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CHRONICLES #42 ディランとハロルド・アーレン

クリスマスの土曜日夕方、浜に行ってみた。 海も空も静かで、夕陽を眺めに来る人も多い。 昨年のクリスマスイブに見かけた高校生とよく似たカップルがいたのだが、別人なのだろう。

人は去り時は流れ、でも海と空は変わらない。
来年のクリスマスにもまたほほえましいカップルが夕陽を見に来るのだろうか。

千本浜 2004年12月25日

ジュディ・ガーランド(Judy Garland)が歌った名曲"The Man That Got Away"と"Some where Over the Rainbow"はハロルド・アーレン(Harold Arlen)が書いた曲です。
アーレンはハーレムのあのコットン・クラブでピアノを弾いていた人です。
デューク・エリントンとの競演もあるそうですが、このあたりではもう私にはわからない世界です。

ディランはアーレンのヒット曲として次のようなタイトルを挙げています。
つまり、好きだったんですね。

"Blues in the Night"
"Stormy Weather"
"Come Rain or Come Shine"
"Get Happy"

「ハロルドの曲には、田舎のブルーズとフォークが聞こえた」とディランは書いています。
なんだか仲間のような感情(emotional kinship)を抱いたのですね。
当時のディランはウッディ・ガスリーに夢中だったのですが、その前にはハンク・ウィリアムズが大好きだったそうです。

ハロルド・アーレンのほろ苦く、孤独な歌の世界が大好きになったのですが、ヴァン・ロンクはそういう歌を歌うことができました。
ディランは自分もそんなふうに歌うことができたはずだが、そうしようとは夢にも思わなかったと言っています。
自分の台本にはそんなことが書いていなかった。
自分の未来にもそんなことはなかった。

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What was the future? The future was a solid wall, not promising, not threatening----all bank. No gurantees of anything, not even the guarantee that life isn't one big joke.

未来はどんなものだったのだろうか。未来は固い壁だった。見込みがあるわけでも、不気味なわけでもない堤。何の保証もまったくなかった。人生がおおげさな冗談ではないという保証さえなかった。
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