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ぼくの遺書

  • Posted by: 幻泉館主人
  • 2005年5月27日 03:55
  • 音楽
夢を見たんだ。

渡さんの骨を見せてもらった。
火葬場で渡さんの友人たちがハンカチに包んで持って帰った骨。
その骨の、さらに小さく分けてもらったかけら。

白いプラスチックみたいになったその骨片を、僕がかじる。
砂糖菓子みたいにぽろぽろと崩れるのかと思ったら、しっかりと硬いんだよ。
臼歯で細かく砕いて、ビールで飲み下す。

僕が死んだ時、こうやってかじって飲み込んでくれる人がいるんだろうか。
五郎さんの歌を聴いたので、こんな夢を見たんだと思う。

 ♪ ぼくが焼かれたら 白い骨を拾い
 ♪ それを小さく砕いて
 ♪ ちょっとだけ食べてみてほしい

             中川五郎「ぼくの遺書」


ぼくが死んでこの世を去る日
中川五郎『ぼくが死んでこの世を去る日』(2004年)
1. ぼくの遺書
2. いつも 戸口までだったね
3. 男の陰に女あり
4. 90センチ
5. 自分の感受性くらい
6. 湖のほとり
7. わかれ
8. 眠られぬ夜
9. ぼくが死んでこの世を去る日
10. ミスター・ボージャングル


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