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「フォークジャンボリー2002」の続きです。
高田渡さんの演奏が終わると、小室等さん&こむろゆいさんの父娘対談。
「今から1,2ヵ月前ぐらいかな。
僕は渡さんとよく一緒にコンサートやらしてもらうんですけれども、渡さんと二人だけでやるってのがあったんですよ。
しかも夜9時ぐらいからね、二人で三十分ずつぐらい歌うっていうことがありましてね。
ひさしぶりに演奏不能な渡さんにお会いしましてね。
「私が先に三十分ぐらい出て、その後交替して渡さんが三十分。
そして最後に今の生活の柄を一緒にやろうねといったようなことで、控え室に。
間の悪いことに、控え室にお祝いの一升瓶ぼんぼんぼんとあったんですよ。
飲むなとは言えませんからね、まちょっとほどほどにみたいなことで。
僕と一緒に飲んでる時には、渡さんも気遣ってたんでしょうかね。
なんとなくちびちびやってるの。
で、渡、俺先に行くからねって言うと、うん後から行くからって。
「これが危ないなあとは思ったんだけど。
俺がいなくなった三十分の間にねえ、コップ酒でキューッ、キューッ、キューッってやってきて。
で、僕と交替して一曲目が始まったらね、もう空振りはするわでねえ。
ほんで同じ歌詞を何度も歌ってるしね。
どうにもステージにならない。
「それでねえ、お客さん。
誰一人怒る人がいないのね。
むしろ、これがあの、伝説の高田渡ストーリーかあ、いいもの見たなあみたいな感じでねえ。
珍しいよねえ。
演奏不能になってみんなが喜ぶなんて、渡以外には。」

この後、坂田明さんが舞台に登場して、小室父娘との鼎談になります。
「ある日、坂田さんが言いましたね。
あのね、俺はフォークが嫌いなのよ。
おっしゃいましたよね。」
坂田さん、めちゃくちゃおもしろいです。
「んー、言ったな。
さっき渡が帰ってきたから、やっぱりフォークっていいねって言ったら、うそつけって。
「そう、苦手ですよ、やっぱり。
あのね、人間がやっぱりヤクザ者だから、なんか素直に今日は空がきれいだねえとかね。
自転車に乗って行くとかねえ。
勝手に行ってろ、ばかやろってね。
洗濯......じゃねえ、たらい持って一緒に銭湯行こうとかさ、そういう歌あったじゃない。
なんか川のそばに住んでてさ、アパート住んでて。
やかましいわあ、おまえら。
っていう感じの。
だからそういう音楽やってたから、それを認めたらね。
そういう歌を認めていいねって言ってちゃ、自分がすごく不安になるわけ。
「俺は毎日塩サバとかさ、あとはサッポロ一番のラーメンとかさ。
そういうの食ってたわけよ。
生活形態は変わらないんだけど、そういう生活を美化するってのはやだな。
別にこっちは美化したくてやってんじゃない。
仕方がないから、金がねえからね、そういう生活になってるだけであって。
望んでやってるわけじゃないわけ。
もっと世の中変えなきゃいけないとかさ、どっちかというともっと過激なことを考えてたから。」
この後元祖ハナモゲラを披露して、小室さんと坂田さんで「死んだ男の残したものは」を演ります。
坂田さんは今年の春一番で、この曲をやってくれましたっけ。
→幻泉館日録:祝春一番2007 第3日 #2
いいなあ、坂田さん。
『ひまわり』という優しいアルバムの収益は、チェルノブイリやイラクの子供たちのために遣われるそうです。
→CD『ひまわり』

坂田明/ひまわり
1. ひまわり
2. 見上げてごらん夜の星を
3. ウェディング・マーチ
4. 遠くへ行きたい
5. 死んだ男の残したものは
6. 早春賦
7. 水母
8. G線上のアリア
坂田明 mii/赤とんぼ
1. 赤とんぼ
2. Tsombon Tuuraitai Khuren
(丸い蹄を持った褐色の馬) モンゴル民謡
3. 鰰 記録映画「白神の夢」より
4. A Good for Nothing(役立たず)
5. Wann kann ich sie wiedersehen?
(皆さん、今度何時会えますか)
6. 家路(Going Home)

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