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CHRONICLES #106 図書館通い

千本浜 2005年3月20日

いつのまにか十年以上経ってしまいましたが、歌う生物学者本川達雄さんに『ゾウの時間 ネズミの時間―サイズの生物学』という本があって、ベストセラーになりました。
中公新書です。

 →interview: 本川達雄さん

「時間は体重の1/4乗に比例する」
生物はそのサイズによって時間の流れ方が違うという、とてもおもしろい本でした。
もちろんおでぶが長生きするという意味ではありません。
でぶは万病の元、太りすぎは短命です。

せこせこ動くディランだと、なんだか大物という感じがしませんね。
でも、自分は何もかもやることが速すぎるということを自覚して、変わることにしました。
そして探しているものを求めて、ニューヨーク公立図書館(The New York Public Library)へ出かけました。

 →The New York Public Library

ああ、大都市の図書館はいいですね。
私も失業者時代によく図書館に行きました。
ホームレスっぽい人がたくさんいました。
司法浪人のような人もたくさんいました。

ディランの場合は、ちゃんと目的意識があるところが偉いですね。
1855年から1865年あたりの新聞記事を、マイクロフィルムで読んだのです。
その時代の言葉やレトリックはおもしろかったようですが、当時の社会問題にはあまり関心を持たなかったそうです。

 →Chicago Tribune

 →Cincinnati Enquirer

他に名前が挙がっている新聞は、オフィシャルサイトが見つかりませんでした。
今はもうないのかもしれません。
百年前の新聞ですからね。

 the Brooklyn Daily Times
 the Pennsylvania Freeman
 the Memphis Daily Eagle
 the Savannah Daily Herald

ディランが読みふけったのは、南北戦争(1861年?1865年)当時の新聞です。
ついでにチェックしておくと、中国の太平天国が1850年から1864年、フランスのパリコミューンが1871年と、ほぼ同時代です。

もちろん日本は幕末、夜明けは近いぞぉの坂本龍馬が暗殺されたのは明治維新の前年1967年です。
フォークからニューミュージックの時代、龍馬を歌った人もいましたが、それはたとえば司馬遼太郎の小説『竜馬がゆく』に描かれた人物像であり、龍馬が生きた時代の史料を自分で調べたものではないように思います。


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