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 思想に自由あれ。
 しかしまた行為にも自由あれ。
 そしてさらにはまた動機にも自由あれ。
               (大杉栄)

私はイラクへの自衛隊派兵に反対します。
私は憲法9条の改悪に反対します。

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終末のタンゴ

湯上がりに発泡酒を飲みながら古いレコードをきれいに拭く。
やっぱり小さな傷が数ヶ所にあるなあ。
針飛びしないことを祈りながら、乾くのを待つ。

今夜再生しながら、一応録音することにしよう。
CDレコーダーでそのままCD-R/Wに録音し、それをPCへWAVEファイルにして吸い上げる。
小さなボツンという音だったら、編集してなんとかごまかせるだろう。

司会は玉置宏さん。
最初に登場する野坂昭如さんの声が若い。
「朝まで生テレビ」に出ていた野坂さんとは、だいぶ違う。
中年御三家は本当に中年だと思っていたのだが、まだ青年のような声に聞こえる。

ノサカのMCが胸に迫る。
甲府や渋谷や神戸の空襲……。

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……そういうむごい状態があったわけです、今から29年前に。

そしてまた今刑法改正とか、靖国神社法とか、あるいは国旗に対して敬えとか、国歌を聴いたらちゃんと背筋を伸ばせとか、道徳教育とか、なんとかの大切とかなんとかの反省とか、そんなふうなことを言ってる世の中の行き着く先は、またそういうふうなことになると思います。

それだけは、僕は前の時代をいくらか知っているから、はっきり断言しておきます。
今の政府なり、権力なり、そういうもんのやってることについて、目を離してはいけません。
そして向こうがやってきたら、必ずこっちも戦っていないと、これは本当にひどい目にあいます。
ひどい目にあうのは、いつも若者です。

今ライトに照らされてるんで皆さんが若者だか老人だかわかりませんが、皆さんのその初々しい笑い声を聞けば、たぶん若い方だと思います。
精神の自由さというようなものが束縛される世の中が来た時に、いちばんひどい目にあうのは、若者です。
若者は精神の自由な営みを自らの糧として生き、そしてあなた方の命を生きるわけです。
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1974年、ノサカは参議院選挙に東京地方区で立候補した。

 ♪ どんな体制にも 必ず終わりはくる
 ♪ どんな繁栄にも 必ず終わりはくる
 ♪ のさばる人も ばらまく人も
 ♪ ほらふく人も いつかは落ちる
 ♪ その日のために 鍛えておこう
 ♪ 君の力のすべてを
 ♪ 決戦、乱戦、混線、当選!

そして、次点で落選した。

この人たちの歌を聴いていたころの僕は高校生。
あのころのオトナたちのおかげで、僕は兵隊にならずに済んだ。
戦争に行かなくて済んだし、あるいは戦争から逃げなくて済んだのだ。

日本人は、三十年前よりもずっと愚かになったのだと思う。

大歌謡祭
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このページは、幻泉館主人が2005年9月15日 03:56に書いたブログ記事です。

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