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2005年12月 Archive

映画×ロック----共鳴のゆくえ

ここ数年、大晦日は紅白歌合戦の時間に布団の中でぐぅぐぅ眠っていることが多かったのですが、今日は目覚めています。
紅白はm-floだけ見たいと言っていた人がいたのですが、どうやって見るのかしら。

私もHDレコーダーのおかげで気楽に録画をセットしましたが、番組冒頭だけちらりと見て、もういいやと思いました。
NHK教育なんかの方が魅力的。

それで、今年最後に届いた雑誌をぱらぱら眺めています。
季刊『ロック画報』です。
また発売に気づかず買い逃してしたので、amazonに注文したものです。

特集は「映画×ロック ---- 共鳴のゆくえ」。
「60年代アングラ映画から80年代インディペンデント映画まで」となっているので、メジャーどころではない映画が取り上げられているのでしょう。

と、思って表紙をめくったら、うわっ。
いきなり『荒野のダッチワイフ』のポスター写真です。
私が青春を浪費したサークルの大先輩、大和屋竺さんの監督作品です。

DVDになったんだなあ。

荒野のダッチワイフ

 →2004年7月31日付日録:八月の濡れた砂

若松プロが気になる人は立ち読みなさるとよろしいです。
付録CDには、横山剣さんの自宅録音秘蔵音源もありますぜ。

ロック画報 22
特集:映画 × ロック-共鳴のゆくえ
ロック画報 22
○プログラム・ピクチャー末期の映画状況と音楽
○小水一男 インタヴュー
○68年的映画に鳴り響く歌
○ジム・オルークが魅せられた日本映画
○70年代東映映画再考
○三上寛 インタヴュー
○あがた森魚 インタヴュー
○日活青春映画?ロマン・ポルノを彩ったロックとフォーク
○長谷川和彦 インタヴュー
○70年代の試行錯誤とその帰結
○石井聰亙 インタヴュー
○フィルム・リヴュー
○ディスク・リヴュー
○横山剣(クレイジーケンバンド)インタヴュー
○大西ユカリ インタヴュー
○村八分

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ともだち CHRONICLES #301

保線区 2005年12月29日


ラノワは"Everything is Broken"のテイクをあまり良いと思っていなかったようです。

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I knew what he was looking for. He was looking for songs that defined me as a person, but what I do in the studio doesn't define me as a person.

ラノワが何を探しているのかはわかった。僕をどんな人間か定義するような歌を探していたのだ。でも、僕がスタジオでやることは、自分がどんな人間か定義することではない。
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後半が現在形で書いてあるのは、ディランが今でもスタジオでの活動を、自分を定義するようなことではないと考えているということですね。
ディランにとって、歌とは自分が生み出す表現です。
ラノワが探し求めているのは、ディランが苦労して捨てようとしていた虚像を作ることだったのもしれません。

二人は明らかに求めているものが違います。
演奏と録音の現場では、食い違いや衝突が数多くあったことでしょう。

-----------------------------------------------
He was helping me as a singer, though. As a singer, you could die without the right microphones and amps, and Lanois was doing his best to find the right combinations.

でも、彼は歌手としての僕を助けてくれいていた。もしもふさわしいマイクとアンプがなければ、歌手としては死んでしまうかもしれない。そしてラノワはそのふさわしい組み合わせを見つけるのに最善を尽くしてくれた。
-----------------------------------------------

ラノワ自身は納得できない方向へであっても、一所懸命職人に徹してくれたわけです。
ただ、ラノワの側も言いたいことを言っていたのでしょう。
ディランは一日の録音が終わると、心が冷えきってしまったそうです。

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"Danny," I'd say sometimes. "Are we still friends?"

「ダニー」と、僕は時々言ったものだった。「まだ友達だよな?」
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またまたアメリカちゃん

  • Posted by: 幻泉館主人
  • 2005年12月29日 11:50
  • 音楽

【追記】

今度はひき逃げかよ。


ふと、googleで「岡林信康」「アメリカちゃん」を検索してみたのであった。
ひょっとしてCD化されてないか、なんちって。

恥ずかしながら、幻泉館日録がトップに表示されてしまう。
でも、他にもあるじゃないか。
何かいいことないかと思って、他所様に飛んでみる。

あらあら、これは私がレコードから聴きとったメモだわ。

 →姫のお勧めフォークソング

どうもパンチという方が幻泉館からコピー&ペーストしたようですね。
茨城県在住四十代の男性の方だそうです。
しかし「このCDの価値は?」って、CDになってないですから、この曲。

 →ヒトのことをとやかく

上記「姫のお勧めフォークソング」からさらにコピー&ペーストしたのがこの方。
「もう、この方は歌詞なのですよん」と言いながら、「姫」から歌詞以外までコピー&ペーストしているのがおかしいです。
聴いたことないのかもしれませんな。

別にコピー&ペーストしてもらってかまわないんですけど、聴いたことない曲を他人様に平気で勧めてしまうんですな。
あと、私が適当に聴きとって書いたメモが独り歩きしてしまってるようで、気持ちが悪いですね。

あ、やっぱり2ちゃんねるにもリンクありました。

 →http://music4.2ch.net/test/read.cgi/legend/1075084935/
-----------------------------------------------
【ほんじゃまぁ】 岡林信康 【おじゃまします】
101 :伝説の名無しさん :05/01/20 21:33:49
本当にそんな歌詞なん?
CD版『狂い咲き』から削除された
アメリカちゃんの全歌詞ハゲキボン!!

102 :伝説の名無しさん :05/01/22 23:49:11
>>101
http://plaza.rakuten.co.jp/gensenkan/diaryold/20031005/

103 :伝説の名無しさん :05/01/24 03:28:44
>>102
ここを見ると
CDの狂い咲きからカットされたのは「ヘライデ」で
「アメリカちゃん」は岡林信康リサイタルに収録されてたらしいね。
-----------------------------------------------

楽天がディレクトリの構成を変えたので、2ちゃんねるに書かれたURLからでは、たどりつけなくなってますな。

2ちゃんねるにもコピー&ペーストありますなあ。

 →http://sports2.2ch.net/test/read.cgi/iraq/1099280206/
-----------------------------------------------
【歌で出来る】イラクに平和を【平和の道】
63 :国連な成しさん :05/02/02 05:27 ID:???
709 名前:まさに歴史はくりかえす 1[ ] 投稿日:05/02/01 17:09 ID:???

岡林信康「アメリカちゃん」(1969年)

これは世界の警察国家、世界の平和の守り神であるアメリカを誉め称えあげる歌である。
おお、偉大なるアメリカよ!
あほらしこっちゃ。

アメリカちゃん、アメリカちゃん、平和のために頑張ってや
ほうれん草のポパイちゃん、金のベルトのバットマン
雨にも負けず、風にも負けず、男一匹どこへ行く
アメリカや?、太郎

義理が廃ればこの世は闇だ
泣くんじゃねえ、泣くんじゃねえ
アニキゃ暗殺、弟もやられ、末の弟エドワード、こんな一家に誰がした

頼まれへんのに平和を作ると、爆弾落とし地獄を作る

いつの日にか、このベトナムが
僕のものになると思ったが
けどもうやめた、やめた?

64 :国連な成しさん :05/02/02 05:28 ID:???
710 名前:まさに歴史はくりかえす 2[ ] 投稿日:05/02/01 17:10 ID:???

ちょいと半年のつもりでやって
いつのまにやら泥沼へ
気がつきゃドルはスッカラカンのパ?ラパラ?
戦争で銭儲けしたやつぁないよ
わかっちゃいるけどやめられない
あほれ

僕の名前を知ってるかい
でしゃばりジョンソンというんだよ?
戦争始めてもう5年
今じゃベトコンに追い出され?

苦労、苦労で死んでった?
母ちゃん、見てくれ、この姿?
父ちゃん、見てくれ、この姿?

サトさん、サトさん、なぜ泣くの?
ジョ?ンソ?ンのおじちゃんの
核付きミサイル欲しいよ?
原子力潜水艦も欲しいよ?
と、アンポ、アンポ?、泣くのね?

(♪♪ 繰り返し)
アメリカばんざ?い!
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たとえば、前のエントリーで書いた『放送禁止映像大全』をぱらぱらと読んでいる時に感じたのですが、「放送禁止」が魅力的だという、倒錯した感情があるんじゃないでしょうか。
連続幼女殺人事件の被告「M君」が、そんなビデオに執着していたのを思い出します。

 → 2003年10月5日付日録:岡林信康「アメリカちゃん」(1969年)

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放送禁止映像大全

昨日、『赤塚不二夫 天才ニャロメ伝』と一緒に買ってきた本。
タレント本なんかのコーナーに平積みされていた。
サブカルの棚だったのかな。

労作なのである。
全263の作品が見開き2ページでとり上げられている。
有名な『ウルトラセブン』の第12話「遊星より愛をこめて」や、懐かしい『お荷物小荷物 カムイ編』。
こんなものが現代の禁忌になっているのだなあという、映像の「暗黒史」であることは確かだ。

ただ、「放送禁止」にはカギカッコを付けるべき本だろう。
別に禁止された映像ではない。
ビデオやDVDが出ていたり、CSでは今も放送されている作品もある。
森達也さんの『放送禁止歌』のように取材を重ねて、「放送禁止」を分析したわけでもない。

また、テレビドラマに比べて、劇場用&ビデオ用映画の章はずいぶん数が少ないように感じられる。
元々テレビでの放映など前提にしていない作品も多いのだからあたりまえですな。

ちょっとしたリファレンスに使えるという感じだろうか。
若者が、この本を読んで「放送禁止」を学習した気になってしまうのが心配だ。

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ここは広場ではありません

  • Posted by: 幻泉館主人
  • 2005年12月28日 11:14
  • PC & network

かっこ悪いですなあ、楽天広場の看板に付いた「ブログ」の文字。
こうでもしないと「ブログ」だと認めてもらえないということなのかしら。
いいじゃないか、「広場」「日記システム」で。

ここは通路です。
立ち止まらないで。
ここは広場ではありません。

実際には体験していませんが、新宿西口広場のフォークゲリラを思い出しました。

PV数を稼ぐために採用した「足跡」のシステムが枷になっているだと思う。
あれがいやで楽天広場をやめた人も多いんじゃないか。

以前分析したことがあるのだが、幻泉館日録@楽天のお客さん実数は、カウンターの十分の一ぐらいがいいところだ。
深夜にアップするので、スクリプトで足跡だけ付ける連中が、がんがんカウンターを回してくれる。
「inktomisearch.com」のようなサーチ用のロボットの足跡も、とても多い。

そういえば、「広場トップ」に書いてある「ページビュー数」のグラフ、ずっと更新されてませんな。

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人生に相渉る CHRONICLES #300

もう今年も残り少ないんですなあ。
まだまだ仕事です。
でも、途中で抜け出て餅つきをしたり、夕陽を撮ったり、休日みたいなこともやってました。
今日(昨日)は空気がきれいだったのか、夕陽が明るくて夕焼けは少しだけでした。

 →[ I Love Sunset! 夕陽が好き!]
千本浜 2005年12月27日

改行して、"Everything is Broken"のことが書いてあります。

ラノワはこの曲を「使い捨て(throwaway)」のような小品だと考えていましたが、ディランはそう思っていませんでした。
録音によって証明するのだと、ディランはトレモロを多用して演奏します。
これしか方法がなかったのだと、御大もかたくなです。

バンド全員が集まって演奏したのですが、5,6人のメンバーが全員同時にいい感じになるのはほとんどないことなのだと、ちょっと泣き言も書いています。
ディランはテレキャスターです。
ラノワもギターを演奏しました。

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Critics usually didn't like a song like this coming out of me because it didn't seem to be autobiographical. Maybe not, but the stuff I wirte does come from an autobiophical place.

僕が作るこういう歌を、自伝的ではないようだという理由で批評家たちは好まなかった。そうかもしれないが、僕の書く曲は本当に自伝的な場所から生まれるのだ。
-----------------------------------------------

まったく筋違いではありますが、北村透谷を思い出しました。
言葉遊びのように見える歌詞ですが、ディランの歌はすべてディランの「人生に相渉る」ものだということでしょうか。

 →青空文庫:北村透谷 人生に相渉るとは何の謂ぞ

ああ、以前にもそんなこと書いてましたね。

 →CHRONICLES #55 三分ポップス

 →bobdylan.com: Everything is Broken

 ♪ Broken cutters, broken saws,
 ♪ Broken buckles, broken laws,
 ♪ Broken bodies, broken bones,
 ♪ Broken voices on broken phones.
 ♪ Take a deep breath, feel like you're chokin',
 ♪ Everything is broken.

 ♪ Every time you leave and go off someplace
 ♪ Things fall to pieces in my face

 ♪ 折れたカッターナイフ、折れたのこぎり
 ♪ 壊れたバックル、破られた法律
 ♪ 壊れたからだ、折れた骨
 ♪ 壊れた電話から潰れた声
 ♪ 何もかもが壊れている

 ♪ あなたが立ち去ってどこかへ行くたびに
 ♪ いつでも何かがわたしの目の前でばらばらに壊れる

                    (中川五郎訳)

ただいまp.199です。

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赤塚不二夫 天才ニャロメ伝


テレビ番組の雑誌でも買おうかと本屋さんに立ち寄ると、長谷邦夫さんの新刊が出ていた。
『赤塚不二夫 天才ニャロメ伝』(マガジンハウス刊)

『漫画に愛を叫んだ男たち』の時は「小説」だったが、今度はマンガだ。
マンガで読む赤塚不二夫とスタジオ・ゼロ、フジオ・プロ。
ああ、やっぱり最後のところはなぁ。

 →2005年11月28日付日録:まんがNo.1

 →2005年8月30日付日録:消えた革命 桜三月散歩道 #3

 →2005年8月29日付日録:桜三月散歩道 #2

 →2004年5月13日付日録漫画に愛を叫んだ男たち

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街と飛行船

  • Posted by: 幻泉館主人
  • 2005年12月27日 00:27
  • 音楽

エレックの復刻盤『よしだたくろう・オン・ステージ!! ともだち』はすぐに届いて懐かしく聴いたのだが、『唄の市 第一集』はまだ届かない。
六文銭の「街と飛行船」がどんな形で入っているのか楽しみだ。

 →『放送禁止歌』(1999年)

 →『六文銭 BOX』

 →スト権スト

それでなんとなく「街と飛行船」を検索してみたら、もう答えが書いてあった。
六文銭にいた及川恒平さんのサイトで、「街と飛行船」の歌詞改変が検証してある。

 →街と飛行船

「リュウマチも小児麻痺も」
これが削られた言葉だということもはっきり書いてあった。

 ♪ 空には飛行船 地上には お祭り
 ♪ リュウマチも小児麻痺も 曲がった添木に
 ♪ リボンで飾りをつけて 走ろう

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夜空ノムコウ CHRONICLES #299

千本浜 2005年12月18日

ぼんやりと"Shooting Star"になるものが聞こえた話の続きです。

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The kind of song you hear when you're wide awake in your head and see and feel things, but all the rest of yours is asleep. I didn't want to forget this. Before I left town, I wanted to write it and record it. I thought it might be something Lanois was looking for.

頭ははっきりと覚醒していてものを見て感じることができるのに、それ以外のすべての部分が眠っている時に聞こえるような類いの歌。僕はこれを忘れたくなかった。町を出ていく前に、これを書いて録音したいと思った。これがラノワの探しているものかもしれないと思った。
-----------------------------------------------

ディランが曲を作ろうと思って作る、そんな曲とは成り立ちが違うようです。
風景に溶け込んで、感覚だけが働いている状態。
そこで聞こえた音楽です。

普通の人がぼぉっとしている時にも、頭にメロディが流れることがあるものです。
でも、それはどこかで聴いた曲が脳の古層から浮かび上がってくるだけなのでしょう。
天才ディランの場合は、感覚だけが研ぎ澄まされた状態で、夜空がそのまま歌になったのだと思います。

谷川雁さんが詩を「瞬間の王」と呼んでいたのは、まさにこのような瞬間なのかもしれません。
雁さんは「瞬間の王は死んだ」と書いて、詩人であることをやめました。
ディランも瞬間の王は死んだのではないかと思って、まるでつげ義春さんのマンガのように実業の世界に入ることを夢想したりしました。

 →瞬間の王 CHRONICLES #224

まったく死んでなどいなかったのです。
ディランは、歌わずにはいられない人でした。

さて、ラノワが探しているものは何だったのでしょうか。

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サンタが街にやってくる

  • Posted by: 幻泉館主人
  • 2005年12月25日 16:41
  • 日常雑記

仲見世商店街 2005年12月25日

クリスマスの日曜日だが、仕事なのである。
年内いっぱい忙しいのだ。

それでも年賀状を出すためにに、ちょっと街に出た。
おお、人が集まってる。
すごい。

大道芸をやっているのであった。
郵便局と本屋さんに寄ってからまた近くを通ると、今度は歌が聞こえる。

 →サンタが街にやってくる

大道芸からゴスペルに変わっていた。

これでめでたしめでたしと思われるかもしれませんが、そうでもないのです。
ゴスペルを聞くために立ち止まる人はほとんどいないのです。
実はそれほど人が歩いていません。
大道芸の時だけ、みんな集まってきたんですね。

郊外への大型店舗を規制するというニュースがあったな。
そんなことで駅前に客が戻ってくるのか?
あやしいもんだぜ。

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平和を我らに!

  • Posted by: 幻泉館主人
  • 2005年12月25日 00:43
  • 日常雑記

メリー・クリスマス♪
平和を我らに!


国家神道の信者ではないので、靖国神社に神や霊の類いなどまったく感じない。
むしろ、侵略戦争を行なった日本の超国家主義を解体した時に、なぜ靖国も解体しなかったのか不思議に思う。
靖国と聞いて、侵略を受けた国々が日本の軍国主義復活を懸念するのは当然のことだろう。
靖国は断じて個人の「心の問題」ではない。

キリスト教の信者ではないので、キリストの生誕を祝うのは門違い。
なのだが、ユダヤ教の急進的改革者であったイエスという人物はまことに興味深いし、本当は彼の誕生日はこの日ではないのだろうが、クリスマスという祭りは好きだ。

昨日も明日も年末の仕事がずっと続いているので日曜も祝日も関係ないし、祭りには参加できない。
でも、御馳走やらケーキは食べたいし、シャンパンやビールも飲みたいものだぞ。

高校生の時は誰かの家に集まって、かわいい宴会をしたものだ。
奮発して、レディーボーデンの大きなやつを買った。
たぶん、チック・コリアやキース・ジャレットのレコードを流したのだったと思う。

イエスさん、誕生日おめでとう!

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ボブ・ディランの頭のなか #2

  • Posted by: 幻泉館主人
  • 2005年12月24日 00:19
  • 映画

「アメリカ人に生まれたかった」などと人が言っているのを聞くと、ばっかじゃなかろかと思う。
合州国市民に生まれる確率ってどのぐらいなんだ。
2000年の統計では世界の人口が60億人で、合州国人口が2億8千万人。

 →総務省統計局:世界の統計 人口

そうか、こんなもんで唯一の超大国として世界を支配してるんだ。
なおかつアメリカで貧困層に生まれてたらえらいこっちゃで。
20年ぶりの寒波なんて来たら、何人死ぬかわからない。

とはいうものの、ディランの歌を聴いたりしてると、アメリカ人でないのがちょっと悔しい。
まったく違った聞こえかたをしてるんだろうなあ。
言葉も、音楽的背景も、全然違うんだから。

『ボブ・ディランの頭のなか』、結局DVDを買いました。
"MASKED AND ANONYMOUS"のサントラ盤を買ってから、2年以上経ってしまいましたよ。

 →ゲンセンカン主人 / MASKED AND ANONYMOUS

冒頭、いきなり真心ブラザーズの歌う日本語版"My Back Pages"が流れます。
ナレーションとあいまってとても良いのですが、日本人がこれを見た場合は、本来意図されていた映像効果と違うんだわね。

災害や戦争の映像。
聖書批判のような言葉に満ちた説教。
これに、わけのわからない言葉で歌う"My Back Pages"がかぶさる。
これが元の映画。

日本人が観ると、わけのわからん演説(説教/アジテーション)に、バーンと真心ブラザーズの歌が聞こえるのです。
普通は字幕にも目をやりますね。

だいぶ効果が違うのですが、実はこの日本語字幕バージョンの方が映画を楽しく観ることができるのではないかと思います。
私の持論ですが、字幕を介して観る「洋画」は、元の映画より高級そうに見えるのです。
知的作業が伴いますからね。

だから、今回は日本人はちょっと得をしたのではないかと思うのですよ。
ダメ映画を楽しく観ることができる。
『ボブ・ディランの頭のなか』って、最初に聞いた時はひどいタイトルだなあと思ったのですが、これは秀逸な邦題なのかもしれません。

しかし、DVDってすごいですなあ。
このDVDは音声が3種類選べます。

1 英語:オリジナル
2 英語:監督コメンタリー
3 日本語:コメンタリー

日本語のコメンタリーは、すごいですよ。
みうらじゅん&井上陽水&山口隆。
山口隆さんと言われてもピンと来ませんが、サンボ・マスターのボーカル&ギターの、あの人です。
だらだら3人でおしゃべりしていて面白いです。

特典ディスクにメイキングが入ってます。
この日本版DVDなら、「買い」だと思います。
ああ、日本に生まれて良かった。

BlogPet ボブディランの頭のなか コレクターズ・エディション


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黒いカバン

  • Posted by: 幻泉館主人
  • 2005年12月23日 04:44
  • 音楽

 ♪ 黒いカバンをぶらさげて歩いていると

いや、黒いカバンをぶらさげて歩いていたことはあまりないのだが、深夜に早稲田通りなど歩いていると、おまわりさんによく呼び止められたものだ。
今は地方都市で暮らしているので移動の手段が自動車中心となり、楽しい問答をすることがなくなってしまった。
残念である。

先日のことだが、隣家の前に軽自動車が停まった。
ぎょっとした。
手作りの「パトロール中」なる垂れ幕がぶらさがっている。

運転席のおじさんはたぶん町内会の連絡事項か何かがあって、隣家を訪れたのだろう。
このおじさんと私のどちらが怪しい人物かといえば、明らかに私である。
いい歳して髪が長い。
色の付いた変なメガネをかけている。
生活習慣を知っていると、さらに怪しい。
どうやら夜通し起きていて、昼ごろまで寝ていることが多いようなのだ。
ちゃんと働いてるのかしら。
ってなもんだ。

しかし、手作りの「パトロール中」垂れ幕のおじさんが安全な人物であるという保証は、実はどこにもない。
善良なるおじさんは、自警団まであと何センチのところにいるのか。

「黒いカバン」は岡本おさみさんの作詞。
泉谷しげるさんの声が聴きたくなったから、明日CDを発掘しよう。

歌詞を確認したくてGoogleで「黒いカバン」を検索すると、反米嫌日戦線 LIVE and LET DIE(美は乱調にあり)がヒットした。

 →忍び寄る警察国家の影 職務質問どこまで許されるのか?

あ、サイト引っ越したんだ。
何かあったのかしら。

 →反米嫌日戦線「狼」(美は乱調にあり)

沢知恵さんの『わたしが一番きれいだったとき』というアルバムがヒットしてびっくり。
「黒いカバン(赤いチャリンコ)」という曲が入っている。
「(岡本おさみ:詞/泉谷しげる:曲(沢 知恵:かえうた)」と書いてあるので、替え歌なんだろう。

実は以前からこの人の「わたしが一番きれいだったとき」が気になっていたのだ。
他にもすごい曲名がいろいろ並んでいる。
う?ん。

【J-POP/歌謡曲:さ】沢知恵 / わたしが一番きれいだったとき (CD)
『わたしが一番きれいだったとき』沢知恵
1. 人生の贈り物―他に望むものはない―(ヤン・ヒウン:詞/さだまさし:訳/曲)
2. わたしが一番きれいだったとき(茨木のり子:詩/沢 知恵:曲)
3. スウィート・メモリーズ(松本 隆:詞/大村雅朗:曲)
4. ハッピー・バースデイ・トゥ・ユー(パティ・S・ヒル:詞/ミルドレッド・J・ヒル:曲)
5. ひこうき雲(荒井由実:詞/曲)
6. ラヴ・アローン(ホンジャ・サラン)(ト・ジョンホァン:詩/沢 知恵:訳/イ・コニョン:曲)
7. コスモスのうた「詩の歌」より(まどみちお:詩/三善 晃:曲)
8. 黒いカバン(赤いチャリンコ)(岡本おさみ:詞/泉谷しげる:曲(沢 知恵:かえうた)
9. 自分の感受性くらい(茨木のり子:詩/中川五郎:曲)
10. おなじ(沢 知恵:詞/曲)
11. さとうきび畑(寺島尚彦:詞/曲)

 →ピート・シーガー「わたしが一番きれいだったとき」

 →林亭「わたしが一番きれいだったとき」(1973年)

 →わたしが一番きれいだったとき #3

 →わたしが一番きれいだったとき #4

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見るまえに跳べ

  • Posted by: 幻泉館主人
  • 2005年12月22日 12:33
  • 日常雑記

画像への直リンではない、幻泉館へのリンクをちょっと調べてみました。
他にもあるんでしょうが、手作業だったのでこのあたりで力尽きました。

夏目さんのリンクは冷や汗が出ました。
変なこと書かなくてよかった?。


 →夏目房之介の「で?」
--------------------------------------
 じつは、この記事にたどりついたのは幻泉館日録というブログで〈手塚治虫さんのまるい、巻き込むような描線とは違かったんですね。夏目房之介さんによる、マンガ家のタッチ分析を思い出しました。〉と書いてあったから。
http://www.gensenkan.net/~blog/2005/11/post_35.html
 いいとこ突いてます(笑)。
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 →MT MANIAX:青山学院高等部入試問題に不備はなかった
--------------------------------------
追伸 このブログを書き終えたあと、ネットで調べたところ、この問題については、1ヶ月ぐらい前にブログや掲示板などで様々な議論を呼んでいたようです。この発見は私が初めてではないようです。がくっ。gooのブログ検索で140本のブログ記事が見つかりました。140本すべてに目を通しました。その中から代表的な記事を以下に紹介します。

退屈な話
幻泉館日録、2005年6月11日
http://blog.so-net.ne.jp/gensenkan/2005-06-11-1
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 →世界を呪え!
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■1971年第三回全日本フォークジャンボりー(いわゆる中津川フォークジャンボりー)
加川良♪「戦争しましょう」(逆説的反戦歌)♪国会議事堂前にしてギョロ目出てこいと叫んだが…(「ギョロ目」というのは佐藤栄作)
 http://plaza.rakuten.co.jp/gensenkan/diary/2003-10-01/
--------------------------------------


 →[教えて! goo] 質問:岡林信康の「ヘライデ」の意味は?
--------------------------------------
↓のサイトが参考になると思います。
元歌はバハマ民謡と書かれていますが…。

参考URL:http://plaza.rakuten.co.jp/gensenkan/diary/200405250000/
--------------------------------------


 →漫画@2ch掲示板:西川魯介総合スレ2?全ては眼鏡っ娘の為に
--------------------------------------
114 :名無しんぼ@お腹いっぱい :04/01/06 14:29 ID:sKMfykaV
赤瀬川原平の「アカイアカイ アサヒアサヒ」図版。
ttp://plaza.rakuten.co.jp/gensenkan/diaryold/20031015/
--------------------------------------


 →懐かし邦画@2ch掲示板:大島渚の映画
--------------------------------------
36 :この子の名無しのお祝いに :04/11/09 00:39:05 ID:m4Ahfd7h
>>35
いやこれ朝鮮人従軍慰安婦の歌。満州にも行っていたの。
日本語のなまり方が完全朝鮮人。

鈴木清順の「春婦伝」でも初井言栄が唄ってたんじゃないかな。

検索したら、
http://plaza.rakuten.co.jp/gensenkan/diary/2003-10-04
こんなん出ました(古
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高田渡さんを送る会

  • Posted by: 幻泉館主人
  • 2005年12月22日 02:45
  • 音楽

買ったまま忘れていた『月刊SkyPerfecTV!』をパラパラと見ていたら、『タカダワタル的』を放映するというのを見つけた。
これはDVD買ったからなあ。

おや?

「高田渡さんを送る会」と、番組表に続けて書いてあるのだ。
小金井公会堂でやったやつか?
行きたかったけど、行けなかった。
これは録画せねば。

「日本映画専門チャンネル」のサイトを覗いて、ちょっとがっかり。

 →高田渡さんを送る会[ダイジェスト版]

上映時間が「8分」なのである。
「8分」かあ。
[ダイジェスト版]ではない放映もあったのかしらん。

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流れ星 CHRONICLES #298

八幡町 2005年12月21日

ディランはある時運河の見えるところまでバイクをとばして、船を眺めていました。
留まった船の上ではケイジャンバンドが演奏しています。

-----------------------------------------------
Under the southernmost magnolia I started feeling something about a song called "Shooting Star," I hadn't written yet. I could vaguely hear it in my mind.

最南端で咲くモクレンの下で、僕は「流れ星(Shooting Star)」という名になる歌の、何かを感じ始めていた。まだ書いていなかった曲だ。心の中に、その歌がぼんやりと聞こえた。
-----------------------------------------------

なるほど、オートバイの話はここに繋がるんですね。
心憎い演出ですぞ。

 →bobdylan.com: Shooting Star

 ♪ Seen a shooting star tonight
 ♪ And I thought of you.
 ♪ You were trying to break into another world
 ♪ A world I never knew.
 ♪ I always kind of wondered
 ♪ If you ever made it through.
 ♪ Seen a shooting star tonight
 ♪ And I thought of you.

 ♪ 今夜流れ星を見たよ
 ♪ そしてきみのことを考えた
 ♪ きみは別の世界にむりやり押し入ろうとしていた
 ♪ ぼくの知らない世界に
 ♪ いつも気になってしょうがないんだ
 ♪ きみがちゃんと入れたのかどうか
 ♪ 今夜流れ星を見たよ
 ♪ そしてきみのことを考えた
              (中川五郎訳)

 →流れ星

「流星」というと、パッと頭に浮かぶ2曲があります。
どちらも私の好きな曲です。

 →吉田拓郎「流星」(1979年)

 →中島みゆき「流星」(1994年)

流れ星というのは、歌いたくなるものなんですね。
「流れ星」「作曲」なんぞで検索すると、いろいろな曲がヒットします。

 →ハックルベリーフィン「流れ星」(1972年)

 →松山千春「流れ星」(1983年)

 →松任谷由実「ホタルと流れ星」(1990年)

 →新井英一「流れ星」(1998年)

 →もずく「流れ星」(2001年)

ユーミンには「ジャコビニ彗星の日」という曲もありましたね。
『悲しいほどお天気』(1979年)に入ってました。

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地獄に落ちる大統領 CHRONICLES #297

千本浜 2005年12月18日

ハーレーの66年型ポリス・スペシャルを手に入れたディランは、もちろんニューオーリンズでそれに乗るのです。
スタジオでの休憩時間や、早朝。
嬉しそうに乗り回している様子が目に浮かびます。

ニュー・オーリンズはディランの好きそうな場所がいくつもあるのです。
アンドリュー・ジャクソンゆかりの古戦場にも立ち寄っています。

 →Wikipedia: アンドリュー・ジャクソン

20ドル札の大統領です。
米英戦争で活躍して英雄となったので、今でも人気があるのでしょう。
一万人のイギリス軍を、4千人ほどの軍勢でジャクソンは撃退したのだと、歴史好きのディランは書いています。

-----------------------------------------------
Jackson said that he'd burn New Orleans to the ground before he'd surrender it. Jackson, Old Hickory, Master of Bloody Deeds -- tall and rawboned, blue eyes and bushy gray hair, cantankerous, a backwoodsman, opposed the Bank of the United States. At least he didn't drop bombs killing civilians and innocent children for the glory of his nations' honor. He wouldn't be going to hell for that.

英軍に降伏するぐらいならニューオーリンズを焼き払うとジャクソンは言った。「頑固おやじ」「暴虐の親玉」ジャクソンは、背が高くて骨ばった体つき、青い目にふさふさした灰色の頭髪で、つむじまがりの田舎者、合州国中央銀行に反対した。少なくとも彼は国家の栄光のために爆弾を落として市民や罪のない子供たちを殺すということはしなかった。だから地獄に落ちることはなかっただろう。
-----------------------------------------------

するってえと、現大統領は地獄に落ちるんでしょうな。

ただいまp.198です。

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ともだち&唄の市&古井戸

  • Posted by: 幻泉館主人
  • 2005年12月21日 00:29
  • 音楽

【追記】

これですね。
『豊田勇造・長野隆ライブ』なんてのも出ます。

 →ELEC RECORDS


いや、驚きました。
MCでも差別的とされる語を連発しているので、よもや再びCDで復刻されることはないだろうと思っていたアルバム『よしだたくろう/オン・ステージ ともだち』。
これがCDで出るのです。

同じエレックから出ていた『唄の市』のシリーズや、古井戸のライブ盤も出ます。
どれも中古LPを入手済みですが、これは買わないと。
この手のものとしてはちょっと高いですね。
あ、紙ジャケ仕様か。
これは後で困るんだよなあ。

発売日は今日、12月21日ということになっているのですが、さて?

『よしだたくろう・オン・ステージ!! ともだち』
1.おろかなるひとり言
2.マーク II
3.もう寝ます
4.老人の詩
5.私は狂っている
6.何もないのです
7.やせっぽちのブルース
8.されど私の人生
9.わっちゃいせい
10.夏休み
11.面影橋
12.イメージの詩
13.ともだち

『唄の市 第一集』
1.街と飛行機
2.今旅に出るよ
3.僕のチータカ節
4.失恋の唄
5.下北沢たそがれ
6.花言葉
7.大雪のあと
8.ハイライト
9.捨ててはいけないよ大切なものを
10.白い愛の言葉
11.雨よ
12.戦争小唄
13.愛してるよ
14.帰り道

『野音 唄の市』
ディスク: 1
1.僕の歌
2.生活
3.ひとりごと
4.あの頃
5.この胸の中の
6.海
7.母から娘に
8.今日の僕明日の君
9.通りゃんせ
10.夕暮れ
ディスク: 2
1.通り雨
2.ごろ寝
3.冬の夜
4.ろくでなし
5.あした引越します
6.戦争小唄
7.街はぱれえど
8.黒いかばん
9.鏡の前のつぶやき
10.春夏秋冬
11.さなえちゃん
12.哀れな男のブルース
13.目覚めよ

『古井戸ライブ』
ディスク: 1
1.落葉の上を
2.雨の日の街
3.待ちぼうけ
4.ひな祭り
5.バラ?ド
6.ちどり足
7.あの娘が結婚してしまう
8.インスタントラーメン
9.うそつき
10.ポスターカラー
11.何とかなれ
ディスク: 2
1.らびん・すぷんふる
2.東京脱出
3.びしょぬれワルツ
4.おいてきぼり
5.年の瀬
6.讃美歌
7.おやすみ
8.もうねむたいよ

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母さんは28年型 CHRONICLES #296

千本浜 2005年12月18日

改行して話が変わります。
ラノワとそのスタッフは、皆ヴィンテージもののハーレーに乗っていたそうです。
それをスタジオにしている屋敷の中庭に停めていました。
ディランは66年にオートバイ事故で大変な目に遭ったはずですが、ずらりと並んだハーレーがうらやましくなってしまい、ラノワのスタッフに頼んで結局66年型のポリス・スペシャルを手に入れます。
かわいいですね。

 →THE HARLEY DABIDOSN STORY

のんびり市には、時々ハーレー・ダビッドソンの団体さんが出現します。
年齢は高いですね。
私も高校生の時、道交法改正前に自動二輪の免許を取っていれば、今頃はそのお仲間だったかもしれません。
でも、金もヒマもないぼんやりした高校生だったので、機を逃してそのまま来てしまいました。
サイドカーに奥さんらしき女性を乗せた年配の方など見かけると、いいなあと思います。
免許を取るのは今からでもかまわないのですが、そんな時間があったら楽器の練習をしたいなあと思います。

1977年から198代テレビドラマ『白バイ野郎ジョン&パンチ(CHiPS)』では、KAWASAKI Z1000POLICEが使われていたそうです。
CHPS(California Highway Patrol)がドラマでは"CHiPS"になっていたんですな。

 →CHiPS Online

「リーダーズ英和」を引くと、「vintage car」の場合は1917年から1930年に製造されたクラシックカーを指すそうです。
大恐慌前の「金ピカの20年代」に作られた車ですね。
そういえば小学生の時に『母さんは28年型』というテレビドラマを観ていました。
亡くなった母親がクラシックカーに憑依して息子のところに現われるというコメディです。

調べてみると原題は"My Mother The Car"のようですが、『母さんは28年型』って、良い邦題だなあと思います。
ポンコツに近いクラシックカーが、息子のピンチには老体に鞭打ってがんばってしまうんです。
口うるさい姑だったりするのもおかしかったです。
うちのおっ母さんと年式が近いな。

 →TVparty: MY MOTHER THE CAR

あ、全然進んでない。

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非国民の会

  • Posted by: 幻泉館主人
  • 2005年12月19日 11:23
  • 日常雑記

【追記】

朝日新聞の記事を読んでいませんでした。

 →[朝日新聞] 授業で「赤紙」配布 戦争拒んだ生徒に「非国民」 福岡

「教諭は人権学習に熱心」ということなので、やはり「良き意図」の下に行なわれたのだろう。
御本人は熱心なつもりかもしれないが、学校教育の現場でコピーが横行しているのも気になる。


もう二十年以上も前のことだが、独りで「非国民の会」を名乗ったことがある。
別にそれで政治活動をしていたわけでもなく、「所属」を問われたらそんなふうに名乗っただけだ。
本当にそんな名前の団体もあったようだが、まじめに活動していたならごめんなさい。
アタシのは冗談みたいなものです。
この辺りが「自称アナキスト」たる所以ですな。

福岡県の中学校で、「臨時召集令状」という教材に「戦争に行くか」という設問を付けて、「いかない」と答えた生徒には赤ボールペンで「×」印を付け「非国民」と書き入れて返却した教師がいたのだそうな。

 →[毎日新聞] 召集令状:生徒に配り、「非国民」批判も 福岡の中学教師

 →[読売新聞] 中学授業で「召集令状」、不戦の生徒に「非国民」

これだけでは、この教諭の意図はわからない。
本人は本当に平和の尊さを教えようと思ったのかもしれない。
悪ふざけが過ぎたのかもしれない。
でも、戦争への参加を問うて、拒んだ答案(?)に赤ボールペンで「×」を付けて「非国民」と書き込むのは、その指導とやらの異常性に気づいていないのだろう。

これがまさに思想チェックというものなのだ。
「良き意図」の下に行なわれたのだとしたら、余計にタチが悪い。
戦時中に遣われた「非国民」という言葉だって、それは「良き意図」の下だったのだ。

もしかしたら、今度こそ独りでも「非国民の会」を名乗らなければならい時が来ているのかもしれない。
古い日記を再掲しておきます。


[2002年12月24日付日録]

夜11時過ぎに、段ボールや雑誌などの資源ゴミをコソコソ出しにいく。
雨が降るとダメになるので朝出さなければいけないのだそうな。
朝、出せません。
寝てます。

以前空き缶の類いを10時ごろ出しにいったことがあるが、ヒマなおっさんが見張りをしていて怒られた。
なぜ前夜ではダメなのか、納得のいく説明はなかった。
そりゃそうだろう、他の町内ではその手は前夜でもOKなのだから。
それ以来、紙なども前夜に出すことにした。
ほとんど意地であるが、既に大量の神の山、違う紙の山ができているのには驚く。
あんたたち、いつ出してるの?
ワタクシは町内の祭りのカレーに毒物を混入などしないが、こういうトラブルの積み重ねは本当に消耗する。

他の町だが、大地震を想定して導入された放送が、「アルミ缶は中学校へ」などと告げていた。
中学生が車椅子を寄付するためにアルミ缶を集めているからだそうだ。
これは間違っているんじゃないか?
市が確立している(はずの)リサイクルの輪から、アルミ缶をかすめとるのは邪道だ。
以前「アルミ缶のプルタブを集めて車いすを贈ろう」というデマがはやったことがあった。
リサイクルも福祉もまともに考えないから、こんなデマがまかりとおる。
「アルミ缶で車いすを」はデマではない。
しかし、「プルタブで車いすを」から一歩も進んでいないところこそが、正に問題だ。
アルミ缶を収集するために中学生がアルミ缶飲料を買うなんてのは、本末転倒だ。
そんなもの買わない方がいいんだよ。
みんなで力を合わせるのはよろしいが、もう少し力の合わせ方を自分の頭で考えた方がいいぞ。

20年以上も前のことになるが、この地方都市は日本でもっとも進んだゴミ処理を行なっていた。
住民がゴミを細かく分別し、資源として再利用できるものを活用しようという、今ではあたりまえになったことを真っ先に実践していたのである。
「ゴミではない、資源だ、宝の山だ」と明るく宣言した、あの精神は今もちゃんと生きているのか?

「パーマネントに火がついて、みるみるうちにハゲアタマ、はげた頭に毛が三本、ああはずかしい、はずかしい、パーマネントはやめましょう」

これは国家総動員法の時代に流行った歌。
「贅沢は敵だ」をスローガンに展開された国民運動があったのだとさ。
別に軍部が暴走したわけではないよ。
勅令や省令によって命じられて、国民が嬉々として従い、推進したのだ。
後になってそのことへのウラミツラミを述べる人は多かったけど、国民運動を支えた人の方がずっと多かったはずだよ。
自分の頭で考えるということをしないで命じられたことを一所懸命やっちゃう。
決まりに従わない人を「非国民」と呼んだのは、マジメに国民運動やってたおじちゃんおばちゃんだ。
こういうのを「自由からの逃走」と言うんだわ。

国家総動員法当時のマスメディアは新聞とラジオ。
それにどっぷり漬かっていると、批判的な視点は持ちにくかっただろう。
今はなんといってもテレビだな。
テレビを見ていれば自分のところに正しい情報が入ってきていると思いこんでいたら、やっぱり本当のことは見えにくいのではないかしら。

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鐘を鳴らせ CHRONICLES #295

千本浜 2005年12月18日
 →[ I Love Sunset! 夕陽が好き!]


「鐘を鳴らせ(Ring Them Bells)」という曲は、静かに心を打つ曲ですね。
ディランは小さな時から鐘の音が大好きでした。
『クロニクルズ』の最初の方に、レイとクローイの部屋からニューヨークの雪景色を眺める印象的な場面がありましたが、まるでこの曲の説明をしているかのようでした。

 →CHRONICLES #19

初めから名曲となる運命を持った曲のようです。
自分独りの弾き語りでも良かったのかもしれないと言いながらも、ラノワの手腕を高く評価しています。

-----------------------------------------------
That aside, Lanois caputured the essence of it on this, put the magic into its heartbeat and pulse. We cut this exactly the way I found it...two or three takes with me on the puiano, Dan on guitar and Malcolm Burn on keyboards. He definitely caputured the moment.

それはそれとして、ラノワは今回は歌の本質をつかみとり、この曲の鼓動と脈拍に魔法を吹き込んだ。僕が歌を見つけた、まさにそのままを正確に録音した。僕がピアノ、ラノワがギター、マルコム・バーンがキーボードを演奏して、2,3回録音した。ダンはその瞬間を明確に捕らえた。
-----------------------------------------------

ダニエル・ラノワのおかげで、この曲は最初から最後まで力を持つことができたと書いています。
今回聴きなおしてみて、ディランもすごい声で歌っているなあと思いました。
意識してあの声にしたのでしょう。

 →bobdylan.com: Ring Them Bells

妙な話ですが、この曲を聴くと、先代の飼い猫を思い出します。
水に濡れるのが嫌いなくせに、洗面所の蛇口からぽたりぽたりと落ちてくる水滴に頭を打たせるのが好きだったのです。
目を瞑って、まるで何かを考えているかのように、じっと水滴を狭い額で受け止めているのです。
少年時代のディランも、じっと鐘の音に耳を澄ませていたことでしょう。

ただいまp.197です。

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大阪100円生活

うかうかしていたら、知らない間に『バイトくん』がいろいろ出ていたのであった。
どうも読んでいないものがたくさんあるようなのだ。
悔しいのでいろいろ買い込んだ。

これから読みます。

大阪100円生活 バイトくん バイトくん(2) バイトくん(3) バイトくん(4)

 →2003年11月18日付日録:いしいひさいち『バイトくん』(1977年)

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善と悪の間 CHRONICLES #294

千本浜 2005年12月16日
 →[ I Love Sunset! 夕陽が好き!]


テネシー・ウィリアムズ文学祭を覗こうと出かけた夜、ディランは"Ring Them Bells"を録音しました。
ディランは、歌詞の一節に不満を持っていたそうです。

-----------------------------------------------
There was one line in the song that I was trying to fix, but never did...the last line..."breaking down the distance between right and wrong." Right or wrong, like it fits in the Wanda Jackson song, or right from wrong, like Billy Tate song, that makes sense, but not right and wrong. The concept didn't exist in my subconscious mind.

この歌には僕が直そうと思っていた行があったのだが、結局直さなかった。最後の行、「善と悪の間の隔たりを壊して」というところだ。「善と悪の」ではなくて、ワンダ・ジャクソンの歌にあるように「善か悪か」や、ビリー・テイトの歌のように「善から悪の」なら意味をなしてぴったりくる。僕の潜在意識にそんな概念は存在しなかった。
-----------------------------------------------

いい曲だなあといつも何気なく聴いていたのですが、ディランは「善と悪」と並列することに違和感を抱いていたのですね。

善や悪が相対的概念であると、ディランはずっと感じてきたのだそうです。
法律的な善悪と、倫理的な善悪は必ずしも一致しません。
善人も悪いことをするかもしれないし、悪人が善行を施すこともあるでしょう。

絶対神を自ら選んだディランなのに、不思議な迷いだなと思います。
それでは「from」や「or」に変えればよさそうなものですが、結局「and」のままにしてしまいました。
これは詞の音の問題でしょうか。

 →Wanda Jackson: Right Or Wrong

ビリー・テイトの"Right From Wrong"も歌のタイトルとしていくつかヒットするのですが、歌詞は見つかりませんでした。
ディランの"Ring Them Bells"の最後の一連を引用しておきましょう。

 ♪ Ring them bells St. Catherine
 ♪ From the top of the room,
 ♪ Ring them from the fortress
 ♪ For the lilies that bloom.
 ♪ Oh the lines are long
 ♪ And the fighting is strong
 ♪ And they're breaking down the distance
 ♪ Between right and wrong.

 ♪ 鐘を鳴らせ、聖なるカテリナ
 ♪ 部屋のてっぺんから
 ♪ 要塞から鳴らせ
 ♪ 咲き誇る百合のために
 ♪ ああ、戦線はどこまでも長く続き
 ♪ 戦いは熾烈を極め
 ♪ 彼らは隔たりを壊し去っている
 ♪ 正と邪との
             (中川五郎訳)

 →bobdylan.com: Ring Them Bells

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ロック誕生50年

  • Posted by: 幻泉館主人
  • 2005年12月16日 18:26
  • 音楽

タエさん(仮名♀二十代)に頼まれて、テレビ番組を録画した。
NHK BS11で三夜連続放映『ロック誕生50年』。

ビデオカセットを探したり入れ替えたりという手間がないので、HDDに録画できるのは便利だなあと痛感しました。
でも、DVD-Rへのダビングをしばらくしていなかったので、ファイナライズするのを忘れてしまい、いやあ、失敗失敗。
そういう操作が必要でしたなあ。

司会の萩原健太さんを久しぶりにテレビで見たのだが、ちょっと年齢が顔に出てました。
健太さんは同じ世代だよなあと思って検索してみたら、どうも1956年2月10日生まれだそうです。
アスキーを創った西和彦さんと同じ日。
年が違うと、知久寿焼君(1965年)や中島ひろ子さん(1971年)が同じ誕生日だそうな。

 →今日は何の日?毎日が記念日:2月10日


こういう番組はなんとなく観るのが楽しいですね。
いろいろなゲストがちょこっと出てきます。
ちょっとお勉強になったりして。
ディラン御大のところは、みうらじゅんさん。

映像はやっぱり初日が一番でした。
いや、70年代に青春を送ったので、時代としては二日目がばっちり同時代で聴いた音楽なんで楽しかったですよ。
三日目は今ひとつ。
自分でDVDを持っていたり、普段CSでMTVを見掛ける映像が多かったんですな。

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焼けたトタン屋根の猫 CHRONICLES #293

千本浜 2005年12月1日


改行してページが変わり、話も変わります。

ディランはテネシー・ウィリアムズ文学祭が行なわれていることを知り、出かけることにします。
検索してみたら、毎年3月に彼の劇が上演されるのだそうです。
ディランの場合は、テネシー・ウィリアムズの戯曲に関して意外な真実がわかるかもしれないと、講演会に出かけました。

 →バーボン・ストリートの長い夜

 →Wikipedia: テネシー・ウィリアムズ

 →松岡正剛の千夜千冊『回想録』

 →Tennessee Willams

ディランが「トム」と書いているのでハテナと思ったのですが、「Thomas Lanier Williams」だからトムなんですね。

-----------------------------------------------
I'd met Williams once in the early '60s, and he he looked like the genius that he was.

僕は60年代初めに一度だけウィリアムズに会ったことがあるのだが、まさに天才というように見えた。
-----------------------------------------------

あの懐かしい60年代冒頭の青年ディランがテネシー・ウィリアムズに会って、圧倒されていたのですね。
今回は、出かけていくともう講演会が終わるところだったので、ディランはそのまま引き返します。

-----------------------------------------------
Light rain was falling. Rats scurried across the telephone poles.

小雨が降っていた。ドブネズミが電話線の電柱をちょろちょろ上っていった。
-----------------------------------------------

印象的な風景です。
その夜遅く、ディランたちは"Ring Them Bells"の録音を始めました。

 →bobdylan.com: Ring Them Bells

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記憶にございません

  • Posted by: 幻泉館主人
  • 2005年12月15日 13:18
  • 日常雑記

「悪者探しに終始しますと、業界つぶれますよ」

これから捜査が進むという時に、政権党の幹事長がほざいたセリフだ。
これを恫喝という。

この発言のせいで、マンション&ホテル建設業界全体が悪者に見えてしまう。
もちろん、誰もが悪者をはっきりさせたいと思っている。
それで儲けた連中を除いては。

このおっさんは、また輸入牛肉を食ってみせるのだろうか。
あんなものを食ったせいで、こんなアホな発言をしているのかもしれない。

いやいや、たらふく毒まんじゅうを食っているから、アホな発言をしてみせているのだろう。
文字どおり、「おぬしも悪よのぉ」だ。

国会での証人喚問を観ることができなかったのだが、自民党議員の質問がひどかったらしい。
延々と牛歩質問をしてみせたそうじゃないか。
この議員も輸入牛肉、じゃなかった、毒まんじゅうをたらふく食ってるんだろう。

ロッキード事件に関する証人喚問が始まったのは1976年2月。
「記憶にありません」の連続はひどい茶番劇に見えたのだが、それでも偽証罪で6人が告発された。

具体的な短い質問を繰り返して、証言の矛盾を浮き彫りにする。
証人喚問のやり方は、百も承知のはずなのに。
自民党と公明党が証人喚問を妨害するのでは、なかなか難しいわな。

恫喝したり、妨害したり、あんたたちの親分は誰なのさ。
一見クリーンに見えるタカが、実は汚い金にまみれた姑息なゲスだってのはよくあること。
子分どものおかげでそれがわかりやすくなったね。
なんとか任期中に責任をとってもらいたいものだ。

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暗闇の思想

  • Posted by: 幻泉館主人
  • 2005年12月15日 00:26
  • 日常雑記

先月のことだが、2階のトイレの明かりが点かなくなった。
電球を替えてもだめ。
あら、器具が壊れたのね。

幻泉館は築四十年以上、2階は増築だが、それでも三十年以上経っている。
多少はガタが来てもおかしくないのだが、しっかりしたものだ。
亡くなった棟梁が惜しまれる。
ありがとう、元気ですよ。

PON LIGHT
それはともかく、私の生息空間は2階なので、これは不便なのである。
夜間に狙いが定まらない。
早く知り合いの電器屋さんに連絡しなければと思いながら、ホームセンターで非常灯を買った。
単3電池2本を入れて、タンクにシールで貼り付ける。
おお、ほの明るい。
結構雰囲気がいいぞ。

夜が暗いものだということを思い出す。

あれは1980年のことだったろうか。
原子力発電に抗議するということで、ささやかな電気料金不払いを行なった。
アルバイト先で氷を買って帰り、扇風機も蛍光燈もない夏を過ごした。
東京の夏は暑い。
ろうそくの明かりでは本は読めない。
あの夏以来の暗闇だ。

もっとも、携帯電話でウェブブラウジングをしたりしているのだから、あまり大きなことは言えない。

非常灯が暗くなって乾電池を入れ替えたころ、知り合いの電器屋さんに通りで声をかけられた。
口頭で修理を依頼して、一件落着。
2階のトイレに明るさが戻ったのだが、なんだかものたりないのである。

 →2003年12月18日付日録:六月の子守唄

 →2005年4月20日付日録:狼煙を見よ

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わたしにどんないいところがある CHRONICLES #292

八幡町 2005年12月13日

"What Good Am I"に取り掛かります。
ディランはまだメロディを探していました。
いいところまで来ているのだけど、あと一歩だとディランは感じています。
でも、へとへとに疲れていたので、ラノワが良いと思うメロディを採用することにします。
ディランの好みとしては、リズムが遅すぎるように感じていたそうです。

-----------------------------------------------
Danny used layered rhythms to create a mood fot this song. I liked the words, but the melody wasn't quite special enough -- didn't have any emotional impact. Setting aside our personal differences, we worked on this song for a while and completed it.

ダニーはこの歌の雰囲気を創り出すために、多層のリズムを使った。僕はこの歌詞が気に入っていたが、メロディは特にどうとも思わなかった。感情に訴えるような衝撃がまったくなかったから。とりあえず僕たちの個人的な相違点は無視して、この歌にしばらくの間取り組んで、そして完成させた。
-----------------------------------------------

 →bobdylan.com: What Good Am I

この曲はラノワにお任せで仕上げてしまったようですね。
語りかけるようなディランの歌がいいと思うのですが、御本人はイマイチなのかしら。

前回は採用しなかった部分の拙訳を掲載しましたが、この"good"がどのようにも訳せるようなので困りました。
今回は中川五郎さんの訳を一部引用しておきましょう。

 ♪ What good am I if I'm like all the rest,
 ♪ If I just turned away, when I see how you're dressed,
 ♪ If I shut myself off so I can't hear you cry,
 ♪ What good am I?

 ♪ わたしにどんないいところがある、ほかのみんなと同じだとしたら
 ♪ あなたのいでたちを見る時、顔をそむけていたとしたら
 ♪ 自分の中に閉じこもってしまったとしたら、あなたの泣き声も聞こえはしない
 ♪ わたしにどんないいところがあるだろうか?
                     (中川五郎訳)

なるほど。
まったく世界が違いますね。

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酒飲みの唄

  • Posted by: 幻泉館主人
  • 2005年12月13日 02:52
  • 音楽

 ♪ 飲んでる時はさっぱり
 ♪ 役に立たない御仁(おひと)だが
 ♪ 飲んでない時もあんまり
 ♪ 役に立つことはない

順平さんのアルバム『最初の花』の5曲目が「酒飲みの唄」。
4曲目の「さるまたの唄」に続いて、これが良いのです。
毎日ぐるぐると聴いてます。

 ♪ 酒飲みに必要なものは
 ♪ 思い出と恋と明日
 ♪ そんなもの串に刺して
 ♪ 焼いて喰ってしまうのよ

ラ・カーニャでのライブだそうですが、文字どおり酔っ払いの合の手というか、茶々というか、掛け声が入っているのがおかしいです。
どなたの声なんでしょう。

順平さんは年齢が近いので、大隈講堂の脇で見かけたカントリー&ウェスタンの人達とイメージがだぶるのだが、二十歳ぐらいで林亭の自主制作盤を出しているのだからすごいなあ。
渡さんが「林亭の人」と呼んでいたのは、『ホーボーズ・コンサート』だったかしら。

実際はアルバイトに励んでは楽器を買い込んでいたらしいですね。
御本人がブログで楽器のことを書いてます。
マンドリンが、あのジャンボだったというのが嬉しいです。

 →佐久間順平と楽器

そうそう、なんと「林亭」のライブがあるんですよね。
三十年ぶりだそうです。

 →ラ・カーニャ Live

「林亭 ライブ'06」です。
ゲストに小林政弘という名前が見えますが、もちろん渡さんが出演した『フリック』を撮った小林監督です。

 →フリック / バッシング

 →『フリック』(2004年)

小林監督はミュージシャン「林ヒロシ」として出演するはずだったのですが、どうもそれに関してはやはり御本人がブログでぼやいています。
どうなるんでしょう。
行きたいなあ。

 →ボクの映画渡世帖:ラ・カーニャで、唄を歌うということ

 ♪ 酒飲みは酒飲みは
 ♪ 飲み出したらしょうがない
 ♪ 酒飲みは酒飲みは
 ♪ 人を飲んで時も飲む

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再会

  • Posted by: 幻泉館主人
  • 2005年12月13日 01:18
  • 日常雑記

スペイン語では飲食店のことを「タベルナ(taberna)」と言いますね。
まるでわかっていませんが、イタリア語やポルトガル語、ギリシャ語でも、そのようです。
日本人にはおかしく感じられますね。
英語でも"tavern"という語になっています。

米国産CDに異常プリオンがなどと流言蜚語をまき散らしてしまった幻泉館ですが、今度はマジです。

「食べるな」

米国からの牛肉輸入に関しては、牛丼チェーンすき家(ゼンショー)の見解が正当でしょう。

 →すき家

「狂牛病」の牛の肉を食らったからといって、すぐにどうこうなるというものではありません。
何十年も経ってから、原因もわからぬまま発症するかもしれないというだけのことです。
いや、仮に発症の原因が輸入牛肉だということがわかったとしても、その責任は誰もとらないでしょう。
まさに自己責任で食らうことになるのです。

国民の健康を守るために、「衛生屋」として誇りをもって働いている人たちがいたことを知っています。
今も数多くの人がそのように仕事をしているはずです。
彼らは輸入再開をどのように考えているのでしょう。

 ♪ 牛丼ひとすじ
 ♪ 八十年?

70年代から80年代にテレビで流れていたCMを思い出します。
「明日はホームランだ!」
思い出もいくつかあるチェーンですが、もう二度とあそこで牛丼とお目にかかることはないでしょう。

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歌の力 CHRONICLES #291

千本浜 2005年12月10日

二人の間で解決しなければならない問題を抱えているとはいえ、ラノワは非常に有能なプロデューサーであり、才能あるミュージシャンでした。

-------------------------------------------------------
One thing about Lanois that I liked is that he didn't want to float on the surface. He didn't even want to swim. He wanted to jump in and go deep. He wanted to marry a mermaid. All that was fine to me.

ラノワについて僕が気に入っていたのは、彼が水面を漂うことを好まなかったということだ。彼は泳ぐことさえ好まなかった。跳び込んで、深く潜りたがった。人魚と結婚することを望んだ。僕にとって、まったく良いことだった。
-------------------------------------------------------

これはちょっとわかりにくい比喩ですね。
ディランにとっては自然な喩えなのでしょう。
うわっつらをなめるだけみたいなことを嫌ったと言いたいのでしょう。
本質に向かって突き進もうとする。
頑固そうです。

しかし、人魚なあ。
あれは上半身が魚だったら、えらく気持ち悪い生き物ではあるまいか。

-------------------------------------------------------
Off and on during the time we were cutting "Series of Dreams," he'd say to me something like. "We need something like 'Masters of War,' 'Girl from the North Country,' or 'With God on Our Side.'"

『シリーズ・オブ・ドリームズ』を編集している間に、彼はよくこんなことを僕に言った。「『戦争の親玉』や『北国の少女』や『神が味方』みたいな曲が必要なんだ。」
-------------------------------------------------------

ブリッジとメインを入れ替えようとした曲が"Series of Dreams"でした。
結局この曲はアルバム"Oh Mercy"(1989)に入らず、ずっと後になって"Bob Dylan's Greatest Hits, Vol. 3"(1994)に収められたのです。

 →恋わずらいのブルース CHRONICLES #289

ラノワが挙げた3曲は、昔のディランの有名曲です。
力を持った歌、水底深くにある真実を撃った曲なのでしょう。

 →CHRONICLES #15 (Bob Dylan)

おお、懐かしいですね。
もう一年以上前に、「戦争の親玉」について触れていました。
「コロラド州の高校で、「戦争の親玉」を歌った高校生がシークレットサービスに捜査された」って、すごい。

 →北国の少女 CHRONICLES #163

 →北国の少女/スカボロー・フェア

 →神が味方 CHRONICLES #255

ラノワのぼやきは、かなりこたえたようです。
ディランもぼやいてます。
そりゃ俺だってそんな歌がありゃいいと思ってたさ。
でも、なかったんだよ。
って。

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毎晩夜通しおきていて

  • Posted by: 幻泉館主人
  • 2005年12月11日 01:25
  • 音楽

Seals Records三連発の最後に届いたのは、シバさんの『高田渡を歌う』。
副題が「毎晩夜通しおきていて」で、それは英語でも書いてある。

I STAY UP ALL NIGHT, EVERY NIGHT

もちろんこれは渡さんの「火吹竹」の歌詞。

 ♪毎晩 夜通し 起きていて
 ♪ボクは 何にもしてやしないのです

渡さんが、酔いどれ詩人であった父親の詩に曲を付けたものです。

 →2003年11月8日付日録:高田渡「火吹竹」(1973年)

お父さんの詩集『詭妄性詩集』は、渡さんにとって宝物のようなものだったのでしょう。
今は、渡さんの歌が私たちの宝物になっってしまいました。
とても寂しいです。

時系列では逆なんですが、シバさんのCDは、「高田渡生誕会57」の続きのように聴けます。
ジャケットには、いせやの前でシバさんと肩を組んでいる渡さんの写真もありました。

『高田渡を歌う』
高田渡を歌う
1.汽車が田舎を通るその時
2.しらみの旅
3.失業手当
4.ボロボロ
5.この世に住む家とて無く
6.夜風のブルース
7.仕事探し
8.いつか
9.石
10.手紙を書こう
11.出稼ぎの唄
12.酒
13.火吹竹

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とんぼのめがね

  • Posted by: 幻泉館主人
  • 2005年12月10日 20:14
  • 日常雑記

先日、書斎用メガネが壊れた。
寝床用メガネと言った方がいいか。
幸いネジが飛んだだけなのですぐに直してもらえたのだが、不安になったのでもう一つ作って置くことにした。

幻泉館主人 マスク付き愛用のメガネは、ジョン・レノン丸型メガネで形状記憶合金。
使い勝手がいいので気に入っているのだが、えらく評判が悪い。
色付きにしたせいである。
別に『灰とダイヤモンド』のマチェックのように「報われぬ祖国への愛を恥じて」いるわけではありませんがな。
今度は素通しにしようか。

フレームを探そうと思ったら、朝日新聞にジョン・レノン型メガネの記事が出ていた。
復刻されて、評判がいいのだそうな。
良かった、良かった。
数年前に探した時はなかなか大変だったのだ。
市場に数が出回っていれば、安いものも見つかるだろう。

楽天市場で[ジョン・レノン][メガネ]などと検索すると、一発で出てくる。

 →楽天市場:ジョン・レノン メガネ の検索結果

おお、便利、便利。
だいたい1万5千円程度かな。
さらにヤフー・オークションで検索してみる。

 →Yahoo!オークション:ジョン・レノン メガネ の検索結果

おお、1万円を切っているではないか。
メガネ屋さんの通信販売です。
クリップ式のサングラスが付いている丸メガネに決定。

で、すぐに届いたので、フレームを持って近所の量販店に行きます。
いつもフレーム買わなくて申し訳ない。
だってフレームの種類が少ないし、高いんだもの。

サングラス付きなんで素通しにしようと思っていたのに、ついつい色を付けてしまいました。
今よりもう少し明るい、青いレンズです。
あはは。

1週間後に受け取り予定。

 →とんぼのめがね

みんな聴いたことがあるのに、意外に正確には歌えないものです。

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鬼が笑う

  • Posted by: 幻泉館主人
  • 2005年12月10日 19:55
  • 日常雑記

おっ母さんの年賀状を作らなければならないのである。
ついでに自分のも作る。
ちゃっちゃっちゃっと、まあ、こんなもんか。

実は高校生の時から90年代半ばまで、年賀状など出していなかった。
自分のサイトを作るようになったので、知人に知らせようと作り始めたのだ。
だから、元教員のおっ母さんよりも、私の作る年賀状の枚数はだいぶ少ない。

字がねえ、汚いですよ。
それで筆無精。
宛名だけは手で書くのですが、自分の住所指名はスタンプで済ませたい。

ところが、NTTが電話の局番を変えてしまったんです。
田舎なのに市外局番が三桁化されました。
スタンプがそのまま使えないじゃないか。

去年はごまかしたけど、今年はスタンプ作っておこう。
こういう時に楽天市場は、嫌だけど便利です。

これだな。

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トーキング・ヘッズ CHRONICLES #290

千本浜 2005年12月9日
 →[ I Love Sunset! 夕陽が好き!]


ディランはラノワが歌の本質を見失うようなことがあった例を挙げていますが、その後にはラノワを高く評価する記述が続きます。

-------------------------------------------------------
Lanois was a Yankee man, came from north of Tronto -- snowshoe country, abstract thinking. Northerners think abstract.

ラノワはトロントの北の出身、かんじきと抽象的思考の北部人だった。北の国の人は抽象的にものを考える。
-------------------------------------------------------

え?
そうなんですか?
ディランの説では、北部人は寒い時もまた暖かくなるのがわかっているので、余計な心配をしないのだそうです。
それで、即物的にはものを考えない。

逆に、暑いところでは天気がいつも同じなので、何も変化を期待することがないというのです。
う?ん、かなりあやしい説です。
暖かいのんびり市にもささやかな四季があります。
私は抽象的思考をするのでしょうか、変化を望まない現状べったり思考なんでしょうか。

ま、要するにラノワは抽象的思考をする人物であり、ディランもそうだと言っているのです。

-------------------------------------------------------
He's got got ideas about overdubbing and tape manipulation theories that he's developed with the English producer Brian Eno on how to make a record, and he's got strong convictions.

彼はレコードをどのように制作するかということに関しては、イギリスのプロデューサー、ブライアン・イーノと共に多重録音とテープ操作に関する考え方をつくりあげており、そしてそれに強い確信を抱いていた。
-------------------------------------------------------

おお、ブライアン・イーノ。
ぱっと頭に浮かぶのは、トーキング・ヘッズの1980年のアルバムです。
70年代が終わって、新しい時代が始まるという感じがしました。

 →Talking Heads - Remain In Light

ところで私は知らなかったのですが、Windows95の起動音はイーノが作ったんですね。

 →ブライアン・イーノ / BRION ENO

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But I'm pretty independent, too, and I don't like to be told to do something if I don't understand it. This was the problem we were going to have to work through.

しかし、僕もかなり独立心の強い人間だので、理解していないことをやれと言われるのはいやだった。これは僕たちが解決しなければならない問題だった。
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これは実にうなずける話、いかにもぶつかりそうな二人です。

ただいまp.195です。

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さるまたの唄

  • Posted by: 幻泉館主人
  • 2005年12月 9日 20:22
  • 音楽

佐久間順平さんのCD『最初の花』を繰り返し聴いている。
「さるまたの唄」から「酒飲みの唄」「ありがとう いのち」への流れがとても好きだ。
さるまたや酔っ払いの反吐を歌っても、下品にならないところがよろしいです。

「さるまたの唄」は林亭で知っていたのだが、なんとも人を食った金子光晴さんの詩が素敵だ。
もちろんさるまたは象徴でもあるが、でも、さるまたはさるまたなのだ。

 ♪ 父と子が二人で一枚の
 ♪ さるまたしか持ってないので
 ♪ かわりばんこにはいて外に出る
 ♪ この貧乏は東洋風だ

父が死んでさるまたを独占できるようになった子は少しの間だけ豊かになる。
でも、カニがさるまたを引いて行ってしまったので、子は無一物となりはてる。

 ♪ 子は知ったさるまたなしでは
 ♪ 泥棒や乞食にもなれないと
 ♪ さるまたなしでは人前に
 ♪ 自分の死様もさらせないと

健康のためにパンツ履かないといった話ではなく、唯一の持ち物がさるまただったのだから、子はいつも川に浸かっているのだ。
岸づたいに行く女の子を、子は水から首だけ出して見送る子

 ♪ かまわず丸裸で追いかけろ
 ♪ 丸裸で追いかけろ
 ♪ それが君のそれが君の
 ♪ 革命なのだよ

子は革命を起こせるか。
東洋風ですらなくなったこの貧乏から、生を謳い上げることができるのか。

しかし、さるまた、死語なのである。
若者に通じるだろうか。

亡き親父様は、確かに「さるまた」と言っていた。
それは女物の「ズロース」と対をなすものだった。
「ズロース」は外来語だ。
つまり「drawers」なので、引き出しや箪笥と同じ語だ。

おなじみ広辞苑を引いてみる。

-------------------------------------------------------
ズロース【drawers】
女性用の下ばき。股間部をおおい、太もも丈のゆったりとしたもの

さる‐また【猿股】
男子が用いる腰や股をおおう短いももひき。さるももひき。西洋褌。「―をはく」
-------------------------------------------------------

「西洋褌」や「さるももひき」ではもう何のことかわからない説明だ。
江戸時代の庶民の下半身は、股引き姿だったのだろう。

すると、私の世代がおなじみの『男おいどん』の、あのトランクスは、本当はさるまたではないのかもしれない。
ちなみにトランクスはもちろん外来語で、「trunks」だ。
つまり、鞄や自動車の「トランク」や、「幹」と同じ語だ。

ある知人が高校生だった頃の話。
世界史の授業で指されて「バブーフ」を答えなければならなかった生徒が、ついうっかり「ブリーフ」と答えてしまった。
彼が高校時代を通じて「パンツ君」と呼ばれるようになったのは、言うまでもない。

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恋わずらいのブルース CHRONICLES #289

八幡町 2005年12月8日

アントワーヌで海亀のスープを飲んで、ディランは一人でスタジオに向かいます。

-------------------------------------------------------
It had been raining off and on for the past three or four days, and now it was raining again. Danny had positioned everything just recut "Where Teardrops fall."

この三日間から四日間ずっと雨が降ったりやんだりしていたのだが、今はまた雨が降っていた。ダニーは「涙こぼれるところへ」を編集する手はずをすべて整えていた。
-------------------------------------------------------

改行して始まったところなんですが、こんな何気ない文章でも、実にうまいなあと思います。
この後も何か「縁語」のような表現がひょいと出てきたりするのです。

"Where Teardrops fall"の録音は、実に印象的な描写でした。

 →涙がこぼれるところへ CHRONICLES #283

結局、音楽的には良いと思える録音をしても、あの時の一発録りを凌ぐテイクはないのだという結論になります。
「神の顔」を見たと思ったんですから、それを超えることはできませんね。

 →神の顔 CHRONICLES #284


音楽というのは、ある規範に合わせて演奏して、「はい、よくできました」というものではないのです。
「それは確かにある種畏敬の念を起こさせるようなものがあった」とディランは書いています。

ラノワは曲を完成させるために、技術を重視していました。
様々な手法を用いて、奮闘します。
ディランはそんなラノワの意図を理解しながらも、それで本質的なものを見失うことがあると感じていたようです。
その例として、"Series of Dreams"を録音した時のことを書いています。

 →bobdylan.com: Series of Dreams

ラノワはこの曲のブリッジの部分が気に入ったので、全体をそれに合わせてまとめようとしました。
それでディランも、ブリッジとメインを入れ替えようと考えました。
ハンク・ウィリアムズが"Lovesick Blues"で用いた手法だそうです。
でも、結局そんな技法はつまらないものだとディランは考えます。

ブリッジというのは「リーダーズ英和」によれば「32小節からなるコーラスで, 他と対照的な3番目の8小節」です。
雰囲気を変える部分ですね。
それは、本来歌いたかったところではないのです。

 →midi: Lovesick Blues

 →Lyrics: Lovesick Blues

ただいまp.194です。

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[Beginning Fiddle]

Beginning Fiddleだいぶ前に注文しておいた本が届いた。
"Beginning Fiddle"(Stacy Phillips)
悪税込み739円ナリ。

本文が40ページに満たない薄い冊子だが、日本だとあまり類書がないのでおもしろい。
たとえば、冒頭の"Getting Started"では基本姿勢が2種類説明されている。

●その1
 手でまったく支えなくても落ちないように、顎の下で挟む。
●その2
 胸に当てて支える。

その1は普通のバイオリンの支えかただが、その2はおかしい。
心臓の辺りにバイオリンのエンドを押しつける。
当然、身体と腕に対する角度が変わり、手首の動かし方も異なってくるのだろう。
こればっかりは実際にやってみないとわからない。

胸に当てる姿勢の利点は、演奏しながら歌えることだと書いてある。
まさに「フィドル」の世界だ。
『ルーツ』のフィドラーは左腕を伸ばしてバイオリンを弾いていたように思う。

弓の握り方も2種類紹介されている。
親指がスティックとヘアーの間に入るような握りと、留め金のフロッグを挟み込む握りだ。

さあ、そろそろ実際に楽器に触りたいものだぞ。

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想像してごらん

  • Posted by: 幻泉館主人
  • 2005年12月 8日 12:44
  • 音楽


Imagine all the people living life in peace...

 →Imagine : John Lennon -> Neil Young

 →世紀を刻んだ歌 オーバー・ザ・レインボウ

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アントワーヌで晩餐を CHRONICLES #288

白銀町 2005年12月7日

二行空けて話が変わります。

ディランの家族が、
有名なアントワーヌで食事がしたいと言って、ニューオーリンズにやって来ます。
高級レストランなんですね。
私はまったく知りません。

こちらがオフィシャルサイト。

 →Antonie's Restaurant Since 1840

おお、結婚式なんぞもやるんですな。
『アントワーヌで晩餐を(Dinner at Antoine's)』という本があるそうでして、そのタイトルからさらに『ブレナンで朝食を(Breakfast at Brennan's)』という宣伝文句まで生まれたんだそうです。
パクリですが、こちらのキャッチコピーの方が優れているように思います。

トルーマン・カポーティの、というよりオードリー・ヘップバーン主演の『ティファニーで朝食を(Breakfast at Tiffany's)』は、さらにこのパロディなんでしょうか。
これは原作派と映画派にはっきりファンが分かれるようですね。

さて、良きパパであるディランは、もちろん家族をアントワーヌに連れて行きます。
行きたくなかったそうですが。

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We had dinner in the backroom and I sat under a portrait of Princess Margaret in the same chair that supposedly Franklin Delano Roosevelt sat in.

僕たちは奥の部屋で晩餐をとったのだが、僕はマーガレット王女の肖像画の下、たぶんフランクリン・デラノ・ルーズベルトが座ったのと同じ椅子に座った。
-------------------------------------------------------

アメリカ合州国は建国してたかが230年ぐらいしか経っていないので、実に由緒あるレストランということなのでしょう。

マーガレット王女というのは、英国エリザベス女王(Queen Elizabeth II)の妹さんのことでしょうか。
2002年に脳卒中で亡くなったそうです。
1969年に来日しているようですが、これはまったく記憶にありません。

フランクリン・デラノ・ルーズベルトというのは、もちろん世界恐慌から第二次世界大戦という激動の時代に合州国大統領だった、あの人です。

 →Wikipedia: フランクリン・デラノ・ルーズベルト

さて、パパ・ディランはまだラノワのところで仕事があるので、タートルスープを頼んだだけなんだそうです。
タートルスープというのは食べたことがありませんが、「turtle」だから海亀ですね。
背甲と腹甲が主食材なんだそうで、これは意外です。
なんとなくスッポンのコンソメを想像していたのです。

ディランは一人だけ先に店を出ます。
外は雷雨だったけれど、直接店を見ることができて嬉しかったと書いています。

ただいまp.193です。

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ジュニア・パーカー CHRONICLES #287

千本浜 2005年11月23日


ディランはアイスクリーム・パーラーを出て帰途につきます。

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A wet wind hit me in the face. Moonlight illuminated the glistening leaves and my footsteps disturbed a courtyard of cats. A dog snarled menacingly from behind a wrought-iron fence. A black sedan wont by, a couple of winos in it -- windows colled down, Paula Abdul song blasting out of the speakers.

湿った風が顔に当たった。月の光に照らされて木の葉がキラキラと輝き、僕の足音に中庭の猫たちが動揺した。鉄製の柵の向こうで、犬が威嚇をするようにうなった。アル中を二人乗せた黒いセダンが通り過ぎた。窓が下まで開けてあったので、ポーラ・ダブドゥルの歌がスピーカーから鳴り響いた。
-------------------------------------------------------

ディランがぶらぶらと歩く時の情景描写はいいですね。
本当にその映像と音を記憶しているのでしょう。

ポーラ・ダブドゥルの歌は80年代末から90年代初めにかけてヒットチャートを賑わしていたようなので、車から聞こえてきたのはラジオだったんでしょうね。
今この名前を見かけることはあまりありませんな。
googleで検索したら、日本語のサイトではこれが一番新しいニュースのようです。

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2004-05-21
Paula Abdulネイルサロンを訴える

Paula Abdulが、ネイルサロンを訴えている。彼女が、サロンで塗ってもらったマニキュアが原因で、感染症を起こし、親指のつめを外科手術で取り除くという事態に陥ったのが、原因。
-------------------------------------------------------

公式サイトはこちら。

 →Paula Abdul Online

ディランは仮住まいに戻ると、ラジオでお気に入りのDJブラウン・シュガーの声を聴きます。
番組では、リトル・ジュニア・パーカー(Little Junior Parker)の「デインジャラス・ウーマン(Dangerous Woman)」がかかりました。

 →Junior Parker 解説

なるほど。
ディランの好きそうなものが流れますね。

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最初の花

  • Posted by: 幻泉館主人
  • 2005年12月 6日 04:10
  • 音楽

【追記】

さっきは気づかなかったんですが、聴いてみて思い出しました。
「ありがとう いのち」って、あの「人生よ、ありがとう(Gracias a la Vida)」ですね。
李政美さんが歌ってました。

 →2003年9月24日付日録:人生よ、ありがとう:サンチャゴに雨が降る

「さるまたの唄」は金子光晴さんの詩です。
林亭の『夜だから』にも入ってました。


珍太さんのCDが届いた翌日、今度は順平さんのCDが届きました。
「渡チルドレン」といったラインナップですね。

佐久間順平さんは林亭の自主制作アルバムが1973年。
それから三十年以上も演奏を続けている順平さんの、初めてのアルバムです。

 → 林亭「わたしが一番きれいだったとき」(1973年)

帯に「ずっと待っていました。 高田渡」と書いてあるのが、なんだかジンときます。

最初の花
佐久間順平『最初の花』
1. 最初の花
2. 背中闇
3. 微笑む時
4. さるまたの唄
5. 酒飲みの唄
6. ありがとう いのち
7. NEW WORLD
8. What a Wonderful World

順平さんのオフィシャルサイトで、試聴できます。
ああ、フィドル弾きたいなあ。

 →Jumpei Sakuma Official Website

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ピンボールの魔術師 CHRONICLES #286

千本浜 2005年12月1日

ディランはアイスクリーム・パーラーで、地元の音楽紙を拾い読みしたそうです。
「クラッシュ(The Clash)のミック・ジョーンズ(Mick Jones)が肺炎から回復」
ああ、彼にギターを弾いてもらえばよかった。
ディランは妙な想像をしています。

 →Wikipedia: クラッシュ

 →The Essential CLASH

「マリアンヌ・フェイスフル(Marianne Faithfull)が新しいレコードを録音中」

彼女は薬物依存症の治療を受けていたんですね。
もうい長いこと会ってないなあとディランは知り合いの近況を知るわけです。

 →Wikipedia: Marianne Faithfull

 →ANTI-Artist: Marianne Faithfull

-------------------------------------------------------
Elton John was auctioning off all his furniture and costumes. In the pages was a photo of his pinball machine. It looked fantastic and I wished I was bidding on it.

エルトン・ジョンが家具と衣装をすべてオークションに出していた。ページにはピンボール・マシンの写真もあった。それはすごいもののようなので、できれば僕も入札したいものだと思った。
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おお!
ピンボールの魔術師(Pinball Wizard)!
ご存知ない方に申し上げておきますと、エルトン・ジョンは映画『トミー』でそういう役を演ったんです。
なんといってもケン・ラッセルなんで、ばかばかしくもおもしろい映画でした。

 →映画版「トミー」について

ここに怪演エルトンの写真があります。
竹馬に乗ってましたっけ?

 →ALTVENRY'S WHO PAGES

ピンボールは、できたら私も一台欲しいなあと思います。

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吉祥寺に捧ぐ

  • Posted by: 幻泉館主人
  • 2005年12月 5日 12:28
  • 音楽

コンサートに行くと、やたらに要らないチラシを渡されるものだが、この前出かけた「高田渡生誕会57 」の場合は、なんだか嬉しかった。
Seals Recordsは欲しいCDをいろいろ出してるんだなあ。

 →Seals Records

結局何枚か買うことにして、最初に届いたのがこれ。

大庭珍太『吉祥寺に捧ぐ
吉祥寺に捧ぐ
1.サンフランシスコ湾ブルース
2.あしたはきっと
3.26号線
4.おさと
5.僕の倖せ
6.かわいいあの娘
7.鉱夫の祈り
8.夕焼け雲
9.もしも
10.最終列車
11.ミー・アンド・ボビー・マギー
12.吉祥寺

-----------------------------------------------
僕があの町に辿り着いたのは、少し遅れていました。
しかしそこにはまだ沢山の面白い人や、沢山の素晴らしい歌がありました。
僕は毎日まるで学校に行くように通いました。
今、町並みも変わり、僕のロングヘアーも抜けてしまいましたが、
あの人達のあの歌は、今も尚僕の心をつかんで離しません。
若輩ながら歌わせて頂きます。
あの町、吉祥寺へ
そしてあの緩やかな時間へ
                   大庭珍太
-----------------------------------------------

ああ、そうなんだよな。
僕も遅れて行ったんですよ。
使われている写真も、井の頭公園や「いせや」の風景。
もちろん、21世紀の吉祥寺風景です。

おなじみの曲ばかり。
珍太さんのギター弾き語りを、おなじみのメンバーがサポートしています。
曲も熟成したというのがいいんでないかな。

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  • Posted by: 幻泉館主人
  • 2005年12月 4日 02:40
  • PC & network

【追記】

もう一つ、「.cn」ドメイン(中国)で直リンありました。
しかたがないな。
これは文字入れておきましょうか。

 →ART FREE LIFE

winamp


幻泉館サーバのアクセスログを眺めていたら、また画像の直リンがありまし。
あちこちの画像に直リンを張って成立しているブログのようです。
おとなげないが、例によって画像を差し替えます。

本来あった画像はこれ。

千本浜

これがこう変わります。

反ファシズム

このぼくチンです。
 →風のららら

  幻,
  是眼中的假象,
  是心?深?的空寂……
  「今天参加学生会???自己在参?画上的??」


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初ストーブ

  • Posted by: 幻泉館主人
  • 2005年12月 4日 00:08
  • 日常雑記

ヒナが本の山を一つ崩してくれたおかげで、ストーブのためのスペースを空けることとなった。
温暖なのんびり市とはいえ、そろそろ深夜は寒さがこたえる。
12月3日の夜、今シーズン初ストーブである。
これで、コーヒーでも鍋焼きうどんでも、書斎で作れるのだわ♪

去年はいつごろストーブに火を入れたのかしら。
幻泉館本館で検索をしてみる。

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2002年11月10日(日) [タマネギ植え付け:冬支度]
  夕食後に掃除を再開。
  目的は掃除自体にあるのではなく、ストーブと布団を出すことにあった。
  つまり冬支度である。
  午後十時過ぎになんとか一段落。
  驚いたことに本の下から発掘したストーブは灯油が満タンであった。
  あらま。
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2003年10月14日(火) [朝日ジャーナル 1971年3月19日号]
  そろそろストーブを置く場所を作っておこうと、本と雑誌の山を少し移動した。
  正確ではないな。
  実はストーブは出しっぱなしであった。
  その上に載った本と雑誌をどけたのである。
  これだけでは、まだ火を入れることはできない。
  周囲に空間が必要なのである。
  いや、そんなこともどうでもいい。
  幻泉館地方は妙に暖かいところなので、まだまだ時間はある。
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あら、2004年はいつストーブに火を入れたかわかりません。
どうも例年は11月のうちに初ストーブをするようですね。

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アイスクリーム CHRONICLES #285

昼ごろは晴れていたのだが、午後にどんどん雲が出て、暗い夕方になってしまった。
風も出てきて、波が高いのだ。

 →[ I Love Sunset! 夕陽が好き!]
千本浜 2005年12月2日


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The next night, we began listening to all the different takes of "Digniity." Lanois had kept them all. There must have been more than twenty. Whatever promise Dan had seen in the song was beaten into a bloody mess. Where we had started from, we'd never gotten back to, a fishing expedition gone nowhere. In no take did we ever turn back the clock. We just keep winding it. Every take another ball of confusion. Takes that could almost make you question your own existence.

その次の日の夜に、僕たちは「ディグニティ」のテイクをすべて聴き始めた。ラノワがすべてとっておいたのだ。二十以上あったに違いない。ダンの目に見えたはずのものは、打ち負かされ、すべて血まみれの混乱となっていた。僕たちは出発したところには二度と戻らず、魚釣りの探険はどこにもたどりつけなかった。どのテイクでも、僕たちはけっして時計を戻さなかった。ただ時計を進め続けた。どのテイクも、違った混乱の塊だった。自分の存在に疑問を投げかけたくなるようなテイクだ。
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一晩の作業が、まさに徒労に終わったのです。
延々と、魅力の感じられないテイクをディランたちは聴き続けます。
すると、あの"Where Teardrops Fall"が再生されました。

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It was just a three-minute ballad, but it made you stand straight up and stay right where you were. It's like someone had pulled the cord to stop the train.

それはわずか三分のバラッドにすぎなかったが、聴くと背筋が伸び、そこにしっかりと立っていたくなった。まるで誰かがコードを引っ張って、列車を止めたみたいだった。
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これで"Dignity"はアルバムから消えることになり、そして代わりに"Where Teardrops Fall"が収まることになりそうでした。
ラノワはもこの曲が気に入りました。
でも、まだ完璧ではないので、また録音しなおすつもりだと言います。
ディランは、確かにそうだねと言って、スタジオを出ました。
独りになりたくて、アイスクリーム屋さんに行くのです。

ただいまp.192です。

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黒い日本

  • Posted by: 幻泉館主人
  • 2005年12月 2日 12:47
  • PC & network

ブラウザのFirefoxが1.5になったようなので、早速バージョンアップした。

 →Get Firefox

多少使い勝手が変わったようだし、最初はちょっと表示に不都合があったのだが、「テーマ」を入れ替えたりしているうちに直った。
古いバージョン用の「テーマ」は使えないのだ。

それで「テーマ」を見に行ったら、「BlackJapan」というのがあった。
タイトルが面白いので試しに入れてみたら、本当に「黒い日本」だった。

黒い日本

結構人気があるようなのだが、どうもよくわからない。
なぜ「黒い日本」なのかしら。

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神の顔 CHRONICLES #284

かなり曇っていたのだが、時間ができたので浜に行ってみた。
堤防の上で、団体さんが撮影している。
みんなかなり長い玉を付けているのだろう、しっかりと三脚を立てている。
人数が多いので壮観だ。

彼らの熱心さが通じたのか、日没時には太陽が少しだけ顔を出してくれた。
 →[ I Love Sunset! 夕陽が好き!]

千本浜 2005年12月1日


"Where Teardrops Fall"のサックス演奏でディランが息をのんだのは、そこにゲイリー・デイビスの幻を見たからです。

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I leaned over and caught a glimpse of the musician's face. He'd been sitting there the whole night in the dark and I hadn't noticed him. The man was the spitting image of Blind Gary Davis, the singing reverend that I'd known and followed around years earlier.

僕は体を傾けてそのミュージシャンの顔を見た。彼は一晩中ずっと暗闇の中にいたのだが、僕は気づいていなかった。その男は、ブラインド・ゲイリー・デイビスに生き写しだった。何年も以前に知ってからずっと尊敬してきた、歌う牧師だ。
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 →My Fevorite Old Bluesman & His History: Blind Gary Davis

 →Reverend Gary Davis Home Page

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All of a sudden I know that I'm in the right place doing the right thing at the right time and Lanois is the right cat. Felt like I had turned a corner and was seeing the sight of god's face.

突然、僕は自分が正しい時に正しいことをして正しい場所にいるのだということ、そしてラノワもふさわしいやつなのだと気づいた。角を曲がって、神の顔が見えたようだった。
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ディランは少なくとも十年に一度ぐらいは、天啓を受けるようですね。
私などはこれだけ"right"が続くと、ちょっと鼻白んでしまいます。
ふと、早川義夫さんの歌を思い出しました。

 ♪ いけないひとと
 ♪ いけないことを
 ♪ いけない場所で
 ♪ するのが恋

ただいまp.191です。

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ひよこちゃん土鍋

  • Posted by: 幻泉館主人
  • 2005年12月 1日 19:45
  • 日常雑記

また買ってしまいましたよ。
今回は土鍋です。
ああ、この冬はストーブで鍋焼きうどんを作ってみよう。

 ♪ すぐおいしい?
 ♪ すこしおいしい?

ひよこちゃん土鍋セット

 →2005.01.03:幻泉館ネット&ちきどん

 →2005.05.09:ちきまぐ

 →ニュースリリース:ひよこちゃん土鍋とチキンラーメンがセットになった

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涙がこぼれるところへ CHRONICLES #283

千本浜 11月30日

リラックスするためにディランが歌う「ジャンバラヤ」、これは聴いてみたいものです。
だいたい私はディランのそんな歌が好きなんです。

1973年に契約切り換えのどさくさ紛れに出た"DYLAN"というアルバムが、そんな感じ。
「好きにならずにいられない(Can't Help Falling in Love)」や「ミスター・ボージャングル(Mr. Bojangles)」はMDの「My Best Dylans」にも入れましたっけ。
今は出てないアルバムですどね。

 →bobdylan.com: DYLAN

 →My Best Dylans #2

レコーディングでの煮詰まった感じは、ビートルズの映画『レット・イット・ビー』を観た時にそんなものなのかなあと思いました。
まだ中学生だった私は友人たちと、『ウッドストック』『レット・イット・ビー』の2本立てを観に行ったのです。

先に『ウッドストック』の映像に集中してしまったので、『レット・イット・ビー』のスタジオでの微妙な雰囲気に、うつらうつらしてしまいました。
後でテレビ放映された時は、前編おもしろく観ることができたんですがね。

さて、『クロニクルズ』に戻りましょうか。
午前3時の特設スタジオです。

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Two of Dan's engineer had been changing shifts since the beginning, and it had been hot and sweaty all night. I was wearing a blue flannel shirt and it was soaked through. Sweat was pouring off my face.

ダンの二人のエンジニアは初めから交替で仕事をしていた。一晩中暑くて汗ばんでいた。僕はフラノのシャツを着ていたのだが、びしょびしょに濡れていた。顔を汗が流れていた。
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フラノのシャツは以前どこかに出てきました。
検索してみたら、カミーラのパーティに出かけた時のディランが着ていました。

 →CHRONICLES #70 カミーラのパーティ

もう一箇所、朝飯を作ってくれたクローイが「赤いフラノのシャツの上に日本の着物を羽織って」いました。

 →まるで正直者のように CHRONICLES #137

きっとディランはフランネルのシャツが好きなんでしょう。
この時のシャツの色や柄はどうだったんでしょうね。

こんな状態の中で、ディランは別の新曲を弾き語りしてみました。
そして手早くドプシーに教えて、レコーディングにかかります。
5分ほどして、一発録りです。
プロですね。

その曲が"Where Teardrops Fall"でした。
アルバム"Oh Mercy"では、2曲目に入っています。

 →bobdylan.com: Where Teardrops Fall

 ♪ Roses are red, violets are blue
 ♪ And time is beginning to crawl,
 ♪ I just might have to come see you
 ♪ Where teardrops fall.

 ♪ 薔薇は赤く、スミレは青い
 ♪ そして時が這い始める、
 ♪ 僕は君に会いに行かなければならなかったのかもしれない
 ♪ 涙がこぼれるところへ
               (幻泉館主人訳)

胸に染みる歌詞です。
この後に、サックスの演奏が入ります。

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In the finale of the song, Dopsie's saxophone player, John Hart, played a sobbing solo that nearly took my breath away.

歌のフィナーレに、ドプシーのバンドのサックス奏者ジョン・ハートがすすり泣くようなソロを演奏したので、僕は息が止まりそうになった。
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ディランの描写がこのあたりは実にうまい運びになっているのですが、今夜はこの辺で。

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