドなんですよね。
使わないともったいない。
使わなければ、JPの丸儲けです。

さて、手紙を書かなくては。


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聖☆おにいさん

  • Posted by: 幻泉館主人
  • 2009年3月11日 01:44
  • マンガ

 

中村光さんの『聖☆おにいさん』第3巻は、3月23日発売ですね。
楽天ブックスは品切れ扱いですが、amazonではまだ予約できるようです。

70年代から80年代にかけての吉祥寺にいたので、中央線文化が心地好いです。
ブッダとイエスが、中央線沿線でいまどきの優しい若者になってるのが摩訶不思議。
第3巻の発売が楽しみです♪

しかし、雑誌は買わなくなったなあ。


 →聖☆おにいさん 3 (モーニングKC)


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週刊少年漫画50周年

  • Posted by: 幻泉館主人
  • 2009年3月 5日 12:30
  • マンガ


お友だちのお友だちがアルカイダだというあの方、総務大臣になってから絶好調ですね。
「トキを焼き鳥にして食っちゃうようなもの」という喩えには笑ってしまいました。
破壊力抜群。

郵政民営化そのものが焼き鳥パーティですわな。
誰が焼き鳥食ってるかはわかりやすい。

そういうことがあるので、NTTとかJPとか元々国民の財産だったものを私物化した企業にはあまり協力したくない。
したくないのだが、この切手はちょっと欲しいぞ。
あざといなあ。


 →JP: 週刊少年漫画50周年

発売日: 平成21年3月17日(火)

週刊少年漫画50周年I (週刊少年サンデー)
(1) おそ松くん
(2) カムイ外伝
(3) パーマン
(4) ダメおやじ
(5) プロゴルファー猿
(6) まことちゃん
(7) がんばれ元気
(8) うる星やつら
(9) サイボーグ009
(10) タッチ

週刊少年漫画50周年I (週刊少年マガジン)
(1) 8マン
(2) 巨人の星
(3) ゲゲゲの鬼太郎
(4) 天才バカボン
(5) あしたのジョー
(6) タイガーマスク
(7) 空手バカ一代
(8) 愛と誠
(9) 釣りキチ三平
(10) 翔んだカップル


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夢破れてマンガあり

  • Posted by: 幻泉館主人
  • 2009年2月27日 02:02
  • マンガ

本当のことを言えば、三十年ほど前、まだ若者だった私も自分の未来を信じてはいなかった。
一週間以上先のことは考えられなかった。
これからどうなるんだろう。
漠とした不安に捕われるのが恐くて、ただ目の前の忙しさに逃げようとしていたのかもしれない。

もっと不条理に。
わずかな狂気を武器に、つまらない現実や誤解を笑いとばしてしまえ。

双葉社ひさいち文庫の新刊、『だからどーした劇場』。
シニカルなのに、不思議にあたたかい。



 

バイトくんは、どう見てもオレだった。

 →幻泉館日録:いしいひさいち『バイトくん』(1977年)


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パンク歌謡曲





オフノートの神谷さんからときどきDMをいただく。
今回はタイトルに「パンク歌謡曲」などとある。

「?」

これが鈴木翁二さんのライブなのである。
これは一度行ってみたい。
でも、今回は行けない。
残念である。

--------------------------------------------------
青森★2月26日(木)19時?
「稲穂」

山形★2月28日(土)19時?
「JAZZ喫茶 らぐたいむ」

新潟★3月1日(日)18時?
「絵屋」

東京★3月3日(火)19時?
アートアニメーションの小さな学校/地下劇場
--------------------------------------------------


 →幻泉館日録:鈴木翁二「オートバイ少女」(1973年)



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20世紀少年 #2


NHKのBS2で連日黒澤映画を放映してくれる。
まず今夜は『天国と地獄』。
ずっと上映できない幻の映画だった。
初めて観たのは、学生時代だったろうか。

帰宅して早速『天国と地獄』を観たいところであった。
が、見逃した『本格科学冒険映画 20世紀少年 ?もう一つの第1章?』を借りることができたので、そちらを先に観ることにした。
映画を観てないので、役者さんがどんな風に演じているのか、早く見たかったのだ。
配役がよさそうなんだよなあ。

 →映画「20世紀少年 <第1章> 終わりの始まり」 公式サイト

 →映画「20世紀少年 <第2章> 最後の希望」 公式サイト

テレビ版『20世紀少年 ?もう一つの第1章?』の冒頭タイトルバックでは、ボブ・ディランの「ライク・ア・ローリング・ストーン(Like a Rolling Stone)」が流れた。
T.Rexの「20世紀少年(20th Century Boy)」が流れるものだと思っていたので、これは意外だった。
もちろん異論はございません。

 →幻泉館日録:20世紀少年


 


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懐かしいひと

  • Posted by: 幻泉館主人
  • 2009年1月 7日 00:02
  • マンガ


初めて見るのに、懐かしい写真。

オリジナル写真

いつか暇ができたらやろうと思っていたことの一つに、つげ義春さんのマンガの元になった写真を探すということがある。
思っていたのだが、そんなことはとっくに他の人がやってしまっているのであった。


 →馬場つげ研ニュース:ネット時代のつげ義春(1)

 →遊び場:木村伊兵衛とねじ式


mixiは参加するつもりがないので、その後の進展がよくわからんのですが。


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のび太という生き方

  • Posted by: 幻泉館主人
  • 2004年12月 9日 00:07
  • マンガ
千本浜 2004年12月8日


いつも出先でちょこっと"Chronicles: Volume One"に目を通して、家に帰ってから気になったところをgoogleなんぞで調べるという毎日なのですが、今日は家に本を忘れて出てしまいました。

じゃあ日記に何を書こうかと新聞を見ると、横山泰行富山大学教授が、「のび太という生き方」というコラムを書いていました。(12/8付 東京新聞統合版)
この先生は同じタイトルの本まで出しているんですね。
主旨としては、「あんな夢」「こんな夢」といった夢を抱き続けることが、人生では大切なのだということです。
う?ん、本は買わないかな。
ドラえもんの学問的研究には興味がわきません。

 →ドラえもんコロキアム

ドラえもんの雑誌連載開始は60年代末、たぶん小学館の学習雑誌1970年1月号からだと思います。
1973年にNTV系列で半年間ほどアニメが放映されたそうですが、のどかな県では流れなかったので、一度も見たことがありません。

 →テレビアニメ 旧ドラえもん 大研究

テレビ朝日系列でのアニメ化は1979年。
これがおなじみの、テレビのドラえもんです。
なんと不思議なことに、ドラえもんは70年代サブカルチャーだったんですなあ。

70年代に青春を送った私は、60年代にはお子ちゃまでした。
例のトキワ荘の面々がまだ若者で、新しく子供向けのマンガを創り出していたのですが、同時代に子供としてそのマンガを力いっぱい享受できたのは幸せであります。
もちろん藤子不二雄さんがAとFに分裂する前です。

ただ、ドラえもんの時はもう少し大きくなりすぎていたのですね。
『オバケのQ太郎』や『パーマン』のように読むことはありませんでした。
どこで最初にドラえもんを読んだのかは覚えていません。
ただ、のび太君のキャラクターが、それ以前の少年たちに比べて特殊だなと思いました。

たとえばオバQの正ちゃんは、普通なんです。
今から見ればおとなしい「よい子」にも思える、普通の少年として設定されています。
普通の少年がオバケと暮らしたり、パーマンに変身したりするわけです。

のび太君は、もっと極端に人間の弱い部分が誇張された登場人物ですね。
最初に雑誌で読んだ時は、そこに違和感を感じました。
でも、だからこそドラえもんが登場するのであり、そして夢を追い続けるわけです。

ところで、結構大きくなってしまっていたのでそれほど感情移入はしなかった『ドラえもん』なんですが、読んで泣いた話が一つあります。
前にも書いたかな。

【追記】No.1

私が泣いてしまう『ドラえもん』は、のび太君が亡くなったおばあちゃんに会いに行く話です。
映画版もできたようですが、少しお話が違うようです。

おばあちゃんの思い出

原作、TVアニメ版、劇場版、どれを見ても、今でも泣いてしまうと思います。
www.iraqbodycount.orgwww.iraqbodycount.org
www.iraqbodycount.org





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夕凪の街 桜の国

  • Posted by: 幻泉館主人
  • 2004年10月25日 16:12
  • マンガ

千本浜 2004年10月25日


【追記】No.2

NHKの教育テレビとFMで読み上げられた地震の安否情報は、データ放送では処理がおいつかなくなったようだ。
その原因というわけではないが、情報の中にはかなりの「ノイズ」が混入した模様。
つまり、「いたずら」である。
非常に悪質。

何考えてるんだ。
それが2ちゃんねら?の仕業だとは言わない。
ただ、心性としては非常に近いものがあるのは確かだ。

東京新聞の「特報」面はニュースを掘り下げて追っているのでよく読むのだが、今日(10/25)は間違いがあった。
40年前の新潟地震を採り上げているのだが、写真のキャプションに「被災した昭和石油のタンクは、2昼夜燃え続けた」とある。

石油タンクの火災は2週間続いたはずだ。
これは記者が取材をしている時に「2週間」を「2昼夜」と聞き間違えたのではないだろうか。
耳は忠実に聞き取ったのだが、無意識に「2週間のはずがない」と思って情報を「2昼夜」に置き換えてしまったのだと思う。
残念な間違いである。


【追記】No.1

楽天広場の定期メンテナスがありますよ?。
メンテナンス・障害情報
 [ 2004年10月27日 5時30分?2004年10月27日 12時00分 ]
 水曜日の午前中ですね。




ダイジェスト版だったはずの幻泉館日録@楽天がメインになってしまったので、本館日録は今ではあまり存在意義がない。
それでも、いざという時のイベント会場になったり、楽天が教えてくれるより詳細なアクセスログが取れたりするので、やっぱり自前のサーバを立てていると何かと便利だ。

古いダイナブックは二年間電源入れっぱなしなのだが、文句も言わず健気に働いている。
ういやつぢゃ。

googleなどの検索サイトから飛んできた人は、その検索語もわかる。
このごろは[一五一会][中古]なんてのをよく見かける。
「はてなアンテナ」に幻泉館を登録している方は、教えてくださらなくてもその人の「はてなダイアリー」がわかってしまう。

先日そうやって覗いた「はてなダイアリー」で、こうの史代さんの『夕凪の街 桜の国』というマンガを強力に薦めていた。
長崎弁で「買いなさい。今すぐ買いなさい。」と、熱心である。
素直な私はすぐにamazon.co.jpで発注しましたともさ。
これは絶対に「買い」だなと、私の内なるデーモン君も反応していた。

すぐに届いたので、すぐに読んだ。
泣いた。
夏休みに観た映画『父と暮せば』を思い出した。
ストーリーが似ているというわけではないので誤解のなきよう。

100ページに満たない二編の連作は、つまりヒロシマのマンガなのである。
表題になっている「夕凪の街」と「桜の国 (一)」は『漫画アクション』に掲載されたもの。

 「夕凪の街」 「漫画アクション」(双葉社) 2003年9月30日号
 「桜の国」 「漫画アクション」(双葉社) 2004年8月6日号 (一)のみ掲載

「夕凪の街」は原爆から10年後、1955年(昭和30年)の話。
「桜の国」は21世紀の現代の話。
短編なので、内容に関してはこれ以上触れることができない。
でも、私も長崎弁でこう書いておこう。

買いなさい。必ず買いなさい。


こうの史代『夕凪の街 桜の国』
双葉社 定価800円+悪税
2004年10月20日発行
こうの史代『夕凪の街 桜の国』






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彼方へ

  • Posted by: 幻泉館主人
  • 2004年10月17日 00:06
  • マンガ

【追記】No.1

今夜は楽天、メンテナンス入りますね。
00:30はちょと早いっすなあ。

昨日(10月16日)の夕陽画像、PETNAX撮影分を追加しました。
夕陽が好き![I Love Sunset!]

千本浜 2004年10月16日





枕元の山から、つりたくにこさんの未発表作品集『彼方へ』が転げ落ちた。
読んでくれというのだろう。
代表作は『六の宮姫子の悲劇』ということになるのだろうか。
マダム・ハルコのシリーズもあった。
表情に乏しい奇妙な登場人物たちが、奇妙な日常的ドタバタを演じるのが好きだった。

表題作「彼方へ」は第1部だけで終わった断章になってしまった。
その他の作品は、作風を変えようと夫に変名で編集部に持ち込ませた「住人」と、一部鉛筆描きからトレースされた「無題」、つげ作品のパロディ「李さん一族」が掲載されている。

夫である高橋直行さんの「琥珀の中の歯車 つりたくにこ断章」は、詩のようになっていて少しわかりにくい。
私は知らなかったのだが、つりたさんはずっとSLE(全身性エリテマトーデス)で苦しみ、早逝したのだ。
高橋さんによれば、「自らの抗体が自分自身を攻撃する、狼の名が付く疾患」である。

数枚の写真が載っていて、それで私は初めてつりたさんの顔を知った。
1971年、罹患前の元気なつりたさん。
きりりとこちらを向いた、意志の強そうな若者の姿がある。

「ガロ」で馴染んだ作家の逝去リストを作ってみた。
思い出した作家だけなので、誰か重要な人を忘れているかもしれない。

楠勝平 1974年 30歳
つりたくにこ 1985年 37歳
滝田ゆう 1990年 68歳
山田花子 1992年 24歳
ねこぢる 1998年 31歳

いろいろ検索していたら、便利なページがあった。
「ガロ」全巻が俯瞰できる。
ガロ・クロニクル

一番下にあるリンク先白取千夏雄さんのコラム「「ガロ」と日本のサブカルチャーを考える」は、青林堂の分裂騒動に関する記述が詳しい。


『彼方へ つりたくにこ 未発表作品集』
2001年6月14日 青林工藝舎刊
四六判並製 限定千部(No.0937/1000)
定価:本体1000円+悪税
『彼方へ』






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夕焼け番長

  • Posted by: 幻泉館主人
  • 2004年10月 2日 03:41
  • マンガ

【追記】No.2

 いちま?い
 にま?い
 さんま?い
 おしま?い

それは番町皿屋敷(ちょっと違う)。
[番町小学校→麹町中学校→日比谷高校→東京大学]
こんなコースを以前書いたことがあったような。

四ツ谷駅の階段で「四谷かいだ?ん!」なんて言ったことあるよね。
ありませんか、そうですか。

番長なんてのも死語なんだろうなあ。
例によって広辞苑を引くと「学校の非行少年少女仲間の長」となっています。
番長はガキ大将に近い存在です。
つまり、子分の面倒見なきゃいけない。
それは滅びるわ。

横浜ベイスターズの三浦大輔選手や、読売ジャイアンツの清原和博選手がそう呼ばれることがあるのは、おじさんたちのノスタルジアなんじゃなかろうか。

「スケ番」「裏番」は生き残ったかもしれない。
子分の面倒見なくていいから。

森元首相は、番長みたいなつもりでいたんだろう。
小泉首相に通用しないところがおかしいですね。
あの人は自分のことしか考えてないから、番長の論理は通じません。

梅宮辰夫さんの主演で不良番長シリーズという映画がありました。
当然ながら東映ですわな。
めちゃくちゃです。

梅宮辰夫「番長シャロック」


【追記】No.1
CONTAXで撮った画像もアップしました。
PENTAXと世界が違います。
おまかせだと、CONTAXの方がきれいかな。

夕陽が好き![I Love Sunset!]

千本浜 2004年10月1日





修理に出しておいたPENTAX *istDが返ってきた。
修理内容は「CCD面部ゴミの為清掃、各部点検しました」ということだ。
修理料金は「5,800円」となっているが、「?(マイナス)5,800円」で「小計 0円」、料金は発生しなかった。

一年の保証期限は切れたばかりなので、値引きの意味がわからないが、まあ無料だからよかろう。
おかしいのは、この修理票があれば半年間は同一箇所の故障が無料修理になることだ。
これでまたトラブッても大丈夫?

75年の国鉄スト権ストの時、後で回数券をもらったのを思い出した。
あれは三ヵ月ぐらい使えたのかな。
重宝しました。

それで、ひさびさに愛機PENTAXを抱えて浜に行ってきました。
昨日に比べるとだいぶ雲が出てしまいましたが、それでも30分ほどいることができたので、もっとのんびりと夕陽を眺めることができました。
三脚を立てて撮影してる人もいました。

夕陽が好き![I Love Sunset!]

千本浜 2004年10月1日


以前から何度も頭に浮かんでいるのですが、作品そのものをあまり覚えていないので出さなかったタイトルがあります。
それが「夕焼け番長」。

小学生の時「サンデー」「マガジン」「キング」の三誌に浸っていたので、どうも「ジャンプ」「チャンピオン」の後発誌には最初のうちなじめなかったのですね。

[週刊誌創刊号]
こうしてみると、「チャンピオン」が栄えた時代は意外に短かったのですね。
「ブラックジャック」「ガキでか」そして「マカロニほうれん荘」のころは私も毎週読んでおりました。

キックボクサーの沢村忠さんが表紙の「週刊少年チャンピオン」創刊号には、梶原一騎&荘司としお「夕焼け番長」が掲載されていました。
1969年のことです。

安田講堂、「連続射殺魔」逮捕、アポロ11号月面着陸、シャロン・テート惨殺事件、ウッドストック、「ABBEY ROAD」、10.21国際反戦デー……。
いやはや1969年は大変な年に見えますね。
でも、もしかしたら2004年や2005年の方がもっと大変な年なのかもしれませんよ。


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フータくん

  • Posted by: 幻泉館主人
  • 2004年9月15日 16:22
  • マンガ

【追記】No.2
宅間守死刑囚の刑が突然執行された。
刑事訴訟法で確定後半年以内に執行が定められているからだという主張はあまり説得力がない。
他の死刑囚も同じ基準で執行されているわけではないからだ。

 > 死刑の執行は、法務大臣の命令による。
 > 法務大臣が死刑の執行を命じたときは、五日以内にその執行をしなければならない。

国民感情云々という主張も説得力に乏しい。
早く執行しろという嘆願があったのだろうか。

むしろ、拙速なる死刑執行は宅間死刑囚の倒錯した論理が、日本の司法に勝ったことを意味するのではないか。
つまり、宅間死刑囚は「裁かれなかった」のではないか。

新聞の記事によるのだが、逆恨みの人生を送る宅間死刑囚は、エリート予備軍である子供の生命をできるだけたくさん奪いたかったのだという。
数多くの子供たちの生の重みを、死刑となる一人の自分と等価にしてしまうことを望んでいた。
虚勢はあるだろうが、死刑執行は、宅間死刑囚が描いてみせたとおりの結末である。

彼には恥をさらして生き続けるだけの勇気はなかった。
モンスター呼ばわりして死刑を執行するのは、彼の望んだことである。
死刑が犯罪の抑止力などとして機能しないことも、彼は証明してみせた。

刑法では「死刑は、監獄内において、絞首して執行する」ことになっている。
さて、日本ではなぜこの執行を国民にテレビで生中継しないのだろうか。

【追記】No.1
デジカメのトラブルもうひとつ。
PETANXの画像にゴミが入るようになってしまった。
レンズを替えても同じ位置に影が入るので、本体内部の汚れだ。
これは掃除に出すしかないなあ。

下の画像はそのゴミが入っていますが、左上の白い縦筋ではありません。
それは飛行機雲です。
左下に黒いシミのように見えるものです。

今日は早い時間から雲が赤く映えていました。
午後三時ぐらいじゃないかしら。
やっぱり何か起こりそうでちょっと気持ち悪いです。

静かな海でした。

夕陽が好き![I Love Sunset!]


千本浜 2004年9月14日






地震などの災害時に持ち出す袋を作ろうとしていたのであった。
なにげなく書斎に水のペットボトルがある。
なによりまずこれだな。
お茶のペットボトルも入れよう。
乾パン買ってこないと。
マリービスケットもいいかもな。
ああ、涼しくなったらチョコレートも入れよう。
いや、お菓子は500円まで。

懐中電灯。
ラジオ、これは少し前に安物買ったんだ。
あ、韓日ワールドカップの時に液晶テレビ買ったじゃん。
ティッシュやタオルの類い。
ゴミ袋みたいなものも要るかな。
現金も必要だそうだ。
300万円も入れておけばいいか。(ウソ)

こういうものをナップザックに詰め込むのだ。
あ、デイパック?

Knappsackってのはドイツ語なんですな。
同様にリュック(Rucksack)もドイツ語からの外来語だそうです。
で、小型のリュックがナップザック。
day packはリュックとほぼ同義なようです。
小型。
元々一日分のブツを詰め込んだのでday packという名になったと聞いたことがあるので、ちょっと小さい気もする。
だが、一日分というのはたいした量ではないのだな。
緊急用の持ち出し袋は、三日分のブツを詰め込まなければならない。

リュックひとつで全国を旅する、そんな少年が主人公のマンガがありました。
藤子不二夫さんの「フータくん」です。
googleで検索してみると、1964年から1966年まで連載していたようですね。
講談社「少年マガジン」、小学館「少年サンデー」、少年画報社「少年キング」が、週刊少年マンガ雑誌の御三家だった時代です。

少女マンガだと講談社「少女フレンド」と集英社「マーガレット」です。
小学校中学年のころ、私はこの五誌の週刊マンガ雑誌を全部読んでいたはずです。
「ジャンプ」や「チャンピオン」はまだ出ていません。

「フータくん」は実に奇妙なマンガで、少年が独りで旅しているのも妙なんですが、彼は100万円を貯めるために毎日がんばっているのです。
毎週最後のコマに、出納簿が書き込まれます。
それにみんな感情移入して読んでいたのだから、さらに不思議です。
他にも小学生の放浪者が登場するのもすごい。

フータくんは最後の1円で意外に苦労します。
土管を通して木が見えるのを一円玉と錯覚するというのが、印象的でした。
100万円貯めた後の別シリーズは、あまり記憶に残っていません。


day packs


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ゲゲゲの鬼太郎

  • Posted by: 幻泉館主人
  • 2004年8月 4日 23:16
  • マンガ

【追記】No.1
いやあ、管理ページに入れなかったり、操作蹴られたり、うまく動けませんわ。
もう連打しかないですな。
ブラウザ、リロード!
連打、連打、連打!

レイアウトのサンプルを見ると、トップページの右にカレンダーを入れることができるようなのですが、どこにあるのか見つかりません。
入れたいなあ。
どうすればいいんだろう。

デザインに関しては、もっと軽くなってからいろいろ試してみたいです。




『ゲゲゲの鬼太郎』というタイトルは、どうもしっくりこない。
最初に出会った時のタイトルが『墓場の鬼太郎』だったからだろう。
これは1965年のこと。
貸本時代の『墓場鬼太郎』ではないが、『ゲゲゲの鬼太郎』とはだいぶ雰囲気が違うものだった。
後に『ガロ』でも『鬼太郎夜話』を読むことになる。

以前書いたのだが、1973年に虫プロが倒産した。
「虫プロ倒産(1973年)」
そのおかげで、高校生になっていた私は虫プロの「虫コミックス」を捨て値でたくさん買うことができた。
同じ古本屋さんで、『カムイ伝』連載していたころの『ガロ』も安く買うことができた。
それで『鬼太郎夜話』を読んだり、虫コミックスに入っていた『ゲゲゲの鬼太郎』を入手したのだ。

ヒナのワンダーランドで、『ゲゲゲの鬼太郎』を見つけたのである。
虫コミックスはほとんど散逸してしまったのだが、『ゲゲゲの鬼太郎』は三巻残っていた。
タイトルこそ『ゲゲゲの鬼太郎』になっているが、中身はまぎれもなく小学生のころに読んだ少年マガジン版の『墓場の鬼太郎』だ。

タイトルが『ゲゲゲの鬼太郎』に変わったのは、『週刊少年マガジン』に連載中テレビでのアニメ化を狙ってのことだったらしい。
実際、1967年に改題した翌年にテレビ放送が始まった。

アニメではずいぶんかわいらしくて正義漢になってしまった鬼太郎君だが、結果的にはそれが鬼太郎を社会に認知させたのだから、大成功だろう。
主題歌は熊倉一雄さんが歌うアレ。

 ♪ ゲッゲッ ゲゲゲのゲ?

作詞が水木しげるさん、作曲がいずみたくさんと、実に楽しい曲。
番組エンディングに流れていた「カランコロンの歌」は、サザエさんの声でおなじみの加藤みどりさんが歌っていた。

 ♪ カラン コロン カランカラン コロン

こちらも水木しげる&いずみたくのコンビが作詞作曲であります。
あ、関係ないんだけど、人間椅子の皆さんはお元気なのかな。


『ゲゲゲの鬼太郎』第一巻「幽霊一家」
   昭和47年3月30日発行 定価260円
 幽霊一家
 手
 夜叉
 大海獣
 おばけナイター
 地獄流し
 吸血木

『ゲゲゲの鬼太郎』第二巻「妖怪大戦争」
   昭和47年4月15日発行 定価260円
 吸血鬼エリート
 水虎
 鏡爺
 だるま
 幽霊電車
 妖怪大戦争

『ゲゲゲの鬼太郎』第三巻「妖怪獣」
   昭和47年4月30日発行 定価260円
 妖怪獣
 峠の妖怪
 見上げ入道
 ねこ娘とねずみ男
 さら小僧
 電気妖怪

虫コミックス『ゲゲゲの鬼太郎』


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喜劇新思想大系

  • Posted by: 幻泉館主人
  • 2004年7月26日 22:00
  • マンガ
【追記】No.1
月曜の午後5時ごろ浜に行ってきました。
日曜と同様に西の空はすっかり雲に覆われて、夕焼けにはなりません。
東は青空で、西は真っ暗。
6時ごろ雨が降ってきました。

それでも、BBQびとたちがいます。
この浜は水泳よりも、バーベキューや花火で賑わうのですね。
そう、それになんといっても夕焼け。

更新しました。
夕陽が好き![I Love Sunset!]
千本浜 2004年7月26日





2003年10月8日付の幻泉館日録@楽天「隅田川乱一 / 空飛ぶキノコ」にトラックバックを付けて、『喜劇新思想大系』が出てるよと教えてくださった方がいます。
ありがとうございました。
早速買いました。

リッチな製本で印刷もきれいです。
箱が筒型なのが惜しまれます。
判型も、この価格ならせめてA5判にしてほしかったなと思います。

山上たつひこさんは私たちマンガ好き少年にとっては、『光る風』(1970年)の人でありました。
その人がどうも変なギャグマンガを書いているらしいという話を聞いたのが1972年。
あれよあれよという間に『がきデカ』(1974年)で大ブレイクしてしまいました。
実際にうわさのマンガ『喜劇新思想大系』を読んだのは、こまわり君に笑い転げた後です。

これは少年誌には載らないよなあ。

表紙に使われているのは、収録されている「至上の愛」の扉絵です。
一応レスリングの絵なのですが。
ページをめくると、日大相撲部出身の三味線師匠近松亀丸と、写楽の大首絵の顔をした玉三郎とのベッドシーンなのである。

1ページ4コマの中で「CIDER '73」に乗ってアクロバティックに絡む。
あの多羅尾伴内(大滝詠一)さんの三矢サイダーCMソングです。

「あなたがじいんと」「くるっときはン」
「わたしも」「じいんと」
「くるんでえす」
「サイダーーッ!」

『がきデカ』では少年誌の制約もあってさらにシュールな世界に突入していくのだが、『喜劇新思想大系』ではまだ身体が現実に近い。
もっとも、現実の筋肉からのデフォルメが感じられるのは、『がきデカ』同様に男性の肉体だけである。
手塚治虫さんの円い描線に、劇画のタッチを持ち込むことで異化効果を生み出す。
山上さんは意識的に描いていたはずである。
これが70年代のマンガということなのだろう。

つげ義春さん、佐々木マキさん、林静一さん。
このあたりが私が実感する70年代のアバンギャルドなマンガ家さんなのだが、描線は旧来のマンガ+劇画の枠内にとどまっているように思う。

大友克洋さんは実際には70年代に登場しているのだが、彼がブレイクした1980年からは、70年代のマンガの実験とは、ずいぶん世界が違う。
大友克洋さんと高野文子さんがほぼ同時に登場しているのだから、80年代がカスだったなどとはとても言えない。

そういえば、あの記録的連載マンガ『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の秋元治さんは、最初「山止たつひこ」と名乗ってましたね。
「山上さんならわかってくれると思った」と言っていたそうですが、私もクレームは意外に感じたものです。
喜劇新思想体系 完全版 上巻
『喜劇新思想大系
 完全版 上巻』

フリースタイル刊
四六判上製箱入り
本文698p
定価:3675円(悪税込み)




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男おいどん

  • Posted by: 幻泉館主人
  • 2004年7月23日 00:00
  • マンガ
【追記】No.4
夕方浜に出ました。
やけにBBQびとが多いなあと思ったら、今日は土曜日なんですね。

ただいまアジアカップをテレビ観戦中です。
重慶での反日感情はすごそうだなあ。

夕陽が好き![I Love Sunset!]
千本浜 2004年7月24日


【追記】No.3

 ♪ 小さいころ 母さんと
 ♪ 西瓜売りに 行ったっけ

これは誰の何という曲だったかしら。
たぶん「コッキーポップ」でかかっていたのだと思う。
どちらかというと苦手な曲が多い番組だったのだが、「オールナイト・ニッポン」を待ちながらよく聴いたので、時々心に残るフレーズがあるのだ。

隣町の叔父さんからスイカを貰ったので思い出したのです。
素人が作ったものなのに、このスイカが大きくて甘いんですわ♪

【追記】No.2
「男おいどん」の歌がありましたなあ。
女の人がのったらのったら歌ってました。
歌詞に「ラーメンライス」なんかが出てきました。
あれは誰の何という曲だったんでしょうか。

もちろん遠藤賢司さん(「ラーメンライスで乾杯」)でも、かぐや姫(「田中君じゃないか」)でもありません。

【追記】No.1
夕方六時ごろ、ふと気づくと太陽がきれい。
霞のような雲がかかっているので、赤い月のようなお日様。

これは海へ行かねばと車を走らせると、雲が濃くなってどんどんお日様が薄くなっていく。
海岸に着いた時には、もうすっかり太陽は見えなくなってしまった。
のみならず、雨までぱらぱらと降り出す。
ノミ……かゆい。

信号待ちでなんとかうっすらと写ったお日様と、寒々しい、でも蒸し暑い海岸です。

2004年7月23日




猫のノミがひどいので
廊下にガーガー掃除機をかけていたら、ふと目に入った本です。

講談社漫画文庫版
『男おいどん』1?9巻

奥付では1976年12月?1977年8月発行です。
毎月一冊ずつ出ていたんですね。
吉祥寺駅公園口を出たところにある「ブックスいずみ」で買ったものが多いはずです。
何度かあった漫画文庫ブームの最初のシリーズだと思います。

『男おいどん』が週刊少年マガジンに連載されたのは、1971年5月9日号から1973年8月5日号。
私が中学生高校生の時です。
それを大学生になってから、東京で四畳半暮らしをしながら毎月買っていたのです。

このマンガに関しては、私よりずっと語るのにふさわしい人物を知っております。
北九州から青雲の志を抱いて上京し、ずっと同じ大四畳半で青春をすごした、男おいどん君です。
私なんぞはその気になればすぐ実家に帰れちゃったりしたので、あんまり多くを語る資格がございません。

最後の一コマにある言葉を引用するにとどめましょう。

> ここは おいどんの四畳半
> おいどんが 青春の夢と希望と涙と
> いっしょにいるところ
> トリさんもいる パンツもある
> サルマタケもはえている
> 守り神も だまって見おろしている
> そうだ ここは おいどんの四畳半‥‥

男おいどん



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渡難

  • Posted by: 幻泉館主人
  • 2004年7月 7日 18:41
  • マンガ
【追記】No.3
今日は七夕なんですな。

浜に出ると西の空は真っ暗な雲で覆われていましたが、東は晴れていました。
のんびり市の夜空は明るいので、天の川はよく見えません。
でも、なんとか晴れてくれるのかな。

千本浜 2004年7月7日

【追記】No.2
昨日浜で見かけた鳩。
なんとなくヒナに似てるのがいたのです。

ヒナ似の鳩 2004年7月6日

【追記】No.1
ヒナのワンダーランドは普段入り口を閉ざしてあるのだが、開いているとおヒナ様が確実に入り込む。
やたらに物を落として整地した後、妙な格好で寝るのであります。

めちゃくちゃ暑いんですがね、ここ。

ヒナin wonderland 2004年7月6日



北冬書房から出ている『幻燈』という雑誌は実に曲者で、新しい号がいつ出るのかさっぱりわからない。
4号が出たのは2002年10月21日(お、国際反戦デー)らしい。
『幻燈』3号
『幻燈』4号
この時は映画『蒸発旅日記』の記事がメインかな。

夢幻堂さんから通信販売で買ったのだったかしら。

今回の5号は本屋さんで見つけて買うことができた。
奥付は2004年4月28日になっているのだが、北冬書房のサイトではまだその情報を見ることができない。
どうなってるのかしら。

『幻燈』5号は「特集<うらたじゅんの世界>」。
この雑誌はベースとしては常に「つげ義春」なのだが、この「うらたじゅん」さんが本格的デビューをした場でもある。
うらたさんはなつかしかったり、シュールだったり、明らかに「つげ義春」的なものを持った作家だ。

巻頭掲載の三作品の中では、「渡難」が心に残った。
二十歳の冬、「私」が与那国島でサトウキビ刈りをする話。
石垣島で知り合ったナナと女二人で空き家に住み、毎日くたくたになるまで働く。
夜中は寝袋の中で身体を動かして寒さをしのぐのだが、野菜を食い荒らすナメクジを退治するために起きなければならない。

それでものどかだった民家でのキビ刈りが終わると、製糖工場直営の畑で働く。
ヤマトから流れてきた若者たちが次々とケツを割るという苛酷な労働である。
「私」は高熱を出して寝込んでしまう。
サンシンの音が聞こえてくる。

「ネエネエ
 がんばれよ!
 死んじゃダメさ
 命ど宝」

与那国の話なのに、冷たい霧と雨と寒さに苦しむ。
年が明けて1975年の正月に二十歳の冬を過ごしているので、私より少し上の世代だ。
もちろんうらたさんの思い出話や自伝ではなく、作品である。
それでも、設定は事実を元にしているようだし、生活そのものも経験を反映しているようだ。
私よりほんの少し年上だが、この世代だとこういう暮らしをする若者は往時よりもかなり少なくなっていたのではないだろうか。

いや、沖縄海洋博の年だ。
中学を卒業して鳶職に就いた同級生が、沖縄で稼いでくると言っていた。
復帰して三年目。
おそろしい勢いでヤマトの資本が襲いかかっていった時期なんだろう。

鳶になった同級生はその数年後に自殺した。
寺の墓地へ墓参りに行くと彼の墓の横を通るので、その時だけ彼のことを思い出す。

お。
うらたさんのサイトでいくつか作品が読めます。
http://www.ne.jp/asahi/jun/urata/

幻燈 5号




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漫画に愛を叫んだ男たち

  • Posted by: 幻泉館主人
  • 2004年5月13日 22:15
  • マンガ
【追記】No.5
ご当地自慢大会開催中!

え?
恐竜?!

会場はこちら→「私のキティちゃん」

【追記】No.4
ふと自分のトップを見ると、偶然ながら取り合わせの妙。
「おすすめ新着」に並んだお二人。

> ヒキガエルを食べた… New! まりぃジョー ^^ さん

> カエルのつぶやき New! pgloveさん

ヒキガエルのパスタかと思ってしまいました。
その後どこからともなくカエルのつぶやきが……。
違うんですけどね。

【追記】No.3
寝る前に半分ほど読み進めたのだが、登場する名前の多彩さには驚いた。
長谷さんは「トキワ荘」の通い住民といったようなものなのだが、並行してSF同人誌「宇宙塵」に関わる。
マンガが趣味でなくなってしまったので、趣味として詩やSFを書いていくことになる。

「桜三月散歩道」も、元々歌詞として書かれたものではない。
長谷さんの詩に陽水さんが曲をつけたのだ。

印象的だったのは、「人間時計」の徳南晴一郎さんが仕事をしているところである。
出版社から頼まれて長谷さんは一晩だけ徳南さんの仕事を手伝いにいくのだが、無言の徳南晴一郎には、その絵と同様にアンバランスで歪んだ人格が感じられる。

同じ『墨汁一滴』の同人だった徳南さんとはそんな会話を交わすこともなく、ただ黙々と仕事をこなす。

もちろん手塚、石森、赤塚といった巨人たちも、むしろ陰の側面が描写されているのがおもしろい。

【追記】No.2
春一番のステージでは、三回「ケサラ」を聴いた。
RIKUOとHONJIで一度、木村充揮さんで二度。

掲示板で、木村さんのバージョンはホン・ヨンウンの詞だという御指摘をいただいた。
 (さらに追記:そうではないようです。)
確かに原詞とは内容が違うようだ。
googleで検索すると、にしむらよしあきさんという方の訳詞が最もよく歌われているらしい。

ケ・サラ

ホセ・フェリシアーノの歌でヒットした時にこんな歌詞だったのか覚えていない。
歌われている名前がすごい。

●グエン・バンチョイ
 米軍に殺されたベトナム人労働者
 
●ジョー・ヒル 
 20世紀初頭に無産労働者(ウォブリー)の運動を始め、死刑となったスウェーデン移民。
 ジョーン・バエズが伝記映画の主題歌を歌った。
 
●ビクトル・ハラ
 チリの「新しい歌」運動の旗手。
 1973年9月11日にアジェンデ大統領が殺害され、クーデターによりピノチェットが大統領に就いた。
 ハラは軍部によって拘束されるが、彼は歌をうたって仲間たちを励まし続けた。
 そのため二度とギターを弾けぬよう両手首を折られ、顔を切り刻まれ、最後に弾丸を撃ち込まれて絶命した。

つまり、この歌は権力に虐殺された者の墓標なのであった。

 ★さらに追記★
 原詞にはジョー・ヒルらの名前はありませんでした。
 つまり上記バージョンは替え歌らしい。
 普通は岩谷時子さんの訳詞のものが歌われているようです。



長いことフジオプロのブレーンであり、井上陽水さんの「桜三月散歩道」の作詞者である長谷邦夫さんの、「渾身の書き下ろし小説」なんだそうである。
回想記だと思って反射的に買ってしまったのであるが。
でも、そのつもりで読んでいってもよさそう。

冒頭は長谷が小松川の工場地帯へ赤塚不二夫を初めて訪ねる。
意外なことにいきなり「つげ義春」に関する会話が始まる。

「こないだね、つげ義春って男が訪ねてきた。『漫画少年』の投稿欄でボクの住所を知ったらしく、こんなものを持ってきて、ぼくに貸本向けの単行本を描いて漫画家になれって言うんだ」
 ……
「なぜ、こんなにたくさん上質のケント紙をくれたんですか」
「これに今雑誌で人気のある益子かつみの作品にそっくりの作品を描けば、岡田さんという先輩漫画家が版元に売り込んでくれるって言うんだよ」

これは驚いた。
つげ作品に出てくるあの岡田センセイは、無名の新人の作品を自分の作品として出版社に売りつけて、ピンはねをしていたのだが、若きつげ義春はその手足として働いていたようなのだ。

と、買ったばかりなのでここまで。
「トキワ荘の青春」にはいろいろなサイドストーリーがあるはずなのだが、おそらくその中でも最もディープなものになりそう。

目次は以下のとおり。

 第一章◎漫画少年たちの夢と挫折
 第二章◎事件はトキワ荘で起きていた
 第三章◎フジオ・プロの大躍進時代
 第四章◎ナンセンス&パロディ時代を奔る
 第五章◎無鉄砲無責任時代の光と影
 第六章◎狂騒の陰で忍び寄る翳り
 第七章◎天才の孤独と憂鬱
 終 章◎手塚治虫の死、そして赤塚との訣別

あら、訣別しちゃったの?
帯によれば、「タモリ」の誕生も出てくるらしいぞ。

『漫画に愛を叫んだ男たち』
『漫画に愛を叫んだ男たち』
長谷邦夫著

清流出版
四六判上製 本文318p
定価:本体1800円+悪税



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遠くまでいくんだ

  • Posted by: 幻泉館主人
  • 2004年4月16日 20:19
  • マンガ
【追記】No.7
で、夕方仕事をさぼって、また浜に行ってしまいました。
西の空全体に霞のような雲がかかっていましたが、きれいな夕焼けでした。

夕陽が好き![I Love Sunset!]
千本浜 2004年4月16日


【追記】No.6
小泉内閣成立の時、「ファシズムはさわやかに登場するのだよ」と浮かれる若者に忠告したことがあるのだが、私は政治家小泉をなめていたようだ。

彼の中身は「空」である。
たとえば中曽根や小沢のような理念の政治家ではない。
単なるええかっこしいなのだ。
時たま洩らす右翼的発言も、元は選挙での支持母体へのポーズにすぎなかった。

ところが、彼には強い運があるようだ。
そして、なによりも世論操作が巧みである。
日本人の「常識」を変えつつある。

「自衛隊は軍隊であり、海外に派兵することができる」
「当然戦術核ぐらい既に装備しているにきまってる」

こんなうそっぱちを、国民がなんなく受け入れてしまう雰囲気にしてしまう首相。
これは大変なことになったものだ。

「日本の軍隊がイラクで活動している」

この事実を目の前にしたら、外国人は日本という国の憲法に九条があるなどとは信じないだろう。
九条を知っていたとしたら、日本および日本人はうそつきなのだという結論になる。

もちろん、次に控えているのは憲法改悪である。
小泉ならできる、そう考えている者どもが小泉内閣の存続を許している。

ウソも百回繰り返せば真実になる。
そうやってアメリカはイラクを占領してしまった。
ウソだと知りながら、日本はアメリカに加担する。
小泉内閣は、ただただ自分が生き残るためにそうしているだけだ。

憲法を改悪した内閣として歴史に名を残させてはいけない。
その時国民であったことを、子供たちに責められたくはない。

畑仕事をしながら、そんなことを考えた。
さっき畑で撮った画像です。
上からダイコン、カラスノエンドウ、タンポポ。

ダイコン、カラスノエンドウ、タンポポ

【追記】No.5
好天の下、大菜園で少し汗を流してきました。
トマトとプリンスメロンの苗を植えました。

ブラウザを立ち上げた時に表示されるページ、何と言うのかな。
Netscapeだと「ホーム」、M$のIEだと「ホームページ」になってるのかしら。

いわゆるポータルサイトに設定してる人が多いようだけど、どうもYahoo!はやめた方がよさそう。
「トピックス」と称して表示されるニュースのヘッドラインが、このごろひどく偏っている。
情報操作はこんな形で現われるのだろう。

私の場合はノイズがいやなので、googleにしております。

【追記】No.4
自衛隊は勇気ある撤退を!
危ないから早く帰っておいで。

伊賀の影丸のおかげで「権力の走狗」なんて言葉を思い出してしまったのだが、「番犬」の類義語ですなあ。
「走狗」の方が一所懸命走り回ってる感じがする。
そんなに権力に気に入られたいのか。
いずれにしても自由にものを考え語ることを嫌う人たちだ。

夜中にチャットして自称国際的ライターになったり、巨大掲示板で与太飛ばして鬱憤晴らしをしたり、そんな自由もなくなるような世論操作に加担していることには気づいてないんだろうな。

【追記】No.3
「全国ネットお花見会」開催中!

うるとびーずさんが続々と信州の桜を届けてくださっています。
これからお花見、いいですね。

会場はこちら。「花より団子板」
光長寺 2004年4月5日


【追記】No.2
横山光輝さん、亡くなりました。
享年69。

少年時代の夢をありがとうございました。

【追記】No.1
晩飯の時に、ヒナが寝ぼけて出てきた。
なんかちょうだい。
そのうちに目的意識を失い、うつらうつらし始めた。

ヒナのひるね 2004年4月15日



横山光輝さん宅の自宅二階から出火、横山さんは重体。
つい先日、横山さんの未発表原稿が古書店の市に出るというのがニュースになったばかりだった。

http://www.asahi.com/national/update/0412/016.html

「開運! なんでも鑑定団」で2作合わせて1150万円と評価された原稿だそうで、落札額が話題になっていた。
今の若者はあまり知らないでしょうが、昭和30年代生まれの少年たちにとって、「横山光輝」はとてつもないビッグネームなのです。
「鉄人28号」とか「三国志」が冠に付くことが多いようですが、「バビル2世」「魔法使いサリー」「コメットさん」もそうです。
でも、私にとってはなんといっても「伊賀の影丸」です。

「伊賀の影丸」「忍者武芸帳 影丸伝」週刊少年サンデーに連載されたのが1961年(昭和36年)から1966年(昭和41年)なので、東京オリンピックを挟んだあの時期。
まだ小さかったので連載の最初の方は知りませんが、途中から夢中になって読んでいました。

「伊賀のカバ丸」はもちろんそこからタイトルを採っています。
「仮面の忍者赤影」は、「伊賀の影丸」が終わってしまって落胆したファンのために描かれた後続マンガです。
連載当初は「飛騨の赤影」でした。

公儀隠密少年忍者である影丸は、「影法師」「闇一族」「土蜘蛛五人衆」など強力な敵と、柔道や剣道のような団体戦の死闘を繰り広げます。
「木の葉がくれ」や「木の葉火輪」といった幻想的な忍術が得意の狸ワザ。

ナナフシという昆虫は、このマンガのおかげで知ったのでありました。
環境に合わせて体色を変える忍者が登場したのです。

当時はよくわかっていないのですが、伊賀の影丸はまさに権力の走狗そのものでありました。
もう少し成長してから、私はもう一人の「影丸」と出会います。
それが白土三平さんの「忍者武芸帳 影丸伝」。
伊賀の影丸とは正反対の側に描かれた影丸です。
つまり、国家権力ではなくて、人民の側に立った忍びなのです。

大島渚監督は、すべてマンガの絵で構成した映画『忍者武芸帳』まで作ってしまいました。

http://www.jmdb.ne.jp/1967/cq000490.htm

以下、「忍者武芸帳 影丸伝」カバー見返しより引用

-----------------------------------------------

一揆を指導して最後まで信長の権力に抵抗した一代の怪物影丸も、ついに捕らえられ、八つ裂きの刑に散った!!
だが、その刑死に先立って影丸の遺した言葉は何を意味するのか!?

“われらは遠くより来た。そして遠くまでいくのだ…”

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がんばれ!! タブチくん!!

  • Posted by: 幻泉館主人
  • 2004年3月21日 18:09
  • マンガ
【追記】No.5
今日から仕事が忙しいはずなのであった。
しかし、忙中閑あり。
午後事務所を抜け出して、浜へ行く途中にある神社に桜の花を撮りにいった。
その成果は花見会場にてご覧ください。

途中の歩道で、何枚か花の写真を撮る。
パンジーなんて何年ぶりに見たんだろう。
本当は毎年いろいろな花が咲いていたのだ。
要するに、その神社までの道を歩くのがひさしぶりなのだった。

パンジー 2004年3月21日

【追記】No.4
本日のヒナのひるね……じゃなくて、みづくろい。

今日は天気が好いので2階の廊下、ヒナのサンルームでお昼寝してました。
撮ろうとしたら起き上がり、寝ぼけてぐりぐりやってました。

ヒナのひるね 2004年3月21日

【追記】No.3
桜花は元々飛行機として開発されたものではない。
誘導装置として人間を用いる爆弾、最初から自殺兵器なのである。

一式陸攻の胴体下部に、本来吊るすはずの爆弾や魚雷の代わりに桜花を吊るす。
敵艦に近づいたら切り離して、敵艦に桜花のみが突っ込んでいく。
実際はほとんどが途中で一式陸攻もろともに撃墜されてしまったようだ。

若者たちが犬死にするように作られた、この人間爆弾を、米軍はBAKA BOMBと呼んだそうだ。

そんな特攻を推進した人物は、それほど多人数ではない。
満州事変にしてもそうだが、実はほんのひとにぎりの者が非常に重要な決定を行なっている。

桜花
このページでは特攻推進論者の一人として源田実の名が挙げられている。
航空自衛隊航空幕僚長という肩書きで終わっているが、もちろんその後参議院議員となった源田実と同一人物だ。

【追記】No.2
「ネットお花見会」を始める時に「あれ?」と思ったのだ。
桜の花になにかひっかかることがあったような。

思い出せずにいたのだが、さっき「執事」さんの日記を見てわかった。
桜はかつて大和魂の象徴とされていたのであった。
巨人本居宣長の歌が根拠ということになっている。

 敷島の大和心を人問はば朝日に匂ふ山桜花

平田派の歪曲がなくても、同じようなことになっていたのだろうか。
それはわからないのだが、菊の紋章を付けた皇軍は常に桜とともにあった。

特攻という人殺しを若者に強いたのは、菊と桜だった。
人間魚雷「回天」の時代、ロケット型特攻機が開発された。
その名も「桜花」。
人間爆弾だ。

桜って、花と散ってこいという散華思想の象徴だったんだ。
思い出したのだが、気分はすっきりしない。

【追記】No.1
あ、いかりや長介さん、亡くなりました。
のんびり市の隣町、竹取物語の地御出身なんですよ。
合掌。

「全国ネットお花見会」開催中!

さっきニュース映像でアーモンドの花を見ましたが、桜によく似ていました。
冬が戻ったみたいな感じですが、もうすぐ桜は本格的開花のはず。
お花見の時は、デジカメをお忘れなく。

会場はこちら。「花より団子板」
宮下公園




雨が降って寒いので、もうまるで動く気がしない。
必要最低限の用事を済ませて、あとは寝たきり中年。
冗談にならない。

枕元のラジカセでは比較的元気の良いアルバムがかかっているのだが、これはCDを取り替えるのが面倒なだけ。
いかんじゃあ。

寝床の周りもまたヒナのワンダーランドなのであるが、本の山を見て捨てなければならないなあなどと思う。
UNIX系のリファレンスはもう要らないだろ。
本物のUNIXなんぞ触ったことがない。
本を読んでLinuxをいじっていただけ。
サーバが安定したら、熱が冷めてしまった。

ただ、できればWindowなんぞとおさらばしたいと考えているので、LinuxやFreeBSDで統一したらまた必要になるのかも。
なんて思ってるから捨てられない。
今はインターネットで検索すればいいのだから、こういう本は不要なんだよね。

雑誌はどうする。
「噂の真相」「週刊金曜日」
このあたりが嵩ばってる。
やっぱりばっさり捨てるべきだろうなあ。

これをいかんせん、これをいかんせん。

昨年の11月に買った『がんばれ!! タブチくん!!』など眺める。
本当は買った日などまるで覚えていないのだが、楽天日記のおかげで日付がわかった。
11月17日に買ったのだ。
日記の日付は11月18日。

がんばれ!! タブチくん!!
『がんばれ!! タブチくん!! 阪神死闘篇』
      双葉社 文庫判 571円+悪税

帯がおかしいね。
「夢と希望とひさいち文庫
 タブチくんは永遠に仏滅です


そのままではわかりにくかろうと、選手の解説が付いている。
「タブチくんとその時代:選手名鑑」
登場人物は以下のとおり。
【田淵幸一】
【安田猛】
【古沢憲司】
【後藤次男】
【広岡達郎】
【大矢明彦】
【鈴木康二郎】
【チャーリー・マニエル】
【松岡弘】

阪神がクマさんこと後藤監督、ヤクルトが広岡監督の時代なんですな。
もちろんマンガには王さんや長島さんも出てくるが、名鑑には載っていない。
解説不要ということもあろうが、タブチくんの世界では脇役。
なんといっても、ヤスダ君やヒロオカ監督が最重用人物なのであります。

誤解してほしくないのだが、実際の田淵さんは安田さんはすごい選手だったのですよ。
まだ屋根のなかったころの後楽園球場へ日本ハムvs西武戦など見に行きましたが、高く上がる滞空時間の長い田淵さんのホームランはとてもきれいでした。
ああ、ソレイタなんて選手がいたなあ。
外野で見ているとフリーバッティングが恐いんです。

近くの吉野家で牛丼弁当など買って、のんびりと見てました。
わあわあ応援しなきゃいけない昨今のプロ野球は苦手。
のんびり観戦したいんですわ。

安田投手も、連続して防御率一位になったような選手なんですよ。
ノンプロ時代のグラウンドが当時はのんびり市にあったので、おなじみの選手です。
従姉の亭主が80年代に入ってすぐ亡くなったんだけど、野球が大好きな人で、安田はダチだぜみたいなことを言いたがりました。


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70年代フォークとガロ

  • Posted by: 幻泉館主人
  • 2004年2月18日 00:00
  • マンガ
ヒナの肉球

【追記】No.4

え?、猫の手です。
何の役にも立たないものの代表です。

ものを食べる時にちょこんと胸の下あたりに揃えてしまい、口だけで不器用に食らうので、役に立たないとされるのでしょうか。

でも、ひとさまの心を安らげてくれる、ありがたい肉球です。
先代のチビ君は黒トラで、体毛のベースは黒、肉球も黒でした。
ヒナは黒猫ですが、体毛のベースは白、肉球も色が薄くてピンクが基本です。

昼寝をしているヒナを見て、ふと撮影したくなりました。
左手で本体をば抱え上げて、右手でデジカメのシャッターを押す。
ノーファインダーなので、私の胸だけ写ったり、天井だけ写っていたりという失敗が何枚かあります。
結局あまりうまく撮れませんでした。
いつか再チャレンジします。

最初はねぼけておとなしくしていましたが、そのうち「いや?ん!」と言い始めました。
それでも意外におとなしくしております。
悪いことをされるわけではないのはわかっているようです。
いい迷惑だわな。

【追記】No.3
お、今日は日本VSオマーン戦があるじゃないですか。
ち、仕事だ。
そうそう、録画しておこう。
わ、NTV系列、最低。
あ、BS-1でやるじゃないか、良かった。

と、どたばた。
え?と、各行最初の一文字ずつを読んでも意味はありません。

【追記】No.2
NTTより連絡がありました。
工事のため地域IPネットワーク接続の中断があります。

>2月25日(水) 午前7時00分 ? 午前7時30分

要するに幻泉館鯖が停止します。
手作業で再接続するので、上記の時間から私が活動を開始するまで、サーバが停止します。
御利用の方、ごめんくださいませ。

【追記】No.1
今日も今日とて、夕方浜に行ってきました。
まあ、大変、めちゃくちゃな強風でした。
堤防の近くに車を停めると、いきなり車が揺れるのです。
フロントグラスが、見る見る潮で濡れていきます。
どひゃ。

堤防の上に立ってみます。
海の方を向くと呼吸ができません。
あっという間にメガネのレンズがびしょびしょになりました。

日没まで少し間があったので、車の中で待つことにしました。
犬を散歩させる人たちも、今日は堤防に上りません。

と思っていたら、待つ林の中から出てきた犬が、ご主人であるおばあさんを振り払って堤防の階段を上っていってしまいました。
おばあさんは途中から四つん這いになって階段を上っていきます。
だ、大丈夫かしらん?

姿が見えなくなったので、一応様子を見にいきました。
何かあったら救出しなければ。
おばあさんは、海に背を向けて堤防に腰をおろしていました。
私より慣れているようです。
そうですね、毎日散歩に来ているのでしょう。

画像だと静かな海に見えますが、今日はこんな強風の中で撮影したのであります。
空はとてもよく晴れていたのですが、水平線の近くには雲が出てしまいました。
残念。

明日は市内の私立高校のマラソン大会があるという看板が立っていました。
のんびり東高の時は風もない好天でしたが、こんな天気だったら1km走るのも困難です。
明日は凪いでくれるといいですね。

帰ってきてからクリーナーでデジカメをきれいに拭きました。
まさにヘビーデューティでございました。

更新しました♪
[I Love Sunset!]夕陽が好き!
千本浜 2004年2月17日




ヒナのワンダーランド、つまり私の書斎から雑誌を発掘。
「月刊 ガロ」1993年7月号
特集「70年代フォークとガロ」
表紙は安部慎一さん、アベシン描くところのギターを弾く女性であります。

実はこの特集で貴重なのは、鈴木翁二さんの「ギター壊し浮かれた」が、おそらくは最初に発表された時の形で掲載されているところです。
翁二さんは単行本に収録される時にじゃんじゃん手を入れてしまうので、最初にいいなと思った作品を後から読もうとすると、どうも違和感が残るのです。

特集の印象としては、ぐゎらん堂の雰囲気がメインでしょうか。
ぐゎらん堂主人・村瀬春樹
ゆみこ・ながい・むらせ
高田渡
シバ
加川良
友部正人
あがた森魚
中山ラビ

ソウソウたるメンバーが、写真入りでインタビューや対談に登場しております。
子育て時代のラビさんの写真、貴重ですぞ。

私は十年寝太郎君だったので、これが1993年の雑誌だと言われてもあんまりピンと来ない。
今、三十年前を振り返っても、意識が変わらないと思うのです。
でもさすがに雑誌、十年前の雑誌らしいところもたくさんあります。

特集に知久寿焼君が「友部さんに憧れて」などと登場しています。
1983年に池袋の路上にしゃがみこんでギター&ハーモニカで歌う知久君、てっぺんがはねてますけど長髪です♪

映画『オートバイ少女』や『ゲンセンカン主人』はこのころ作られているのですね。
記事や試写会招待などが載っています。

そして、小さな第二特集とでも言うべきものが。
自殺したマンガ家、山田花子さんの一周忌だったのです。
大槻ケンヂさんや、山田花子さんの家族が文章を寄せています。
「1992年5月24日19:30」なんだそうです。

ガロ 1993年7月号

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楠勝平作品集『彩雪に舞う…』

  • Posted by: 幻泉館主人
  • 2004年1月13日 00:00
  • マンガ
【追記】No.1
今日の午後は葬儀日程の確認で待機していたのだが、結局明日通夜、明後日葬式ということになった。
あわてて浜へ夕陽の撮影に。

これがまあ、すごい強風。
堤防の上には誰も人がいない。
普通に立っていられないんですもの。
階段の手すりにつかまって撮影しましたが、波のしぶきが飛んでくるんです。
空は晴れているのに水平線近くに雲が出てしまったのも残念。
撮影が終わると、唇が塩辛くなってました。

更新しました。
夕陽が好き![I Love Sunset!]
2004年1月13日 千本浜




楠勝平さんというマンガ家がいたのをご存知だろうか。
白土三平さんのアシスタントをしていた、『ガロ』の作家。
1974年に30歳で亡くなった。
画像付きで作品リストを掲載しているサイトを見つけたので、ご覧になってください。
だいたい雰囲気がわかると思います。
作品リスト

楠勝平作品集『彩雪に舞う…』心臓弁膜症だったそうで、緩い坂道でも長い時間をかけないと歩けないというほど身体が弱かったそうだ。

サナトリウムを舞台としたようなマンガもあったが、江戸時代を舞台とした人情ものが得意だった。
とても現実感覚を喪失したような登場人物が描かれることがあったのは、自分の生命があまり残っていないと知っていたからかもしれない。
「生命紙風船」といったようなふわりとした人が出てくるのだ。
そうでなくても、死と隣接した話が多い。

一昨年だと思うが、青林工芸舎から作品集が出ているのを知って、あわてて注文した覚えがある。
今はamazonで検索すると品切れ表示になってしまう。
あら、本が見つからないわ。
雑誌『ガロ』の別冊特集号を例によって格安で入手したはずなのだが、これも今発掘できない。
あらあら。

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アトムの子

  • Posted by: 幻泉館主人
  • 2004年1月 7日 00:00
  • マンガ
【追記】No.3
お問い合わせをいただいたのですが、年末年始に行なったイベントの会場は閲覧が可能です。
ページトップ右下[ お気に入り一覧 ]から行けますが、以下の3ヵ所です。

【祭りのあと】顰蹙イベント会場
不眠酒場
 「ネット忘年会」会場。現在休業中。
プチコスプレ会場
  「プチコスプレ劇場」会場。現在休業中
雑煮自慢
 「雑煮自慢大会」会場。現在休業中。

【追記】No.2
午後になって曇ってしまったのだが、きれいな夕陽が見えたので仕事を抜けてIPへ走る。
ふとメモリーカードを買うことを思いつく。
付属していた16MBのSDメモリーカードでは、12枚しか撮影できないのだ。
浜へ撮影に行くときなどはPentaxのカメラを持って行くのでまったく問題ないのだが、実は東京でオフをした時、もっと写真を撮っておきたかったのだ。

奮発して128MBのSDメモリーカードを買って事務所に戻る。
差し替えて驚いた。
残り撮影枚数、99枚。
2560*1920の画像が99枚はすごい。
普通はそんなに貯めないと思うのだが、これで出先でも安心。
今のところバッテリーも長持ちしているが、次ぎはそのあたりの問題かな。

IP屋上駐車場より 2004年1月7日

【追記】No.1
七草粥をいただいてまいりました。
大根がなかったんで、蕪。
他には菜の花しかなくて、種類が少なくなってしまったのが残念。
あまり塩味は付けなない方がいいですね。
野菜の味と香りがおいしゅうございました。

外に出してあったお餅は黴が出てきました。
あ?あ、お正月終わっちゃった。



夕方買い物に出たのだが、買いたいものが二つあった。

一つは百人一首のCD。
これがなかなか見つからないのだ。
CDショップと本屋さんにはない。
おかしいなあと思って結局おもちゃ売り場に行くと、なんのことはないかるたにおまけでCDが付いているのだ。

かるたの封は切っていないが、CDの方を繰り返して聴く。
なるほどなあ、便利になったものだ。
ランダム演奏で読み上げさせればいいのですね。
お手つき用に1首余分な歌を読み上げていたのは、ちょっといただけない。

二十年ほど前に在籍していた零細出版社では、古典的ないろはかるたを出していた。
私が入る前には秋に行商のように注文をとって、正月の餅代を稼いでいたそうだ。
私の時には生協で注文をとったり、都内の絵本ショップにおいてもらったりした。

もう一つ買いたかったのは、スリッパ。
冬用のもこもこしたやつだ。
今使っているのは、買ってから十年以上経つ。
あらいぐまなのかな、タヌキなのかな、とにかく動物の顔になっているもの。

コタツを使わなくなったので、部屋履きとして必需品。
毎年大活躍してきたので、もう片方のやつは鼻を模したボタンが取れているし、底もだいぶすりきれた。
とっくにお役払いをしてあげなければいけないのだが、なかなか気に入るものがない。

だいたい私は小さなころから、同じものばかり着てしまうという癖がある。
「かたきのように」というやつ。
あ、思い出した。
パンツ画像があったな。
妙なものを蔵出ししておきます。



【2003年4月5日付日録より】
[アトムの子]

鉄腕アトムのパンツさあ、幻泉館日録もいよいよ下ネタだ。
しかも画像付き。
申し訳ないが、未使用だ。
買ったばかりだもので。

今日は明らかにハズレの日。
だから、買い物でむしゃくしゃを発散させようとしたのです。
でも、買うものがなかったのね。
しょうがないからパンツ買いました、パンツ。
トランクス型です。
おやぢのパンツ画像、最低ですね。

もうすぐアトムの誕生日なので、そういうグッズが多いらしい。
けど、記念品を買おうとも思わないのです。
ふと目に入ったこんなもの買ったのは、単に必要なのを思い出したから。
2枚1,280円、同じ柄のを買いました。
小学生のころにアトムのパジャマを着てたのも思い出しました。

だいたい昭和30年代生まれのおじさんたちは、「アトムの子」です。
1980年代の子供達をあまり「ドラえもんの子」とは言えないと思うけど、ぼくらはやっぱり「アトムの子」なんです。
ここで普段苦手な「ぼくら」という言葉を使ったのは、当時の雑誌でそういうのがあったからです。
70年代80年代は週刊少年マンガ誌が栄えましたが、それ以前は月刊漫画雑誌の時代だったのです。
鉄腕アトムが連載されていたのは『少年』。
ほかに『ぼくら』『冒険王』『漫画王』なんてのがあったのです。
月刊誌ですから、一月の間に何度も繰り返して読みます。
善悪の判断基準を、アトムの苦悩とともに学んだりしました。

誰かもそんなことを書いていましたが、ぼくらは少年時代にアトムと一緒に21世紀を生きてしまいました。
だから、現実に訪れた21世紀は、実は間違った現実なのだという認識を密かに抱いています。

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『黒旗水滸伝』(竹中労)

  • Posted by: 幻泉館主人
  • 2003年12月10日 00:00
  • マンガ
【追記】No.3.5

本日の夕陽

IP 屋上 2003年12月10日

【追記】No.2.5
寒くて目が覚めてしまったわ。
ちゃんとした布団を出さないといけないな。

なんだか心も寒い。
あのどうしようもないおやじというイメージの人が首相を続けていれば、絶対に海外派兵なんて国民は許さなかっただろうに。
さわやかに踊り出た政治家は恐い。
やっぱり「ファシズムはさわやかに登場する」のだ。

どうしてこんな時期にあんな人物が防衛庁長官をやっているのか、ではない。
あんな人物が防衛庁長官をやっているから、こんな事態になってしまったのだ。

都知事が無責任な極右的発言を繰り返すのを許すだけでなく喝采を送ったりする国民。
幻ちゃんみたいな日和見クンが極左に見えたりするのは、国民の「常識」が急速に右旋回したからだ。
でも、本当にそれが常識なのか?
寒い、寒い。

【追記】No.1.5
夕陽好き、満月好きが知られてきたので、時々携帯にもメールをもらうようになった。
実は昨日の追記の前にもメールをもらったのだ。
「月、すごいきれいですよ!!」
まったく別の場所で同じ月を見て、きれいだなあと思っているのはいいなと思う。

のんびり市は夜空が明るいので、星は少ないと思う。
でも、今夜の月ははっきり輝いていました。

空が落ちてきたらどうしよう。
杞憂の話が好きだ。
ありえないようなことを心配することを愚かだと言っているのだが、でも、初めてその話を読んだ時から、その人はなんだか素敵だなと思った。

「空が落ちてきたらどうしよう」
ナベサダさんがそういう曲を演奏してたな。
銀座のクラブで演奏したライブだったと思う。

まあ、そんな言葉が好きなんてのは夢想家の証明だ。

 ♪ You may say I’m a dreamer
 ♪ But I’m not the only one
 ♪ I hope some day you’ll join us
 ♪ And the world will be as one.



--------------------------------------------
「楽天広場年忘れプチコスプレ劇場」しませんか?

場所:幻泉館特設プチコスプレ会場
   URLは開始時刻にここ、幻泉館日録@楽天にて発表

期間:12月14日(日)00:00 ? 21日(日)24:00

お題:私のお気に入り(美少年,美少女、大根,天使など)

画像を出展する方も見てる方もやさしいコメントをしてあげてください。
お問い合わせは、幻泉館主人またはizumatsuさんまで。

                主催者chappi
--------------------------------------------

主催者chappiさんが「コスプレ大会」の告知文を書いてくださいました。
本当はもっとめちゃくちゃ炸裂していたのですが、「幻泉館閻魔大王様の検閲」で簡素なものとなってしまいました。

chappiさんは楽天広場参入予定なのですが、忙しいため今はizumatsuさんの非楽天サイトの掲示板に常駐しています。
幻泉館本館の掲示板にも訪れてくださっています。
お問い合わせや建設的御意見、提案などは上記掲示板へお願いします。

chappiさんはまだホームページがないので簡単に御紹介しておくと、要するに永遠の美少女です。
もずくに化けたり、猫に化けたり、とっても素敵な方です。
せっかくなので、下にchappiさんが作った原案二つを付記しておきます。
「禁じ手」に関しては何も決めていません。
参加者の良識でイケルと思います。

--------------------------------------------
ラフ案(1)
お題:「2003年よさようなら楽天プチコスプレッソ」
趣旨:する方も見る方も今年最後の華麗な炸裂。テーマはご自由。お気に入りのエスプレッソをちびちびやりながら、鑑賞&思いやりのあるコメント、過ぎ行く年に別れを告げる。
心構え:仮装ではなく、上品なコスプレにてっすること。
   あくまでも「プチ」。
   「上品」と「プチ」の解釈は各自にまかせます。

「禁じ手」に追記。
美しいうしろ姿OK。
ただし、お尻と大草原の輝きを強調してはならない。
ひざから下は露出OK.
ただし、つめは切っておくこと。男性の方はすね毛はそってください。
手作りのコスプレッソグッズや、そのへんにころがっているものならOK.
ただし、生ものはなるべく使用しないこと。

ラフ案(2)
「さようなら2003年楽天プチコスプレ劇場」
―今年最後のお楽しみ。ぷちっとはじけてこすぷれようよ。よってみてね,さわってみてね(画面だけ)。テーマはご自由、お気の召すまま。画像アップに胸おどらそう。

場所:幻泉館特別記念シアター「コスプレの間」
期間:12月14日?20日
主催:chappi
協賛:幻泉館主人、izumatsuさん

おひまな方は何点でも出展できます。
作品を出した方も、見てるだけの方も、やさしいコメントしてあげて下さい。
お願い
 1.素顔の露出はお断りいたします。お尻以外のうしろ姿は大丈夫です。
 2.下半身の露出はお断りいたします。
   ひざから下は大丈夫ですが、できればすね毛はそっておいてください。
 3.コスプレのための高価なお買い物はお控えください。
   手作り、そのへんにころがってるもので大丈夫。
   にゃんこさんでも。
--------------------------------------------



寒いので寝床に潜り込み、先日届いた『黒旗水滸伝 大正地獄篇 上巻』をぱらぱらと読む。
例の総会屋系新左翼雑誌『現代の眼』の1975年10月号?1980年7月号に掲載された作品である。
黒旗水滸伝
上段三分の二を若きかわぐちかいじが描き、下段三分の一に竹中労の文章が綴られる。
ただし、上の絵の中にも下と並行して竹中労の話が書かれている。
連載中にとびとびで読んでいたのだが、三十年近く経ってやっとまとまった形で読めるようになるとは思わなかった。

冒頭「梁山泊宣言」の後には「プロロオグ」として上段の絵物語では、八重山群島のマラリヤが描かれる。
ニッポン、ヤマトによって作り出された地獄である。
「言遣り節」が引用される。

 ♪ 譬りばん物無ぬ 比びりばん事無ぬ
 ♪ 肝絶いて 胸煙立ち通し
 
 何にたとえようもなく くらべることもできぬこの悲惨苦を
 心絶えるばかりに胸を焼く 俺たちの悲しみを……

下段は連載開始の口上。
”辺境”より出撃せよ!!
懐かしいアジテーションだ。
被差別窮民革命を訴え、既成左翼に対する批判が続く。

そうか、こんなふうに始まっていたのか。
大正期アナキスト列伝だと思っていたら、「現代」の話が続くのである。
ただ、東アジア反日武装戦線の手法を批判し、「花」こそが武器でなければならないと訴えている。
意外な主張だが、竹中労さんは芸能ジャーナリストだったのだということを思い出す。
最後の著書『「たま」の本』では、「たま」を現代のビートルズと持ち上げていた。

琉球やアイヌは国内の辺境であったが、つまりそれは国外であるべきだという主張を含んでいる。
琉球共和国やウレシパ・モシリが独立運動を展開させたら、ニッポン・ヤマトは圧殺にかかるはずだ。

かつて日本の植民地であった国々は、当時の辺境である。
izumatsu君が書いているが、彼のお母さんは植民地時代の朝鮮で生まれた。
自分が生まれ、そして温かく育んでくれた土地が植民地だったのである。
私の母はizumatsu君のお母さんと同じ年齢で、やはり植民地時代の台湾で生まれた。
小さいころに引き揚げてきたのだが、やはり温かい故郷として台湾が感じられるようだ。

母は親を早く亡くしたので弟妹を抱えて苦労することになった。
女学校を卒業すると、東京都の教員養成所で促成教育によって小学校の教員になる。
戦争中だったので、なんと半年で教師を作り上げていたのだそうだ。
そしてすぐに学童疎開の引率という、大変な仕事をすることとなった。

母には、食べ物を均等に分けることができるという特技がある。
どんな形のものでも、どんなに種類が混ざっていても、選ぶ側が考え込むほどに、どれをとっても同じ価値に見えるように分割できるのだ。
飢えた幼い子供たちの前で食べ物を分けて配るということをしていたからだ。
それを、今で言えば高校を出たばかりの若い娘が毎日毎日仕事でやっていたのである。
戦争が生んだ悲しい特技だ。

もう一つ特技がある。
人の死ぬ日がわかる。
「今日だよ」と、医者よりも先に当ててしまう。
幼い頃からあまりにも多くの死を看取ってきたからなのだろう。
先代の猫チビ君も、そうやって畳の上で死んだのだった。

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さよならは別れの言葉じゃなくて

  • Posted by: 幻泉館主人
  • 2003年12月 9日 00:00
  • マンガ
【追記】No.4
きれいな夕陽だった。
撮影に出ることができず、残念。

【追記】No.3
今年の夏、渡辺多恵子さんの『はじめちゃんが一番!』を借りた。
というより、若者におしつけられた。
で、おもしろく読んでしまった。
ギャグが基調のアイドルミーハーマンガなのだが、心に残るエピソードもいくつかあった。

第10巻にある、「かずや君」と「佐伯ゲロ子」の話にはほろっときてしまう。

僕が発した心ない一言で、どれだけの人の心を傷つけてきたことだろう。
死んでしまった者にはもう謝れない。
化けて出てきてくれないものか。
マンガの方は救いを描いてくれているが、現実にはそんな救いは用意されていない。
思い残しを胸に抱いて人は逝き、同様に思い残しを胸に抱いて人は生き続ける。

はじめちゃんが一番! > 言えなかった一言を
 > 空に向けて言うことに
 >
 > 何か意味が
 > あるんだろうか

ちょうどそのころ、僕はある方から一通の手紙を受け取った。
そういう言葉は書いてないのだが、僕にはこう読めた。
「☆★やん、人を愛しなさい」

本当になんということはない、時候のあいさつのような手紙に落涙した。
ずっと人はどうして生きなければならないか考えていた、その答えをもらったように思った。
「人は人を幸せにするために生きなければならないんだよ」

このごろ、よく空を見る。
夕陽もいいけど、満月の夕もとても良かった。
知らない間に、言えなかった一言を空に向けて投げかけて、心を浄化してもらっているのかもしれない。

【追記】No.2
「深夜放送」を本館日録で検索してみる。
意外にあまり書いてない。
その中から、日付は去年のクリスマスだけど、内容はクリスマスイブのことが書いてあるものを蔵出しいたします。

元々お祭りは好きなんだけど、クリスマスというのは毎年実に縁のないお祭りなんです。
なんせ0勝十敗ですから。(なんのこっちゃ)

そういえばずっと飲みに行ってなかったのは、カラオケのせいもあるな。
「飲みに行く」=「カラオケ」みたいな人しか近くにいないので、毎回パスしてるんですね。
「九州県人会」みたいな宴会も嫌いです。
嫌な思いを我慢してその場にいるよりは、さっさと帰ってしまうのです。
協調性ないです。
職場でこんなのが部下にいたら、操作性最低です。

のどかな県のんびり市は、文化果つる地でもありまして、パチンコ屋さんとカラオケ屋さんばかりが栄えているところです。
ついでに書いておくと、天下り土建屋行政でもあります。
あんまり悪口は書きたくないので、はい、以下自家引用。

-----------------------------------------------

【2002年12月25日付日録】
[ めりくり! 雑誌三昧 ]

クリスマスイブの午後、ふらふらと繁華街へ。
あれれ、人がいない。
地方都市の平日の午後、まあこんなものなのか。
KFC前の人の列と、聖歌を歌う合唱隊以外は、さびしいものでありました。
本屋さんでいろいろな雑誌を購入。

『文芸ポスト』冬号 特集「深夜放送の黄金時代」小学館 定価780円
『SFマガジン』1月号 特集「フィリップ・K・ディック 原作映画の世界」 早川書房 定価890円
『季刊サッカー批評』issue17 特集「LIVING FOOTBALL 2003」 双葉社 定価1143円+悪税
『季刊本とコンピュータ』2002冬号 トランスアート 定価1500円+悪税
『月刊SkyPerfecTV!』1月号 ぴあ 定価480円

『SFマガジン』って、買うの何年ぶりだろう。
何十年ぶりかも。
いちばん一所懸命に読んだのは、小中学校のころ図書館で借りて読んだころかな。
筒井康隆センセイの「脱走と追跡のサンバ」は、雑誌で読んでびっくりした憶えがある。
壊れた列車が走っているような挿絵が良かった。
今回はディックの特集なので購入した。
『シナリオ版 ユービック』が読みたかったのです。
翻訳が浅倉久志さんというのがいい。
どんな人なのかまったく知らないけど、この人のディックがいいと思う。

文芸ポスト『文芸ポスト』は付録にCDが付いているので買った。
オールナイトニッポン、パックインミュージック、セイヤング!の深夜放送御三家の音源入り。
早速聴いたのだが、予想より収録時間が短くてやや欲求不満。
この雑誌、特集以外にワタクシが読むところがないのですよ。

 * 「オールナイトニッポン」(ニッポン放送)
 *  『亀渕昭信「ビアフラ食料支援!呼びかけ編」・1970年1月25日放送分』
 * 「セイ!ヤング」(文化放送)
 *  『谷村新司&ばんばひろふみ「来年の星座占い」・1977年11月24日放送分』
 * 「パックインミュージック」(TBSラジオ)
 *  『林美雄「パックインミュージック最終回」・1982年7月31日放送分』
 *  『桝井論平「桝井論平30歳になる」・1969年11月16日放送分』
 *  『野沢那智&白石冬美「ナッチャコパック最終回」・1982年7月30日放送分』



【追記】No.1
[ 桜 葉 ]さんは末期ガンの患者でした。
余命半年という宣告を受けて、来年の桜の花はもう見ることができないだろうということで、ハンドルを[ 桜 葉 ]に変えたのだったと記憶しています。

本当は「頑張ってください」と書き込みたかったのですが、自分よりもずっと頑張って生きている人には不遜だと思い、書き込むことができませんでした。
黙ってリンクに追加したところ、私の日記を読んでいてくださったようです。

[ 桜 葉 ]さんは幻泉館日録@楽天に、足跡を残していってくださいました。
彼のサイトでは見えなかった、ある人物像が少しだけ見えます。

10月4日(土) ♪満鉄の金ポタンのパカヤロウ♪

10月31日(金) 岡林信康「山谷ブルース」(1969年)

楽天広場の良さというのは、こんなふうに、PCおたくでも通信おたくでもない普通の人が普通にサイトを作れることにあると思う。
もちろん、「楽天市場」のシステムに取り込もうとする商売の一部であるし、ファシズムの露払いのような連中も群れる。
ただ、それは私たちが生きているリアル・ワールドでも同じことだろう。

前から感じていたことだが、楽天広場は中学生・高校生の時に私が浸った「深夜放送」の世界にも似たところがある。
御多分にもれず、私もDJというのになりたかった。
今のDJとはだいぶ違うよ。
ハガキを読んで、曲をかけるんだ。
受験生、トラックの運転手さん、それから長期の入院生活を送っている人。
深夜の「もうひとつの広場」はこんな人たちが集まる場所だった。
結局立教大学に進学したと思うのだが、「早稲田の星」というペンネームの予備校生が有名人だったりしたなあ。
長く続いている番組だと、常連さんの中で亡くなる人もいる。
局アナのくせに、亡くなった人の最後のリクエストカードを読み上げながら泣いてしまう。
聴いている僕たちも、友人が死んだかのように、放送を聴きながら泣いてしまうのだ。

僕が今こんなふうに日記らしくない日記を書いているのは、凝りに凝ったリクエストカードを書いているようなものなのかもしれない。
おまけに自分でそれを読み上げるDJの役までこなしている。

編集ページに[日記リンクした数]が一つ減っていた。
[ 桜 葉 ]さんのサイトが消えたのである。



[ 桜 葉 ]さんからサイトを一旦閉鎖するというご連絡をいただいた。
ただ一方的にリンクをさせていただき、黙って見ていただけなのに、申し訳ない。
書き込む勇気がありませんでした。
いつかまたお会いできる日を待っています。

お風呂に入ってあたたまってから、追記で日録を書くことにいたします。

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ざしきわらし / Lennon Legend

  • Posted by: 幻泉館主人
  • 2003年11月25日 00:00
  • マンガ
依然発熱したまま夜なべ仕事を抱え、蔵出し継続。
う?ん、何にしようか。

プロフィール画像はちょっとやりすぎ。
吾妻ひでおさんのマンガに出てくる変質者っぽいキャラクターを狙ったのですが、かえって汚いところが隠れて美化されたという説も。
【追記】
 リクエストがあったので、もう一枚。
 不採用画像を本館にアップしました。
 いわゆるオルターナティブ・テイクですな。
 物好きな方はご覧くださいませ。
 幻泉館本館

本物は子泣きじじいみたいな中年おやぢです。
砂かけばばあ、いや、ムーミンやトトロでもいいです。
少しだけ妖かしのもの、妖怪や妖精の類いが入ってるかも。

それでざしきわらしのことをいつか書いたのを思い出しました。
だらだらと、ごく普通に書いた日記。
70年代だし、音楽のことも書いてあるし、まんまいきます。

ジャンボ君というのは、私が高校生の時に買ったフォークギター。
Martinを買ったらまったく触らなくなったので、里子に出しました。
あやりん(仮名♀十代)とあやりんママ(仮名♀年齢内緒)にかわいがってもらっているようです。



【2003年6月15日付日録】
[ざしきわらし / Lennon Legend]

6/13(金)の深夜。
特に悪いことも起こらなかったので、まずまずの一日か。

早く読めという無言の圧力の下で少しずつ『うしおととら』を読み進めていたら、座敷童が出てきた。
ふと吉田秋生さんの描いていた「ざしきわらし」が読みたくなった。
大きめのコミックはどこかに行ってしまったが、文庫で買い直したものがすぐに出てきた。

吉田秋生『きつねのよめいり』ああ、これこれ。
初期短編集なんですね、『きつねのよめいり』。
傑作『カリフォルニア物語』を連載中に絵柄が変わってしまうのですが、急成長したころの作品です。

「ざしきわらし」は本当に短い作品なんですが、妙に心に残っていて、時々眺めたくなります。
座敷童はもちろん柳田国男『遠野物語』に記述のある神様です。
毎度おなじみ『広辞苑』。

> * ざしき‐わらし【座敷童】
> 東北地方の旧家に住むと信じられている家神。
> 小児の形をして顔が赤く、髪を垂れているという。
> 枕返しなどのいたずらもするが、居なくなるとそ
> の家が衰えるという。

これがどうにも心惹かれる神様なんですね。
吉田秋生さんの「ざしきわらし」では、

> 子供ならだれでもよく知っていて
> けれど
> おとなになると
> いつか会えなくなってしまう
> なつかしい友だち

という設定になっています。
いろいろなことがあって、人はだんだん子供のころのことを忘れてしまい、大人には座敷童が見えない。
本当は私にはもう見えないんですが、でも見えるような気がすることがあります。

ジャンボ君はあやりんにかわいがってもらっているらしいが、楽譜がないという声が聞こえきた。
歌本を何冊か持っていって、必要なものだけコピーしてもらおうと思ったら、意外に『フォーク・ビレッジ 1001曲』は歌える曲が多いらしい。
コピーも面倒なので、本をそのまま貸してしまう。
以前映画『I AM SAM』のサントラ盤でまゆぞう&あやりんが覚えて楽しそうに歌っていた「TWO OF US」が、古い『ヤングギター』誌の切り抜きにあったので、コピーしてみる。
隅が欠けてるし、黒地にシアンの文字色なので、まるで古文書のようである。
妙な楽譜。
二人ともまだ「F」が弱点なんだそうな。
そこを越えれば恐いものはないぞ。
(少しウソです)
マスターしてくれたまえ。

本日はワタクシ、ジョン・レノンの一日でした。
フランスW杯の年に出たベストものを輸入盤で注文していたのだ。
これはダビングしたはずなのだが、あまり聴いていなかった。
あらためて聴くと、実にいい。
名曲揃い。
映画『スタンド・バイ・ミー』のヒット以来、「STAND BY ME」はベン E. キングが完全に復活しましたが、ジョン君のもいいですよ。
やっぱSimon & Garfunkelより、John Lennonのが好きだわ。
この2枚のベスト盤をMDにダビングしながら書いております。

> Keep you doped with religion and sex and TV
> And you think you’re so clever and classless and free
> But you’re still fucking peasants as far as I can see

宗教漬け、セックス漬け、テレビ漬けの暮らしを続けてみなよ
自分がとっても賢いと、階級なんてものはないと、自由だと思えるだろう
でも、俺の見たところでは相変わらずの水呑み百姓だぜ

        WORKING CLASS HERO
        (労働者階級の英雄)
        幻泉館主人 私訳・試訳

Lennon Legend: The Very Best Of John Lennon
Lennon Legend: The Very Best Of John LennonU.S. 定価: $16.98
amazon価格:¥1,651
1998年2月24日

1. Imagine
2. Instant Karma!
3. Mother (Single Edit)
4. Jealous Guy
5. Power To The People
6. Cold Turkey
7. Love
8. Mind Games
9. Whatever Gets You Thru The Night
10. #9 Dream
11. Stand By Me
12. (Just Like) Starting Over
13. Woman
14. Beautiful Boy (Darling Boy)
15. Watching The Wheels
16. Nobody Told Me
17. Borrowed Time
18. Working Class Hero
19. Happy Xmas (War Is Over)
20. Give Peace A Chance



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ミッキー君、おめでとうございました

  • Posted by: 幻泉館主人
  • 2003年11月21日 00:00
  • マンガ
【追記】
 スタンリー・キューブリック監督の『フルメタル・ジャケット』。
 スピルバーグ君あたりとは全然格が違う戦争映画でしたな。
 あの映画のラストシーンが、私が持っているミッキー君のイメージなのです。

----------------------------------------------------------

ミッキー・マウスの誕生日に本館で書いておいたものです。
楽天広場にアップしようとしてすっかり忘れておりました。
実にまぬけです。
11月18日、ミッキー・マウス君、おめでとうさんでした。
そうか、彼もいい男が多いという蠍座だったのですね。



Yahoo!オークションには「アラート」という機能があって、自分で設定した語句を含んだ出品があると知らせてくれる。
私の場合はこんな言葉を設定してある。

 ホン・ヨンウン
 中山ラビ
 まんがNo.1
 ソングライター・ルネッサンス
 フォークリポート
 岩井宏
 五つの赤い風船
 桜三月散歩道
 樹村みのり
 深夜放送
 水牛楽団
 六文銭

いずれもある狙いがあっての設定だが、時々妙なものがひっかかる。
検索語を狙って、やたらに関係ない言葉を詰め込んだ出品者もいて、これはかなり不愉快。
ま、楽天広場にもありますな、タイトルと内容が関係ない人 > オレだ、オレ。

今日は、コンサートのチケットがひっかかりました。
500円は安いなあと思ったら、これは予約番号譲渡金。
なるほどなあ、チケット取れないんだろうなあ。
と思って検索したら、簡単にチケット買えてしまいました。
Yahoo!オークションで入札できる人なら、絶対に予約できるチケットでした。
手数料500円……ひどい出品者だなあ。
おお、「システム利用料3%負担願います」だって。
ずいぶんひさしぶりのコンサート。
これを励みにお仕事がんばろう。

さて、今日(11/18)はミッキーマウスの誕生日なんだそうです。
1928年、『蒸気船ウィリー』が公開された日という話です。
おめでとう、ミッキー!

それで、以前日録にミッキー・マウスのことを書いたのを思い出しました。
本人が忘れてるんだから、ほとんどのお客さんは忘れてると思いますので、自家引用します。
いわゆる蔵だし。
2003年1月19日付日録の後半、[Oswald Rabbit]です。
あれ?
Mickey Mouseじゃないの?



夜中に朝日新聞のサイトasahi.comで読んだ記事がなくなってる。
なんだろうな。
こういうのは訂正記事とか出ないのかしら。
アメリカで著作権延長法を憲法違反だと訴訟を起こした人がいて、その判決が出たという記事です。
「ディズニーとアメリカが勝った」という、明らかに敗れた原告側べったりの記事だったんじゃが。
英語を日本語訳した関連記事もなくなってる。
もしかして、まだ判決出てない?
関連記事の方には「ノートルダムのせむしおとこ」なんて言葉があって、朝日新聞も大胆だなあと思ったのですよ。

盗作『ライオン・キング』とまで行かなくても、ディズニーの長編アニメは意外にオリジナル・ストーリーが少ない。
ただし、ディズニーはたとえば『ノートルダムの鐘』原作者ユーゴーに使用料を払ってはいない。
著作権者がいないからだ。
あれ、いないんだろうか?

いないんです、法律で著作権者の死後何年と決められているから。
今は何年ということになってるの?
アメリカでは制作後75年だったものが、95年に延長されたそうです。
これはミッキー・マウスの著作権が2003年に切れてしまうのを、ディズニーがメジャー映画会社と結託してあと20年延長させたものです。
金の成る木ですから、そうそう簡単には手放せないということね。
こういう期限延長は、アメリカではこの40年間に11回も行っているのだそうな。

先人の知的財産を駆使して作ったものを、自分だけ契約処理して抜け駆けしたビル・ゲイツ君の手法とよく似ています。
ずるずるとどこまでもどんどんイっちゃうという見本みたいなもの。
天下の悪税・消費税と同じで、いったん味をしめると際限がありません。

ところでミッキー・マウス君なんですが、中学高校の英語教材なんかで誕生伝説を読まされたことがありませんか。
教科書にも載っちゃったりするような、ああいう英語教材ってどうしてあんなにウソが多いんでしょう。

ミッキー・マウスに関して言えば、あれはウォルト・ディズニー氏が自分自身から盗用したデザインらしいです。
ネタ元はオズワルド・ザ・ラッキー・ラビット。
下の絵をご覧ください。
初期のミッキー・マウスとほぼ同じキャラクターですね。

ウォルト・ディズニー氏はミッキー・マウス誕生前年の1927年にこのオズワルド・ザ・ラッキー・ラビットを創造しました。
ところが契約でハメられて、このキャラクターを映画会社に取られたのだそうです。
おまけにスタッフまで引き抜かれて。
そこで残ったスタッフと二人でオズワルドからでっちあげたキャラクターがミッキー・マウス。
最初の失敗に懲りて、後はビル・ゲイツのアニキ分といったような進撃を続けることになるわけです。

Oswald The Lucky Rabbit
Oswald The Lucky Rabbit


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いしいひさいち『バイトくん』(1977年)

  • Posted by: 幻泉館主人
  • 2003年11月18日 00:00
  • マンガ
【さらに追記】
チョムスキー『9.11』日本語版のトンデモ誤訳について。

実は聖書学者田川建三さんのサイトに『9.11』の誤訳をまとめるというようなことが書いてあったので、それなら待てばいいやと思っていたのです。
http://www6.ocn.ne.jp/~tagawakn/index.html
ところが忙しい方なので、なかなか手が回らないようなんですね。
誤訳の指摘なんて作業は、実にばかばかしいことですし。

googleで検索してみると、さすがにこの本の誤訳は気になる人が多いようで、こんなサイトもありました。
http://plaza11.mbn.or.jp/~subarugaikokugo/inada.html
大学院入試対策のゼミをやってる方ですね。
こういうわけのわからん日本語が出てきたら、誤訳だそうです。

 > 人材をひっぱる溜め池」
 >「皇帝国家」
 >「米国の夜の投下」
 >「ぎりぎり必要な食糧のお預け期間」
 >「この静かな皆殺しに、やさしくなってもらいたい」
 >「同伴者の被害」

ね、やっぱり読む気がしなくなってきたでしょ?

翻訳には誤訳が付き物です。
私は極めて温厚な性格なので(ホントよ!)、普通はたかが誤訳ごときに腹を立てたりいたしません。
が、それにも限度があります。
特にチョムスキーの『9.11』は広く読まれるべき本だと思うので、実にヤバイ翻訳だと思います。
もしかして反戦平和勢力を嫌う文藝春秋社が、チョムスキーを貶めるためにわざとトンデモ訳の本を出版した……なんてね。

【追記】
どこかに消えてしまったと思っていたファイルを見つけた。
1997年の「幻泉館ホームページ」。
それももうダイジェストしか残ってないんですけどね。
当時は「書評ページ」だった!

あんまりなクソ本を買って、腹を立ててます。
「メイキング・オブ・ブレードランナー」という本です。
本来なら原著と突き合わせて誤訳のチェックをしたいところだったが、まだamazonが利用できなかったのだ。

本当は今、ノーム・チョムスキー『9.11』(Noam Chomsky "9-11")の翻訳があまりにひどいので、そのチェックをしたいところだ。
山崎淳さんという方の訳である。
ただ、時間が足りない。
誰かきちっと突き合わせてみてくれないだろうか。

[November 5, 1997]
「監訳者・品川四郎さん,この本はもう読みましたか?」



深夜の密室芸人タモリさんがフジテレビのお昼の番組の司会をすると聞いた時はびっくりした。
似た驚きを感じたのが、『バイトくん』の「いしいひさいち」さんが朝日新聞の4コマ漫画を担当すると聞いた時。
さすがにどちらも毒は薄まるわなあ。
阪神淡路大震災のときに「いしい被災地」と書いたり、オウムの「石井久子」と名前がよく似ていることをネタにしたり、これは表の芸ではありませんわね。

いしいひさいち今の人に「いしいひさいち」が登場した時のインパクトはわからないかもしれません。
何かというと、それまでの4コマ漫画は、あまりおもしろくないものだったのです。
『サザエさん』とかあるじゃないかとおっしゃるかもしれませんが、『サザエさん』には、意外にステロタイプの笑いが多いのです。
いわゆる月並み。

『がんばれ!! タブチくん!!』が「いしいひさいち」さん全国区ブレイクのきっかけです。
明らかに田淵幸一選手をモデルとしたマンガであんなふうにおちょっくていいのかしら。
ちょっと不安に思いながらも大いに笑わせてもらいました。
izumatsu君がアクションの増刊号かなんかを買っていたのを覚えています。
私はあれ、買いそびれたんですよ。

作品としては、『バイトくん』の方が好きでした。
関西のことはよくわからないんですが、関西大学在学中から「日刊アルバイト情報」に『Oh! バイトくん』を連載していて、それが単行本にまとめられたのがデビュー作。
「タブチくん」はその中に登場したキャラクターで、とても人気が出たので独立したマンガが始まったとか。

極端に誇張してあるのですが、バイト君の生活はなんだかとても近しいものでした。
私自身でんぷん体質で、なんとなく形がバイトくん。
何をやっても中途半端なあの仲間たちの中に自分もいるような気がしました。
バイトくんは永遠の四畳半に暮らす、永遠の大学生。
実は私もいい歳してまだそんな気分でいたりします。

ところで仲野荘に暮らす東淀川区貧民共闘の面々はうやけにリアリティがあるので、これは作者の学生時代がモデルなんだろうなと漠然と思っていました。
さきほど何気なくgoogleしてみて驚きました。
やっぱり実在していたアパートなんですね。
実際に大阪市東淀川区下新庄にあったというところがすごいです。

いしいひさいちFC“仲野荘”

【追記】
 すごいサイトです。↑
 「いしいひさいち」さんの顔がやっとわかりました。

お察しのよろしい方はお気づきと思いますが、「いしいひさいち」さんのマンガをひさしぶりに購入したのです。
新刊が出ると何も考えずに反射的に買ってしまう作家、その一人なんです。
だから時々amazonで「いしいひさいち」と検索します。

今日届いたのは
『眼前の敵』河出書房新社 新書判 680円+悪税
『いしいひさいち選集 37 蜜月マーヤの暴言』
        双葉社 新書判 429円+悪税
『がんばれ!! タブチくん!! 阪神死闘篇』
        双葉社 文庫判 571円+悪税
『大統領の陰謀』双葉社 文庫判 571円+悪税

下の2冊は双葉文庫の「ひさいち文庫」です。
「ひさいち文庫」とは、すごい文庫名ですな。

文庫だけあって、解説が付いてます。
『タブチくん』の方が有栖川有栖さん、『大統領』の方が呉智英さんです。
これはいいですね。
呉智英さんの解説では、「いしいひさいち」さんが『COM』に投稿していたとありますが、これは初耳です。

最初の2冊のはずなのに、「い 17-03」「い 17-04」なのはなぜ?
双葉文庫に入っているなにかが「い 17-01」「い 17-02」なんでしょうが、双葉文庫には『地底人の逆襲』『B型平次捕物帖』『ノンキャリウーマン (1)』『ノンキャリウーマン (2)』『新ノンキャリウーマン―ちょっとのんびり、三宅さん』と、確実に5冊以上は入っているのです。
なぜだ?
どれも持っているはずなのですが、埋もれていて確かめようがありません。
ところで、この三宅さんというのはバイトくんの彼女と同じキャラクターです。

双葉社の新書判は「ドーナッツブックス」。
これは長いですねえ。
もう終わったかと思ったら、忘れたころにまた出る。
全巻揃ってるはずなんだけど、これもまた確かめようがありません。
情けないっす。

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鈴木翁二「オートバイ少女」(1973年)

  • Posted by: 幻泉館主人
  • 2003年10月26日 00:00
  • マンガ
朝出掛けに新聞のテレビ欄で「お」と思う番組があったので、どたばたと録画予約をした。
【追記】
 ウソですね。
 出掛けはいつも朝じゃなくて、昼です。

NHK BS-2で新番組「青春のポップス カーペンターズ・映画音楽特集」と映画『天井桟敷の人々』(1945年)。
まだまるで見ていないのだが、帰ってきてちょっと調べると、「青春のポップス」というのは、これは違うかな。
見ないまま埋もれていって、いつのまにか上書きしてしまうかも。(蓋然性高い)
【追記】
 早速見ています。
 前半、オールディーズを日本の懐かしめ歌手が歌う。
 その部分は楽しく観てしまいました。
 真知子さん顔大きいなあという、失礼な感想。



アマゾンより楽譜集「U2 THE BEST OF 1980-1990」が届く。

U2 THE BEST OF 1980-1990U2: The Best of 1980-1990
$18.95 ¥2,068

古い方のベスト盤の楽譜。
中には80年代の彼ら、つまり若者の顔をしたU2が写っている。
私のD-28で一所懸命クラプトンの"Tears in Heaven"を弾いていたまゆぞう君(仮名♀十代)が覗きに来て、とても驚いている。

まゆぞう君にとって、U2とはつまりおじさんなのだそうな。
そりゃそうなんだけど、U2が若者であった時というのが想像できなかったらしい。
昔からおじさん。
私もそうなんだよな、きっと昔からちょっとおばさんみたいなおじさん。
これがボノだよと指さすと、さらに驚く。
「あんなになっちゃって」というのだ。
驚いたのはこっちだぜ。

「表紙の男の子かわいいね」ということでは意見が一致した。
表紙のそばかす小僧、確かにかわいい。
CDと同じ写真である。



鈴木翁二さんの代表作というと、「オートバイ少女」になるんだろうか。
筑摩書房から出ている短編集のタイトルはこの短編から採っているし、あがた森魚さんが監督をして映画にもなっている。

中学生の女の子「みつる」が無免許でオートバイを駆り、海へ走る。
それだけのマンガだ。
オートバイがまだノーヘルで走り回っていた時代。

1970年前後には、カミナリ族と呼ばれるライダーたちがいた。
それから十年後の1980年ごろは暴走族と呼ばれた。
暴走族の最盛期は猫も杓子も暴走族だったので、中学校の仲良しグループの延長みたいな連中も多かった。
80年代末のバンドブームみたいなものである。

「みつる」は途中でところてんを食べる。
「ところ天は 子供の頃の方が つめたかった」

「みつる」は身体の変化にとまどっているのだろう。
胸ポケットに入れた桜の花びらを海に流しながら、「花びらを食べなさい」と言う自分を恥ずかしく思う。
「そんなことを想うのは やっぱり女なのかな」
「女は嫌いだ」

あやりん(仮名♀十代)がよく男の子のふりをしたがるな。
美少年になりたがったり、マッチョだと言いたがったり。
別に性倒錯とかではなくて、きっと大人になる過程へのためらいや足踏みといったものなんだろう。

「みつる」が堤防から飛び降りるコマで、映画の1シーンを思い出した。
あがた監督の『オートバイ少女』(1994年)ではない。
磯村一路監督の『がんばっていきまっしょい』(1998年)の冒頭のシーンである。
主人公の悦子(田中麗奈)が高校に合格した春休み、やはり海を見てぼんやりとものを思う。
悦子も何か満たされないまま、堤防を飛び降りる。

思春期の一瞬。
海のにおい。

『がんばっていきまっしょい』の舞台は1976年の愛媛県松山市。
私が大学生のころの、ボート部のある地方都市の県立進学高、それも「東高」なので、とても身近に感じることができた。
主人公と友人たちを演じた高校生たちがとても良い。
この映画に出た俳優さんたちはもうひとつの高校生活を体験できて幸せだろうと思う。
クライマックスのレース場面に不満がある方も多いようだが、全体としては静かな秀作だ。

同様に四国を舞台にした『青春デンデケデケデケ』(大林宣彦監督 1992年)も、高校生を描いた佳作。
おうどんさんがおいしそうな映画ね。
大林監督の「遊び」の部分は好き嫌いがあるだろうが、この映画もやっぱり、お腹の弱いギター少年白井(浅野忠信)、怪僧高校生(大森嘉文)、明石の蛸(永堀剛敏)と、主人公と共にバンド活動をする友人たちがとても良い。
こちらは私が小学生だったころの香川県観音寺が舞台。
従姉のお姉ちゃんたちが聴いていた歌謡曲やポップスが耳に心地好い。

ありえたはずの高校生活がうらやましいかぎりである。
そう、ありえたはずの高校生活。
僕は学校でフォークソング同好会を作ろうとしたのだ。

坂崎幸之助さんの本を買いました。
岩波アクティブ新書『坂崎幸之助のJ-POPスクール』本体740円+悪税
岩波書店さん、ずいぶんなタイトルの本を出しますが、タイトルから受ける印象と中身の印象はだいぶ違います。
これはFM埼玉(って今は言わないのか、「NACK 5」ね)の番組にあるコーナーの名称そのままだからしょうがないんですね。

「J-POP」というよりは、「J-POP」と呼ばれる前の日本のポップス史です。
なぎら健壱さんに『日本フォーク史的大全』(ちくま文庫)という本があって、これはとてもおもしろい。

だいたいそれと同じ時代を、坂崎さんの個人史と併せて語っています。
自分史「第n楽期」に「講義」が挟まれていて、取り上げている人は
 ザ・フォーク・クルセダーズ
 岡林信康
 吉田拓郎
 ガロ
 古井戸
 はっぴいえんど
 斉藤哲夫
ちゃんと色が出ていて、妥当な選択です。
幸之助さんは、日本のポップス史関係だと、実にいい仕事をしてます。
アルフィーは……あくまでも御本人はアルフィーが本職。

幸之助さんがアマチュア時代にやっていた「へそ下三寸」というバンドのことは耳にしたことがあるのですが、そのメンバーだった人に驚きました。
岩波文庫『ドイツ・イデオロギー』の訳者なんだそうですわ。
あ、「新編輯版」になって名前が落ちてる。
もちろん廣松渉さんではありませんよ。
それはさすがにありえない。
小林昌人さんという人です。

「ドイデ」って言い方、懐かしい。
「なになす」なんてのもあったんですよ。
レーニンの『何をなすべきか』ね。
吉祥寺の特殊書店で店番をしている時にそれっぽいお客さんが「ナニナスを10冊欲しいんだけど」みたいな言い方をしまして、私にはなんだかわかりませんでした。

ロベルト・カルロスが「ロベカル」になるのと一緒ですな。
これもあんまり好きじゃない言い方です。

つげ義春が「つげよし」
江口寿史が「えぐひさ」
ナンシー関が「なんせき」
佐高信が「さたまこ」
アグネス・チャンが「あぐちゃん」
南沙織が「みなさお」

あ、また始まっちまった、やめておきます。
やっぱり枕元の山です。

幸之助さんは名門都立隅田川高校にフォークソング同好会を作りました。
私もその少し後、のどかな県立のんびり東高校にて「フォークソング同好会」を結成いたしました。
が、それは一瞬のことに終わっていまいました。

学校当局に認めてもらおうと、その必要条件である20人のメンバーを集め、顧問になってくれる先生をお願いして、「やった!」と思ったら生徒課というところからお呼び出し。
教師に昼休みに廊下で説教され、次の授業が始まっても「ちょっと待て」とさらにだらだら。
要するに「やめろ」です。
結局生まれかけた「フォークソング同好会」は圧殺されてしまいました。

実に不愉快な思いをしたので、私はそれ以後マジメに学校行事に参加することがなくなりました。
ナニかといえばエスケープするようになったのは、そのセンセイのおかげです。
実に虫の好かない教師でしたが、その後確実に出世コースを昇って校長となり、さらにはこの地域の教育長とまでなったそうです。
勲章なんぞももらったのかな?
ま、社会的地位が高いとされるヒトなわけですが、私が今まで出会った教師の中で、私が最も軽蔑する人物であります。

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虫プロ倒産(1973年)

  • Posted by: 幻泉館主人
  • 2003年10月23日 00:00
  • マンガ
渡辺真知子さん、誕生日おめでとうございます♪

以下は10/22(水)の記述です。


あいにくの雨空で秋の夕陽が見えないのが残念なのだが、午後雨が上がったのでぼぉっと空を見ていた。
ほんの少しだけ青空が覗いているところは光が差して、白い雲が金色に輝く。
もっと青空が広ければ、「天使が降りてきそうな空」って言うんだろうな。

今日は明るい雨雲と暗い雨雲が墨絵のように空の大部分を覆っている。
空がとっても低くて、大きな龍の鱗が迫ってくるようだ。
ああそうだ、これが竜神だ。

マンガ家入門etc小学生のころはマンガ家志望だったので、秋田書店から出ていた『マンガ家入門』『続 マンガ家入門』を買ってもらったっけ。
お手本として「竜神沼」が載っていた。
石森章太郎さんです。
「石ノ森」じゃなくて「石森」。
石森さんは60年代後半、実験的な表現を繰り返して、油が乗っていました。
「ノ」の字が入ってから、この人のマンガは読んでいません。

手塚治虫さんの虫プロが出していた月刊誌が『COM』です。
本だけは欲しいと言えばすぐに買ってくれたので、小学校5年生ぐらいかな、月刊誌だから何度も繰り返して読みました。

手塚さんの「火の鳥」、石森さんの「ファンタジーワールド ジュン」、永島慎二さんの「フーテン」。
すごい作品が並んでいました。
それに、マンガ家を目指して投稿する人たちの作品が寸評付きで並んでいました。
はせがわほうせいさんや青柳裕介さん、宮谷一彦さんなんかがこの雑誌出身です。
ああ、『ガラス玉』の天才岡田史子さん!

『COM』に関してはまた書くことがあるでしょうが、この虫プロが倒産したのは、私にとって大事件でした。
1973年、私が高校生の時のことです。
実は個人的には、幸せな結果となりました。
虫プロの在庫が古書流通に大量に流れたからです。

近くの古本屋さんは実にしょぼいお店でした。
近所の人が新刊雑誌を予約しておいて取りに行くだけという感じ。
店番のおばあさんが三味線の稽古などしていて、それはそれで風情があったのですが、棚に古本がほとんどない。

唯一、ガロのバックナンバーが時々入るので、それを目当てによく立ち寄っていました。
そこへ虫プロのコミックも入るようになりました。
うれしかったなあ。
覗いてみて虫プロのマンガが入っていると手持ちのお金を全部使って買えるだけ買い、家に急ぎます。
そして小遣いの残りをひっつかんでまたお店に走る、走る、走る。
走らないとなくなっちゃうかもしれない。
ライバルが何人もいたんです。

新書サイズのコミックスは、他社の雑誌・新聞で連載していたものも多かったです。
『ストップ! にいちゃん』関谷ひさし
『がんばれゴンベ』園山俊二
『ゲゲゲの鬼太郎』水木しげる
これ以外のものは散逸してしまったようです。
石森章太郎さんの四六判上製函入り本は残っています。
『おかしな おかしな おかしな あの子』
『二級天使』
『にいちゃん戦車』
『ゼロゼロ指令』
『赤いトナカイ』
発掘すればもっと出てくるのかな。
単なる持ち物自慢でした。



 ♪宮さん宮さんお馬の前に
 ♪ヒラヒラするのは何じやいな
 ♪トコトンヤレ トンヤレナ
 ♪あれは朝敵征伐せよとの
 ♪錦の御旗じや知らないか
 ♪トコトンヤレ トンヤレナ

これは作詞品川弥二郎、作曲大村益次郎 (ほんまかいな?)とされる歌です。
タイトルは知らなかったのですが、まんま「宮さん宮さん」というらしい。

この「宮さん」が有栖川宮熾仁親王。
十四代将軍徳川家茂に降嫁した皇女和宮が元々婚約していた相手は、この宮さんです。
公武合体の犠牲者とも言えます。
そのためかどうか、有栖川宮は熱烈な攘夷論者となり、さらには倒幕の先頭に立ち、錦の御旗を掲げて進軍します。

なんてことを大昔に受験勉強で覚えたような。
このあたりは勉強したというより、講談話みたいにおもしろく読めましたね。

有栖川有栖さんという作家が出てきた時は、ペンネームを見てやられたなと思いました。
有栖川の「アリス」という音が魅力的なんだよね。
新本格派と呼ばれる人たちの一人なんですが、『月光ゲーム』『孤島パズル』『双頭の悪魔』といった、大学のサークルの連中が出てくるシリーズは青春ものとしても読めます。
読んだ後にちょっとせつなくなる感じが好きです。

『双頭の悪魔』はWOWOWでドラマ化されました。
ヒロインの麻里亜役が渡辺満里奈さんで、江神先輩役が香川照之さん。
一応主人公のアリス君の役者さんは名前知りませんが、いい感じでした。
ちょっと浦和レッズの福田選手(ああ、引退したんだ!)に似た感じの人。
『瀬戸内少年野球団』(1984年)や『青春デンデケデケデケ』(1992年)での好演が印象的な大森嘉之君も出ています。
どこかで「ちっちゃな江神さん」とか書かれてましたが、小説と別物だと思えば悪くないと思いました。
テレビで半分しか見てないので欲求不満となり、ヤフオクで中古ビデオを見かけたので衝動買いしました。

もちろんあの詐欺事件のニュースから連想したことです。
全然関係ないのに、テレビに出てくる加納姉妹とかいう人たちのことも連想しました。
なんでしょうかね。

事件そのものに関しては、「被害者なき犯罪」といった感もあります。
「尊族あれば、賎族あり」
松本冶一郎さんの言葉が頭に浮かびます。
尊い血統をありがたがる心性は、反射的に見下すための卑しい血統を求めるものです。
人の心というものはこんなことでずいぶんと醜くなれるのです。

だから、あのケチな詐欺師たちの犯罪が妙に滑稽だったりするのは、私たちが自分の中にある差別的心情を、戯画化して見せてくれるからです。
私の場合はそんなマンガのような犯罪を少し痛快に感じます。
そんな構造は壊したいと望んでいるからでしょう。
逆に、カンカンになって怒る人もいるのかもしれません。
自分の心の中の醜い恥ずかしい部分が滑稽に描かれていることに腹を立てるのです。

幻泉館の近くに社会保険事務所というのがあります。
もう何年も前のことですが、用事があって出かけたら偉そうにした職員のおっさんが窓口で年寄りを怒鳴りつけていました。
わからないから尋ねたら怒鳴られたので、御老人はおろおろしています。
あまりな小役人根性に腹が立ち、オレがそのおっさんを怒鳴りつけてやろうかと思ったら、他の職員が出てきて代わりに御老人に説明してくれました。
温厚な幻泉館主人はこんなふうにカッとなることはあまりないのですが、それはひきこもりぎみで世間様とあまり接していないからかもしれません。
世間にはよくあることなのですか?

だいたいこんなふうに威張りたがる人は人間にランクを付けるものです。
人に飼われている犬が、家庭内の人間にランクをつけるのと同じ。
周囲の人間をランク付けして、自分より上だと思う者にはへいこらして、下だと思う者には威張り散らす。
他人をありがたがる者は、他人を卑しむのである。
簡単に操れるので、支配者にはさぞかし便利な存在だろう。
「番犬」と呼んでもいい。

本当は解放出版社から出ている二冊の本を紹介するつもりでした。
私なりの締め切りに間に合わず、時間切れ。
明日はまた明日の風が吹きます。

お薦め図書
『近代の奈落』宮崎学著 解放出版社刊
 四六上製 475p 定価 2000円+悪税

『放送禁止歌』森達也著 解放出版社刊
 A5並製 189p 定価 1800円+悪税

あ、文庫化されてる。
『放送禁止歌』森達也著 知恵の森文庫
 文庫版 定価648円+悪税

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樹村みのり「贈り物」(1974年)

  • Posted by: 幻泉館主人
  • 2003年10月 7日 00:00
  • マンガ
本屋さんで樹村みのりさんの本を見かけなくなったのはいつごろだろうか。
80年代には、小学館フラワーコミックスの短編集『ポケットのなかの季節』の第1巻と第2巻が普通に買えたのではないかと思う。

ブロンズ社が倒産した後、その業務を引き継いで仕事をしていたことがあるが、その時にブロンズ社から出ていた『菜の花畑のむこうとこちら』をもらった。
樹村さんの作品はなんだか悲しみのクサビのようなものを読み手の心に残してしまう作品が多いのだけれど、「菜の花畑」のシリーズは明るくてあまり悲痛なエピソードが出てこないので、読みやすい。
この「菜の花畑」のシリーズが樹村みのりさんの代表作と言っていいのかな。

「菜の花畑」の「森ちゃん」みたいな女の子、どこにでもいそうだけど、意外に少ないのです。
無垢な子供の心を持った普通の子。
そう、無垢な子供の心、これが70年代の樹村みのりさんの作品に通じるテーマだろう。

『ポケットのなかの季節』は2冊とも買ったのに、どこかに行ってしまった。
特に一巻目は表紙が片思いをしていた誰かさんに見えたので、結構必死になって古本を探したかもしれない。
元々のフラワーコミックスは手に入らなかったけれど、第一巻の表紙の絵をデザインしたフラワーコミックスワイド版をヤフオクで落とすことができたのだった。

樹村みのり作品集それでふと思いついてgoogleで検索したら、見つけました。
http://www.iff.co.jp/book/c.html

IFF出版部ヘルスワーク協会というところで、短編集を4巻出しているのですね。
樹村さんは「運動」の方に行ってしまったのでしょうか。
それで普通の出版社から本が出ないというのは、考えすぎかな。

『樹村みのり作品集「菜の花畑編」菜の花畑のむこうとこちら』
『樹村みのり作品集「子ども編」悪い子』
『樹村みのり作品集「少女編」海辺のカイン』
『樹村みのり作品集「女性編」母親の娘たち』

各1500円ですが、早速発注いたしました。
まだ読んだことのない作品が入っている模様。
【追記】
 いやあ、失敗。
 普通にamazon.co.jpで注文できます。
【さらに追記】
 もう届きました♪
 amazonより速かったです。

樹村さんのマンガを熱心に読んだのは大学生の時、70年代後半です。
私は親戚のお姉ちゃんたちのマンガを読んでいたので抵抗なかったけど、当時むくつけき男子大学生の間で、少女マンガを読むのがはやりました。

石井隆さんのマンガをかっこつけて読むのと同じで、多分にスノッブなところがあったと思います。
ことさらに「りぼん」だったりするわけです。
連中は「りぼん」の付録はどうしたんだろう。
陸奥A子さん、太刀掛秀子さん、田渕由美子さん、一条ゆかりさん、土田よしこさん……。
ああ、懐かしいわ、私もよく読んでたんだ。

私がいた大学の近くに都電の駅(停留所か?)があって、その横を抜けて坂を上ると高級住宅地。
田中角栄さんのお宅の前にある女子大には、高橋留美子さんがいました。
在学中にデビューし、1978年には『うる星やつら』の連載が「少年サンデー」で始まります。
『うる星やつら』というといわゆる「をたく」の発生、80年代のイメージがありますが、70年代の後半に始まっているのです。
もちろん私も楽しく読んでいたのですが、ここまで行くとどうも幻泉館には似あわない。

せっかくだからなぞっておくと、1978年には吉田秋生さんの『カリフォルニア物語』が出現します。
おそらく後年の『BANANA FISH』の方が評価が高いのだろうけど、同じ70年代に呼吸した者として、私はこちらの方が愛着があります。
途中で吉田さんの描く絵が急に変わってしまうのも、ハラハラしました。
男の肉体を描くようになっちゃうんだよね。

ああ、大島弓子さんの『綿の国星』もそのころだ。
当時大島さんは井の頭公園の西側(井の頭公園の間というべきか)にあるパークサイド・マンションにいらしたのです。
いつかあんなマンションで暮らせたらいいなあと思いましたっけ。
それから天才高野文子さんや大友克洋さんが登場するのですが、それもまたいつか。

今並べたような、時代を特徴づけるようマンガ家の名前と比べると、樹村みのりさんはとても地味な印象を受けます。
1980年ごろに起きた、まさにマンガのニューウェーブとも言える大ブレイクからは完全に外れた、旧世代に見えます。

浮浪者と夢を分かちあう子供たちを描いた「贈り物」は、1974年の「別冊少女コミック」に掲載された作品。
世間的には単なるホームレスであるおじさんから、お別れに「天国への切符」を貰う子供たち。
それは人を信じる無垢な心の象徴であります。
その切符をいつまでもポケットの中にしまっている子供たちの、その後を語るページで樹村さんはさりげなく書いている。

 > もう一人は
 > 72年の年の2月の
 > 暗い山で
 > 道に迷った

これが連合赤軍事件のことだとすぐにわかる人は、今では少ないのだろう。
1974年当時の「別冊少女コミック」の読者にも、わかる人は少なかったかもしれない。

いつまでも「天国への切符」を大切に持っていたからこそ、子供たちの一人は道に迷ってしまったのだと、樹村さんは言っているようです。
おそらくは彼は同志によって「総括」を要求され、殺されてしまったのでしょう。
樹村みのりさんも、連赤事件を忘れることのできない、いつまでもポケットの中に切符を持ち続ける作家だったのです。
そんなだから寡作だったんだろうなぁ。

もちろん「樹村みのり=連合赤軍」と言っているのではありませんよ。
近頃はそんなことまでベタベタ説明しないと、わかってもらえないようなので。

吉田秋生さんや高野文子さんの顔写真は見つけました。
あと、私が顔を見てみたいと思うマンガ家さんは、いしいひさいちさんと樹村みのりさんぐらいかな。




【画像表示テスト】
 infoseekに置いた画像に直リンできるのか?

午前中の時間割り

あ、大丈夫ですね。
これで「画像の倉庫」容量問題は解決♪

infoseekの無料HPスペースは容量が50MB、CGIまで使えるので、おそらく国内最強。
ただ、CGIをぶん回すやつがいるから、午前零時前後はめちゃくちゃ重いかも。

自前の幻泉館サーバに画像を置いて楽天から表示させようとすると、ルータの仕様で自宅から確認できないのです。
それで、ただただ画像倉庫用にinfoseekを借りてみました。

http://gensenkan.infoseek.ne.jp/

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山松ゆうきちの世界

  • Posted by: 幻泉館主人
  • 2003年10月 2日 00:00
  • マンガ
東京落語のトリックスターに「よたろう」がいる。
「与太郎」か。
与太郎の愚行そのものを笑うという、見下した笑いが多いのは、東京落語の弱点であると思う。
地域社会が「バカ」と呼ぶ人を包み込んで暮らしていた時代なら、それは温かさをもった笑いだったかもしれない。
でも、今は無理なんじゃないだろうか。
人情紙風船、本当に見下した嘲笑でしかない。

『フォレスト・ガンプ / 一期一会』、笑えました? 泣けました?
私はちょっと不愉快でした。
後味の悪い映画だったなあという印象です。

青林堂から出ている山松ゆうきちさんの自選短編集に、加川良「戦争しましょう」の原作は入っていませんでした。
でも、ひさびさにまとめて濃ゆ?い山松ゆうきちの世界を体験いたしました。

山松さんの作品は「○○バカ」と呼ばれそうな人物が主人公であることが多い。
この自選集にも「走りバカ」と呼べそうな人物が主人公のマンガが一編収められているのだが、それよりももっと「フォレスト・ガンプ」な「走りバカ」のマンガがあった。
妙に背筋を伸ばして、淡々と走りぬく「バカ」の話である。
もちろん山松ゆうきちの方がずっと早い時期に描いたものだ。
戦場を、そして果てしない道路を走り行くフォレスト・ガンプの姿は、山松ゆうきちのマンガの主人公そのものでありました。

ただ、山松ゆうきちさんのマンガにはストーリーがないのです。
いや、あるんですが、常に破綻しているのです。
いきなりチャンチャンとなって、こちらは「え?」と思って終わってしまうのです。

この自選短編集で初めて山松さんの文章を読んだのですが、つまり山松さんはマジメに一所懸命描いているだけらしいのです。
よく商業誌で食べていけたものだなあ。
それぐらいヘンです。

私はヘンなものにはかなり耐性がある方なのですが、山松ゆうきちさんのヘンさかげんにはやはりドギモを抜かれます。
一度お試しあれ。
怒らないでね。

歌の話がなかったので、唐突に加川良さんの名曲「流行歌」。
リフレインの歌詞が

 ♪君は君のことが好きでありますように♪
 ♪僕は僕のことが好きでありますように♪

優しいおじさんだ。
一番大切なのは自分だと思って暮らしているのに、実は自分のイヤなところしか見えない。
これでは寂しいわな。
一番大切なのが自分じゃないのなら、それが幸せというものだと思うよ。

山松ゆうきち

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