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赤い花束/Oの悲劇 Oの喜劇
赤い花束/Oの悲劇 Oの喜劇
- Posted by: 幻泉館主人
- 2005年8月 4日 03:50
- 書籍・雑誌
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本屋さんで高橋留美子さんの新刊を見つけて買った。
高橋留美子劇場『高橋留美子傑作集 赤い花束』と、『高橋留美子劇場副読本 Oの悲劇、Oの喜劇』。
まんまと、「副読本」まで買わされてしまった。
マンガの方は、ほとんどがおじさんが主人公となっている短編集。
表題作「赤い花束」は、自分の葬式を見つめるおじさんの話だ。
宴会で裸踊りをしている最中に死んだので、ネクタイを鉢巻きにして、腹に顔が描いてある。
この話、結構来る。
同時発売の『Oの悲劇、Oの喜劇』の方はまだ読んでいない。
「おじさん、オヤジ、お父さん、男の…バブル以前以後…」
40代、50代の、1730万人の"O"へ捧げられているのであった。
高橋留美子さんは同世代なんです。
新宿区、文京区、豊島区の境界近く、坂の下に僕たちの学校があった。
都電の駅からizumatsu君の下宿の方へ少し歩いて細い坂道を上ると、そこには角栄御殿や女子大があった。
まるで黒澤明監督の映画『天国と地獄』だ。
「夏は暑くて眠れない。冬は寒くて眠れない。」
坂の下は、夏場にクソ暑い学生下宿が多かった。
鶴巻町の下宿は小学校に隣接していたのだが、夏の夜に近くの下宿から小学校のプールへ生ごみを投げ込んだ馬鹿たれがいた。
その学生は逮捕されて新聞ダネになったのだが、少しだけ気持がわかった。
区画整理が進んで、今ではそのあたりの風景はすっかり変わってしまったと思う。
そう、あの頃高橋留美子さんは在学したままマンガ家としてデビューしていたのだ。
すぐに『うる星やつら』の連載が始まった。
70年代末のことだ。
五十代のおじさんたちの悲哀を達者に描く高橋さんも、同じように齢を重ねてきたんだなと思った。
高橋留美子傑作集 赤い花束
定価1100円(悪税込)
高橋留美子劇場副読本-Oの悲劇、Oの喜劇
定価1300円(悪税込)

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