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夜空ノムコウ CHRONICLES #299

千本浜 2005年12月18日

ぼんやりと"Shooting Star"になるものが聞こえた話の続きです。

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The kind of song you hear when you're wide awake in your head and see and feel things, but all the rest of yours is asleep. I didn't want to forget this. Before I left town, I wanted to write it and record it. I thought it might be something Lanois was looking for.

頭ははっきりと覚醒していてものを見て感じることができるのに、それ以外のすべての部分が眠っている時に聞こえるような類いの歌。僕はこれを忘れたくなかった。町を出ていく前に、これを書いて録音したいと思った。これがラノワの探しているものかもしれないと思った。
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ディランが曲を作ろうと思って作る、そんな曲とは成り立ちが違うようです。
風景に溶け込んで、感覚だけが働いている状態。
そこで聞こえた音楽です。

普通の人がぼぉっとしている時にも、頭にメロディが流れることがあるものです。
でも、それはどこかで聴いた曲が脳の古層から浮かび上がってくるだけなのでしょう。
天才ディランの場合は、感覚だけが研ぎ澄まされた状態で、夜空がそのまま歌になったのだと思います。

谷川雁さんが詩を「瞬間の王」と呼んでいたのは、まさにこのような瞬間なのかもしれません。
雁さんは「瞬間の王は死んだ」と書いて、詩人であることをやめました。
ディランも瞬間の王は死んだのではないかと思って、まるでつげ義春さんのマンガのように実業の世界に入ることを夢想したりしました。

 →瞬間の王 CHRONICLES #224

まったく死んでなどいなかったのです。
ディランは、歌わずにはいられない人でした。

さて、ラノワが探しているものは何だったのでしょうか。

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