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駅周辺の再開発で、昔からある商店街の一画が消える。
フォンテーヌという名前の店は、小学生のころ親に連れられて初めて入った喫茶店だ。
別に楽しい用事ではなく、従姉の彼氏との話し合いのようなもので、夜遅い時間だった。
飾りに置いてある外国語の本をぱらぱらと眺めていた。
CBという名のカレースタンドは高校生の頃に何度か行った。
ファーストフードのチェーン店も、コンビニもまだない頃。
放課後にそんなものを食べて、なおかつ家で夕飯をしっかり食べていたのだ。
ああ、いくらでも食えた、あの頑強な胃袋よ。
週末の夜はその裏通りでギターの弾き語りをしながら手製のCD-Rを売っている若者がいる。
あの娘はこれからどうするのかな。
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