ホー・チ・ミンのバラード CHRONICLES #113

千本浜 2005年4月1日

 →[ I Love Sunset! 夕陽が好き!]
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One of his most coloful songs had been about a negligent school bus driver in Colorado who accidentally drove a bus full of kids down a cliff. It had an original melody and because I liked the melody so much, I wrote my own set of lyrics to it. Len didn’t seem to mind.
レンの歌で最も派手なのは、子供で満員のバスを運転して崖から転落してしまう、コロラドの不注意なスクールバス運転手の歌だった。それはオリジナルのメロディだったのだが、僕はそのメロディがとても気に入ったので、その曲に自分の歌詞を付けた。レンは気にしていないようだった。
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レンの作ったメロディにディランが歌詞を付けて自分のものにしてしまった曲は何だったんでしょうか。
曲名は書いてありませんが、内容はトピカルソングだったようです。
レンと一緒にコーヒーを飲みながら、新聞に歌の素材になるような記事はないか漁ったものだと書いています。
でも、図書館で百年前の新聞を読んでからは、今の新聞記事がどれも陳腐でつまらないものになってしまったそうです。
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France was in the news and had exploded an atom bomb in the Sahara Desert. France had just been booted out of North Vietnam by Ho Chi Minh after one hunderd years of colonial rule. Ho had seen enough of the French. They had turned Hanoi, the capital city, into the “brothel-studded Paris of the orient.”
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*「brothel-studded」は「売春宿が散在する」ぐらいの意味かな
ホーおじさんと慕われた、民族の英雄ホー・チ・ミンですね。
私が同時代として知っているベトナム戦争は、ベトコンの時代。
ホー・チ・ミンはベトミンを率いて独立を勝ち取った指導者です。
高石ともやさんが「ホー・チ・ミンのバラード」という曲を歌ってました。
 ♪ 平和と自由と
 ♪ そしてホーチミン
 ♪ インドシナの旗をなびかせ
 ♪ ベトミンの兵士はすすむ
 →【資料】偉人ホー・チ・ミン
そういえば、初めてレコード屋さんでディランのアルバム”THE TIMES THEY ARE A-CHANGIN'”を見た時、ジャケットにはベトナムの人が写っているのだと思い込んでしまいました。
まだ小学生だったのかな。
 →“THE TIMES THEY ARE A-CHANGIN'”
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誤認逮捕

友部正人さんの「乾杯」。
浅間山荘事件の時の、新宿の夜を歌っている。
 ♪ 電気屋の前に30人ぐらいの人だかり 割り込んでぼくもその中に
 ♪ 「連合赤軍5人逮捕 泰子さんは無事救出されました」
 ♪ 金メダルでもとったかのようなアナウンサー
この「5人逮捕」が、どうも「誤認逮捕」に聞こえてしかたがない。
のどかな県は、その名前とは裏腹に冤罪事件の多かったところだ。
特に1950年代に起きた凶悪事件で、取り返しのつかない汚名を残している。
1948年 幸浦事件 4人連続強盗殺人死体遺棄
1950年 二俣事件 4人連続強盗殺人
1950年 小島事件 強盗殺人
1954年 島田事件 未成年者略取・殺人死体遺棄
1955年 丸正事件 殺人
1967年 袴田事件 強盗殺人
丸正事件の犯人とされた二人は最高裁で有罪判決を受けて服役し、再審請求中に死亡。
前にも書いたことだが、ホン・ヨンウンの「おいらトラックの運転手だったんだ」は、名誉回復されぬまま無念のうちに亡くなった、この李得賢さんのことを歌ったものだ。
もうい一人の鈴木一男さんの葬儀はうちの近所の、元労農派の市会議員さんの家でひっそりと行なわれた。
2003年8月に、テレビで袴田事件のドキュメンタリーを見たのだが、拘禁反応で袴田巌さんの神経は病んでしまったようだった。
袴田巌死刑囚のお姉さんの日常を描いた番組で、「テレメンタリー 弟…塀に引き裂かれた37年・袴田死刑囚の姉」。
その番組からも、もう二年近くが経ってしまった。
ひき逃げで中3の生徒が逮捕されて、その後「嫌疑なし」として釈放されたというニュースを読んで、思い出したことです。

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夕暮れ CHRONICLES #112

どたばたと忙しい日々が続いており、この二日間はとてもいい夕焼けだったのに、浜に出ることができませんでした。
明日は行けるといいな。
八幡町 2005年3月31日

二行空けて、当時のディランの生活に話が戻ります。
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Len Chandler, a classically trained musician from Ohio, was on the bill with me at the Gaslight and we got to be friends.
クラシックの教育を受けたオハイオ出身のミュージシャン、レン・チャンドラーは僕と一緒にガス灯に出演していたので、仲良くなった。
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ええっと、レン・チャンドラーさんは少し前にも出てきましたな。
 →CHRONICLES #101 みんな泰子さんには触りたかった
 →Len Chandler Discography
仲良くなって何をするかといえば、幕間に楽屋でポーカーをしていたようです。
六番街の「the Metro Diner」まで出かけてポーカーをすることもあったそうですが、これは不思議な光景ですね。
ポーカーばかりやっているわりにレンはマジメな人だったそうです。
教養があって、生活もマジメ。
奥さんと一緒に恵まれない子供たち(underprevileged children)のための学校を始めたりしていたということです。
レンの曲は、新聞から取材したトピカルソングでした。
たいていは古いメロディに新しい歌詞を乗せたものでしたが、時には自分でメロディを作ることもありました。
はい、これです、これです。
前回高田渡さんを思い出したのはこの手法です。
渡さんの場合はさらに、自分が読んだ現代詩を乗せるという手法を開発したのであります。
齢を重ねてからは、歌のために詩を書き換えるということまでやっています。
これは私も、何度も書いてましたね。
 →2004年1月3日付日録:高田渡「夕暮れ」
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誕生日おめでとうございました。

Googleのバナーがすごいことになってる。
 →Google.com
そう、3月30日はフランシーヌが焼身自殺を遂げた日だが、ゴッホの誕生日でもあったのだ。
[2003年4月2日付日録より]
> 1969年3月30日も日曜日だったんだな。
> フランシーヌ・ルコント(Francine Lecomte)という名前の大学生が、ベトナム戦争と
> ビアフラ難民問題に抗議して路上で焼身自殺を遂げた日です。
> 前年の五月革命の雰囲気が残るパリ、日本でもまだ政治の季節が続いていました。
> 新谷のり子さんのヒット曲のおかげで、私も毎年フランシーヌのことを思い出します。
今年はゴッホ展やってるんだ。
これは行きたいなあ。
 →ゴッホ展開催?東京・大阪・名古屋にて
 
 →ゴッホ展
学生時代、上野へゴッホを見に行ったことがある。
80年代には仕事でハイビジョン美術館のゴッホを見た。
空白の90年代。
今度は行きたいと思うのです。
 →The Vincent van Goch Gallery

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時代の相似 CHRONICLES #111

保線区 2005年3月29日

好きな時代を調べていくと、自分の生きている今と較べたくなるものです。
学生時代に、先輩たちが今が幕末だったらなあと酔っ払って話していました。
私の場合は、幕末は勘弁してもらいたいなと思いました。
どうも幕末の志士たちには感情移入できないんです。
まだ自由民権運動の壮士の方がわかる気がします。
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The age that I was living in didn’t resemble this age, but yet it did in some mysterious and traditional way. Not just a little bit, but a lot. There was a broad spectrum and commonwealth that I was living upon, and the basic psychology of that life was every bit a part of it. If you turned the light toward it, you could see the full comlexity of human nature. Back there, America was put on the cross, died and was resurrected.
僕が暮らしていた時代はこの時代に似てはいなかったのだが、それでも不思議な伝統的な点において似ている部分もあった。ほんの少しではなくて、大いに。僕が暮らしている広い範囲と、国と、日々の暮らしの基本的な心理は、どれもその一部だった。そこに明かりをかざせば、人類の複雑さがすべて見えることだろう。そこに戻ると、アメリカは十字架に掛かって死に、そして復活していた。
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もちろんディランがこんなことを調べていたのは、そんなに長い期間ではなかったのでしょう。
できるだけのことを頭に詰め込んで、見えないところにしまったそうです。
また後で引っ張り出すことができるように。
ここでディランは「Figured I could send a truck back for it later.」という言葉を使っているのですが、まるで関係ないことを思い出しました。
blogで付ける「トラックバック」は「trackback」です。
「軌跡」の「track」ですね。
なにげなくgoogleしてみました。
日本のサイトでは「truckback」になっているところが多いようですね。
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忙中ふたたび

サッカーTV観戦中?

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北の時間、南の時間 CHRONICLES #110

白銀町 2005年3月29日

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There was a difference in the concept of time, too. In the South, people lived their lives with sun-up, high noon, sunset, spring, summer. In the North, people lived by the clock. The factory stroke, whistle and bells. Northerners had to “be on time.” In some ways the Civil War would be a battle between two kinds of time. Abolition of slavery didn’t even seem to be an issue when the first shots were fired at Fort Sumter.
時間の概念にも違いがあった。南部では、日の出、真昼、日没、春、夏といったものによって暮らしていた。北部では、時計によって暮らしていた。工場では号笛や鐘を鳴らして時刻を知らせた。北部人は「定刻どおり」でなければならなかった。いくつかの点において、南北戦争は二種類の時間の間の闘いになるのだろう。サムター要塞で最初の銃撃があった時には、奴隷制の廃止でさえ問題ではないようだった。
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南部と北部では、時間の流れ方が違ったんですね。
今の日本では、明らかに農本主義的な南部の時間に共感を抱く人が多いのではないでしょうか。
世界に唯一の強大な帝国となった今の合州国を見ていると、南北戦争は本当にアメリカを救ったのか、大いに疑問を感じます。
あの時、アメリカは分裂すべきだったのかもしれません。
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六の宮姫子の悲劇

ヤフオクで落札した、つりたくにこさんのマンガが届いた。
少し前から探していた、『六の宮姫子の悲劇』。
青林堂の「青林傑作シリーズ」という上製本で、私は永島慎二さんの『フーテン』上下巻と『黄色い涙』をこのシリーズで買ったのだ。
ビニール装はちょっと苦手。
以前つりたさんの未発表作品集『彼方へ』のことを書いてから、探していた本だ。
作品が掲載された「ガロ」をすべて読んでいたので、中身はよく知っている。
なにげない表現が、意外に今も心に残っている。
精神形成の重要な時期に読んでいたマンガだったということだろう。
1966年から1970年。
SLE(全身性エリテマトーデス)罹患前の、元気なころの作品だ。
意外に短い期間だなあ。
この本が出たのは1979年。
70年代末、確かに僕はつりたくにこさんを忘れていたかもしれない。
つりたさんが亡くなったのは1985年。
僕がそれをを知ったのは、もっとずっと後のことだった。
 →2004年10月17日:彼方へ
六の宮姫子の悲劇

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CHRONICLES #109 内戦の記憶

千本浜 2005年3月24日

南北戦争前夜、各地に暴動が起こりました。
1850年代末、そんな記事に混ざって、新聞にリンカーンが登場するようになります。
様々に戯画化されていました。
ヒヒ(baboon)やキリン(giraff)に描かれていたそうです。
現在のように、リンカーンがアメリカの師父のように描かれることなど想像もできませんでした。
誰もリンカーンの言うことなど、まじめに受け取ってはいませんでした。
新聞記事を貪り読みながら、どんな歌が作れるものか、ディランは考えます。
人々がどれだけ強く地縁によって結びつき、そして宗教的な理想というものがどれだけひどい敵を生み出すものなのか。
少し経つと、こんなものしかないのに気づくのだ。
感情、暗黒の日々、分離、悪に対する悪……人間の運命をどんどんと外れていく。
これは長い弔いの歌であるのだが、しかしテーマとしてはある種の不完全なものとなってしまう。
非常に抽象的なイデオロギー、数多くの叙事詩、髭を生やした登場人物たち、必ずしも善良ではない高位の人々。
どれもそれ一つだけで、満足できるものにはならない。
新しく古典となるような価値も見いだせない。
騎士道と栄誉のレトリックなんてものは、きっと後から付け加えられたんだろう。
南北戦争当時の新聞を読んで、ディランは失望したようです。
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It’s a shame what happened to the women. Most of them were abandoned to starve on farms with their children, unprotected and left to fend for themselves as victimes to the elements. The suffering is endless, and the punishment is going to be forever.
女性に起きたことは本当に残念である。ほとんどはその子供と一緒に、農場に無防備なまま捨て置かれ、自力で自然の猛威と格闘し、そして犠牲者となった。その苦しみは終わりのないものであり、そしてその罰は永遠に続くことになる。
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二十歳になる直前のディランが、こうして百年前の新聞記事から、内戦の事実を読み取っていくのです。
ただいまp.86です。
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靴の中の砂 #2

アマゾンからメールが来た。
先日品違いで返品したアルバムは、やはり「カタログ上の誤り」なのだそうな。
それはいいのだが、その誤りを訂正するのに3?4週間の時間がかかるのだという。
それで注文がキャンセルになってしまった。
がちょ?ん!
ピート・シーガーさんの「わたしがいちばんきれいだった時」は、なかなか聴けないようだ。
今もamazon.co.jpで「Pete Seeger」を検索すると、CDのトップ(売れている順番)には、このアルバム”Sand In Your Shoes”が来るようです。
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Amazon.co.jpからのお知らせ。
お客様のご注文された[Sand In Your Shoes [BEST OF] [SINGLE] [FROM US] [IMPORT]]の商品番号にカタログ上の誤りがございましたため、正しい商品が未だ入手できない状況にあります。
当サイトにて今回のカタログ上の誤りを訂正するまでに3~4週間のお時間をいただかなければなりませんのでお客様には大変ご迷惑をおかけいたしますが、いったんご注文をキャンセルさせていただき返金で処理をさせて頂きます。誠に申し訳ございませんが、カタログ訂正後に再度ご注文いただきますようお願い申し上げます。
また、カタログ訂正が終了するまでの期間につきましても技術的な問題で誤ったISBNのまま当サイトのカタログ上に表示せざるを得ません。なにとぞご理解くださいますよう重ねてお願い申し上げます。
Amazon.co.jpのまたのご利用、お待ちしております。
Amazon.co.jp
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