CHRONICLES #62 ブリジット・バルドー

千本浜 2005年1月21日

ディラン少年は故郷の彼女の家で、ジミー・ロジャーズのレコードを聴きまくりました。
「ブルー・ヨーデル」をレコードと一緒に歌っていたそうです。
 Jimmie Rodger’s Blue Yodels
 ♪ 俺はテネシーのハスラー
 ♪ 働かなくってもいいのさ
「僕も働きたくなかった」と、ディランは書いています。
正直者。
レイの工房で銃を眺めながら、ディランはやっぱり故郷での昔の彼女のことを思い出します。
「あの子どうしてるかな。」
最後に会った時、彼女は西に行こうとしていたそうです。
「West」と書いていますが、西部ではなくて西海岸のことだと思います。
もしかしたら、映画の世界を目指したのかもしれません。
「みんな彼女のことをブリジット・バルドーに似ていると言ったが、実際よく似ていた。」
あら、「puppy love」のお相手のイメージがだいぶ違いました。
p.60に入ったところです。
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CHRONICLES #61 ベッキー・サッチャー

千本浜 2005年1月22日

 →[ I Love Sunset! 夕陽が好き!]
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I’d seen guns before. My old hometown girlfriend, my Becky Thatcher had a father who wasn’t anything like Judge Thatcher.
それ以前に銃を見たことはあった。故郷の昔のガールフレンド、僕のベッキー・サッチャーには、サッチャー判事とは似ても似つかぬ父親がいた。
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おお、書いてないけど、トム・ソーヤーですね。
サッチャー判事は高潔な人物だった……んですよね?
覚えてないわ。
 → “Judge Thatcher said it was a noble, a generous, a magnificent lie.”
なるほど、判事らしい感じです。
ちなみに鉄の女サッチャーが英国の首相になった時、なんとなく『トム・ソーヤーの冒険』を連想したのですが、ベッキーじゃないよなあと思っていました。
その母親がマーガレット・サッチャーなんですね。
田舎にいた時のディランのガールフレンドの父親、この人がやっぱり銃をやたらにたくさん持っていたのだそうです。
鹿を撃つためのライフルやショットガン(散弾銃)、銃身の長いピストル。
ディラン少年はぞっとしたようですよ。
彼女の家は町外れ、もう道路がアスファルトで舗装してないところに暮らしていたのですが、そこを訪れるのは危険なことだったそうです。
その年老いた父親は「being mean」という悪評がたっていたからです。
ディラン少年はなんというガールフレンドがいたのでしょう。
その代わり、お母さんはとても優しい人でした。
「like Mother Earth」は「母なる大地のように」でいいのかな。
そこのお父さんが働いている時は、とてもいい人でした。
でも、そうでない時は酔っ払って邪悪な人物に変わってしまうのです。
「お酒飲まきゃいい人なのに」というのは、「お酒飲むからダメな人」なんですよね。
部屋に入ってきて、何やらぶつぶつ言い出します。
ある時などは、ディラン少年とそのガールフレンドは、ショットガンを持って追い払ったそうです。
真っ暗な砂利道で、二人めがけてショットガンをぶっぱなしたとか。
すげえ親爺です。
その時に撃ち殺されてなくて良かったですなあ、ディラン君。
それでもディランはこの家に遊びに行くのが好きでした。
おさな恋(puppy love)であるからもちろん彼女のおうちに行きたいのは決まってますが、実はそこには古い78回転のレコードがあったからなのでした。
ジミー・ロジャーズのレコードでした。
ジミー・ロジャーズなら、「リーダーズ英和(プラス)」に載っています。
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‘Jimmie’ Rodgers [James Charles Rodgers] (1897-1933)
《米国の歌手・作曲家; カントリーアンドウェスタンを一般に広めた一人; 鉄道で働いていたが結核で退職, 歌手に転じて成功, `Singing Brakeman’ のあだ名で知られた; 生涯に 100 曲以上をレコーディング, 主な曲に `Blue Yodel No.1′ `The Brakeman’s Blues’ など》
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「カントリーミュージックの父」なんですね。
 →[Jimmie Rodgers – The Father of Country Music]
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CHRONICLES #60 マニアなレイ

千本浜 2005年1月21日

 →[ I Love Sunset! 夕陽が好き!]
レイのところには広い工房のような部屋があったそうです。
ハンマー、弓のこ、ドライバー、プライヤー、ワイヤーカッター、てこ(レバー)、たがね、歯車の付いた箱。
こんな工具が散らかっていて、鋼鉄製の花があったりします。
もしかして、レイはクマさんのように鉄のゲージツ家だったのかしら。
 →KUMA’S FACTORY
ところが、銃器類の部品もたくさんあったようなのです。
小さなピストルから、かなり大きなものまで。
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There were different parts of guns—-of pistols, large frame, small frame, Taurus Tracker pistol, a pocket pistol, trigger guards, everything like in a compost heap—-alterd guns… guns with shortened barrels, different brands of guns—-Ruger, Browning, a single-action Navy pistol to work, shined out.
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いやはや、説明がわからんですよ、ルガーやブローニングが出てくるとほっとします。
ディランも銃に詳しいですなあ。
これは常識なんでしょうか。
レイは単にガンマニアだったんだろうと思うと、それが違うのだと続きます。
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It was weired. Ray was anything but a macho tough guy. I asked him once what he did with all this stuff back there, what it was for. “Tactical response,” he said.
それは不思議なことだった。レイはけっしてマッチョなタフガイなんかではなかった。その奥にある物でいったい何をするのか尋ねたことがある。「戦術的対応だ」とレイは言った。
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あはは、やっぱりなんだかよくわかりません。
ところで「macho マッチョ」というと筋肉モリモリを想像するかもしれませんが、必ずしも筋肉と必然的な結びつきはないようです。
ほれ、やたらに軍服着て登場したがる好戦的な大統領、ああいうのが、マッチョを気取ってるというわけです。
ペルーで日本大使館占拠事件が起きた時も、日系人の大統領が銃を持って見せましたね。
今はこそこそと隠れているようで、あまりマッチョではありません。
あ、日系人じゃなくて、日本国民だったのか、そりゃ知らなかった。
【追記】No.1
レイの言葉が冗談なのか本心なのかわからないのですが、さまざまな部品まで揃えておいて、それだけで満足していたわけではないようです。
つまり、少なくとも頭の中ではその銃を手に取って戦う映像が描かれているわけです。
いつか使う日が来る、そういう銃です。
だからモデルガンではだめなんでしょう。
日本では、普通に銃を持つことはできません。
支配者に有利な「刀狩り」のためといよりは、日本国憲法第9条の精神に近いのだと思います。
人間の心は弱いものですから、あれば使ってしまうことがあるかもしれない。
もちろん食事用のナイフやフォークでも人を殺すことはできるのですが、カッとなって銃をぶっぱなすのと比べれば、ずっと安全です。
大東亜共栄圏の主張にひとかけらの真実もなかったわけではありません。
アジアの解放はまさに大義でした。
でも、大日本帝国は解放したのではなく、侵略を行なったのです。
日本国憲法は外国から与えられたものです。
もし与えられなかったら、二・一ゼネストは本当の革命になっていたかもしれません。
革命ではなくて日本国憲法を選ぶという選択は、おそらく正しかったのでしょう。
そんな戦後を、自民党は今雰囲気だけで一気に清算しようとしています。
外国で戦争をする国に変えようとしています。
国連が認定した難民を強制退去させるような国が、海外でどんな戦争をするつもりなのでしょうか。
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livedoorのDDNSが更新できなかった

 
小林とむぼさんが「本館に飛べない」と書いてくださったので気づいたのだが、深夜に接続IPが変わっていた。
そういう時にはDiceというフリーソフトがダイナミックDNSサービスをしているところに連絡をして、新しい情報に更新してくれることになっているのです。
 
ところが、livedoorのDDNSだけ更新に失敗しているようなんですよね。
とりあえず手作業で更新手続をしたので、今はつながるはずなんですが、さて困ったな。
 
 →Dice 自宅でインターネットサーバーを立ち上げよう
 

Vine Linux 3.1CR

Vine Liux 3.1CR Screen Shot
 
古いThinkPadを修理した。
2年間以上電源が入れっぱなしになっている幻泉館サーバが少し心配になったので、いざという時の代替機として準備しようと思ったからだ。
 
せっかくだから、Vine Linuxの最新版3.1CRを入れた。
ネックとなるビデオもネットワークもするすると自動認識。
サーバにするはずが、着々と端末として使える環境を整えてしまう。
目的意識を喪失しがちな、猫体質ですな。
 
Win機で使っているMozilla FirefoxとThunderbirdが入ると、なんだかすごく落ち着く。
製品版なので、日本語入力にはVJE-Deltaが付いていて、いきなり快適に使える。
 
というように、夜更かしをして遊んでいます。

CHRONICLES #59 さよなら、モリアーティ

添地町 2005年1月20日

 →[ I Love Sunset! 夕陽が好き!]
ニューヨークに来る前は、ケルアック(Kerouac)の『路上(On the Road)』がディランのバイブルでした。
そこに描かれたビート族(hipster)に憧れていたわけです。
でも、実際ニューヨークで暮らし始めると、数ヶ月で興味を失ったようです。
もちろんその本の中の詩的な言葉は大好きだけれど、登場人物モリアーティに対する共感は失せてしまいました。
行き当たりばったりな感じの生き方が嫌になったようですね。
 →映画『死にたいほどの夜』
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Ray wasn’t like that. He wasn’t somebody who would leave any footprints on the sands of time, but there was something special about him.
レイはそういう人物ではなかった。時代の砂に自分の足跡を残すような大物ではなかったが、特別なところがあった。
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レイには邪悪なところがまったくなかったそうです。
望みさえすればいつでも時代に打ち勝ち、支配することができるような人。
よくわかりませんね。
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Ray was mysterious as hell.
レイはひどく不思議な人物だった。
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ディランの結論がこれでは、やっぱりわかりませんわ。
p.58です。
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CHRONICLES #58 レイの服装

IP屋上駐車場 2005年1月19日

 →[ I Love Sunset! 夕陽が好き!]
謎の部屋主レイの服装は、さまざまだったそうです。
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Sometimes you’d see him in a stirped suit with a wing-shaped colloar, pleated pants that were pegged.
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「striped suit」はわかりますな。
私も一応持ってます。
親父様が亡くなる前に知り合いの仕立屋さんを呼んで作らせたのです。
一度も着たことがありません。
横に成長してしまったので、たぶんもう入りません。
「wing-shaped collar」が今ひとつわかりません。
「リーダーズ英和」に「wing collar」なら載っていました。
 
 →wing collar
 ウイングカラー《スタンドカラーの前端が下に折れ曲がったカラーで紳士の正装用》
う?む、「スタンドカラー」がわかりません。
そこでgoogle検索。
便利だなあ。
YUMA’S ファッションWORLD
スーツの襟ではなくて、シャツの襟なんですね。
タキシードに合いそうなのがウイングカラー、もちろん私は一着も持っていません。
スタンドカラーのシャツは持っています。
一段と怪しさが増します。
「pleated patns」はプリーツの付いたズボンのようですが、プリーツって何?
前にピシっと折り目の付けてあるズボンでいいのかな。
「with pegged」は何よ。
ファッション弱点ですなあ、まったくわかりません。
「リーダーズ英和」では、「pegged pants」「peg tops」に「こま型ズボン」と書いてあります。
あの、お正月に回して遊ぶとされていた、コマのことですね。
途中に膨らみがあるということでしょうか。
言いたい結論はよくわかります。
フォーマルな服装の時もあったということでしょう。
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Sometimes he’s in a sweater, corduroy trousers, country boots. A lot of times he dressed in overalls like a garage mechanic.
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こちらはとてもよくわかります。
要するに私の服装と同じ世界です。
コーデュロイをどうして「コール天」というのか不思議だったのですが、「corded velveteen 畝織(うねおり)のビロード」から来ているそうです。
受験生諸君、「trousers」は発音問題頻出語でしたな。
母音は[au]ですぞ。
長いコートを着ていた。
褐色に日焼けしていた。
髪はラクダ色(黄褐色)だった。
うん、これではレイがどんな人なのか全然わかりませんわ。
まだp.57です。
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アイヌのうた

千本浜 2005年1月18日

 [ I Love Sunset! 夕陽が好き!]
「愛奴」と書いて「あいど」と読めば、ハマショウこと浜田省吾がいたバンド。
あまりよく知らない。
羽仁進監督の映画にもそんなタイトルのものがあったように思う。
詩人小熊秀雄は、「愛奴」と書いて「アイヌ」と読ませていた。
 →青空文庫:小熊秀雄
苺姉さんのところで『アイヌ神謡集』のことを見かけたので、私もふと思い立ってCDを注文した。
 →ねんねんおねむ「鈍りくらんで 行く手も見わかず」
私はアイヌ語やユーカラの本を出している会社に在籍していたことがあるのだが、実際のアイヌ語をほとんど知らない。
その言葉の響きが聞きたかった。
そのことをずっと忘れていた。
文字と意味では言葉は成立しない。
音と意味が必要条件だろう。
文字のない言葉、アイヌ語は、耳で聞かなければ触れたことにならないのではないかと思ったのだ。
amazonで検索するとCDが何種類か出ていたが、とりあえず萱野茂さんが採集したり実際に御自分で歌っている音源を注文してみた。
巻き舌の「rr」を多用して「オッホルルルル?」と子供をあやす子守歌、ユカラのリズムはやっぱり実際に聞いてみないとわからない。
「rr」は鶴の舞いでも出てくる。
鳴き声をまねているのだろうか。
蛇や雨燕や鶴、動物を模して歌い踊るというものは、これは映像を見ないとダメだなあ。
こんなふうに豊かな自然の中で動物や精霊と共に暮らしていた人々の生活を破壊したのは、もちろんシャモなのだ、日本なのだ。
北海道沖縄開発庁長官という言葉を耳にした時に、奇異な感じを抱いた。
「北海道沖縄開発庁」という役所があるのかと思ったのだ。
もちろんそんなものはない。
1950年に作られたのが北海道開発庁、復帰の1972年に作られたのが沖縄開発庁。
「開発」?
 →環境記3号
実際には関東・中部・関西を除けば「開発」担当の役所があるようだが、それでも北海道と沖縄は特別である。
北海道に関して言えば、たとえば二風谷のダム建設に見られるように、それは先住民の生活の破壊を意味している。
そんなに昔の話ではない。
アイヌのうた
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アイヌのうた
1. イユタウポポ(搗き物をするときの歌)
2. アペヘコテカムイノミ(火の神へのお祈り)
3. シンヌラッパ(先祖へ供物を送る言葉)
4. イヨンノッカ(子守歌)1
5. イヨンノッカ(子守歌)2
6. イヨンノッカ(子守歌)3
7. 早口言葉1
8. 早口言葉2
9. 早口言葉3
10. ウポポ(座り歌)
11. チャッピーヤク(雨燕の舞)
12. ハララキ(鶴の舞)
13. アンナホーレ(湿原に遊ぶ鶴の舞)
14. ヤイサマ(即興歌)
15. ホリッパ(輪踊り)
16. カムイユカラ(神謡)「支笏湖の大蛇」
17. ウウェペケレ(昔話)「二つの頭を持った男」
18. ユカラ(叙事詩)「山丹の美女と大まむし」
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何よりもダメなNHK #3

遅い夕食をとっていると、おっ母さんがテレビのスイッチを入れる。
NHKの「プロジェクトX」。
極細繊維の開発苦労談。
東レかぁ。
JR東海道本線三島駅の南側に楽寿園という公園がある。
元宮家の別邸だった森と湧水池が市立公園となり、国の「天然記念物及び名勝」に指定されている。
私が小さいころは遊園地も賑わっており、富士の雪解け水が湧水となって、大きな池に豊かな水をたたえていた。
今は干上がっている。
駅の北側にある東レの工場が大量に水を汲み上げているためだ。
開発苦労談もなんだかそらぞらしくなってしまう。
 →「三島自然を守る会」
実は私はこの番組「プロジェクトX」があまり好きではない。
以前あった「電子立国日本の自叙伝」のシリーズは、よくこんなところが取材できたなあと思うところもあっておもしろく見ていた。
「プロジェクトX」は、見ていると勘弁してくれという気になる。
取材が楽でいいなと思う。
以前NHKの下請け(というより孫請け)仕事をしたことがあるが、取材が楽なので驚いた。
企業の犯罪性を問うような取材にも、「NHKなら」ということで簡単に協力してもらえた。
「どこの馬の骨かわからない」フリーの立場でとても苦労した後だったので、本当に驚いた。
NHKの記者は、そういう苦労は知らない。
NHKの大看板を自分の力と勘違いする者もいることだろう。
経費がふんだんに使えることにも驚いた。
本来のペイそのものは安くても、飲み食いのお金までいただけるので、恐縮した。
皆様の受信料はこんなふうに遣われているんだと、これもびっくり。