風船、渡、イサト、カルメン・マキ、頭脳警察

9/10にROOTS MUSIC DVD COLLECTIONというシリーズが発売された。
はずである。
amazon.co.jpで予約注文しておいたのだが、まだ届かない。
amazonのサイトで確認したが、まだ発送もされていない。
あら、珍しいですね。

2000年にSKY PerfecTV! Ch.267「ザ・フォーク」で放映した映像を収録しているのだそうです。
インタビューと演奏。
本当はみっちり演奏だけ詰め込んでほしいんですが。

VOL.4のカルメン・マキさんは、どちらかというとせっかくだからついでに発注したという感じです。
80年代のかっこいいロッカーとしてのマキさんじゃなくて、70年代前半の寺山修司ワールドの時代が中心なんだと思います。

ああ、この人は映画『あらかじめ失われた恋人たちよ』に出ていたなあ。
監督・脚本が清水邦夫&田原総一朗という、不思議な組み合わせ。
そう、朝まで仕切ってる田原さんです。
この映画の主人公役を演ってる石橋蓮司さん、怪演が光ります。
桃井かおりさんのデビュー作になるのかしら。
脱いでますけど、当時はなんだかだぶついた感じの裸ね。

カルメン・マキさんは「自閉症の女」という役どころ。
出演は一瞬で、林檎を齧っているだけ。
美少女でした。

1971年の作品ですが、私が観たのは上京してからなので、おそらく1975年。
地方都市では観ることができなかったATGの映画を観まくったころです。

ROOTS MUSIC DVD COLLECTION
VOL.1 五つの赤い風船
VOL.2 高田渡
VOL.3 中川イサトと仲間たち
VOL.4 カルメン・マキ
VOL.5 頭脳警察(パンタ&トシ)
各2,000円+悪税

ROOTS MUSIC DVD COLLECTION


ギター・アンソロジー・シリーズ

ああ、「9.11」か。
ground zeroという言い方には抵抗あるなあ。
まず「原水爆の爆心地」という意味が思い浮かぶから。

そして十五夜。
どうしても夜空を見上げます。
宵の口にはぼんやり曇ってて、月が出ていない。
今夜はダメなのかしら。

携帯にメールが届く。
「めちゃめちゃ月出てますよ!」
おお、綺麗に月が出てる。
知らせてくれて、ありがとう。

のんびり市は夜空が明るいので、星は少ないと思う。
でも、今夜の月ははっきり輝いていました。

空が落ちてきたらどうしよう。

amazon.co.jpからニール・ヤングの楽譜集が届く。
日本の出版社から今いいのが出ていないので、しかたなくワーナー・ブラザーズの本を注文することになる。
まあ、楽譜だから洋書でもあんまり関係ないね。

以前買ったジャクソン・ブラウンの楽譜集と同じ、ギター・アンソロジーというシリーズ。
タブ譜というのはどうも苦手だなあ。
私が一所懸命楽譜を見てギターを弾いていたのは70年代前半なんで、まだタブ譜が普及していなかったのです。

このシリーズはA4変形で本文は120ページ程度。
Aaron Stangさんのギター・アレンジなんだな。
アマゾンさんの「定価」という表記は間違っていると思うのだが、まあいい。
数年前と比べると、かなり安く注文できるようになったと思います。

ちなみにディラン様の楽譜はMusic Sales Corpが出している”The Definitive Dylan Songbook”というのを買ったのですが、「決定版」と名乗るだけあって、A4判を一回り大きくしてなおかつ本文が800ページほど。
これは分厚すぎて使いにくいです。

guitar anthology Neil YoungNeil Young (Guitar Anthology Series)
Aaron Stang (著)
U.S. 定価: $24.95
定価: ¥2,913
価格: ¥2,476
OFF: ¥437 (15%)

Alabama
Broken Arrow
Cinnamon Girl
Country Girl
Cowgirl in the Sand
Harvest Moon
Heart of Gold
Helpless
Like a Hurricane
Long May You Run
The Needle and the Damage Done
Old Man
On the Way Home
Only Love Can Break Your Heart
Southern Man
Sugar Mountain
Tell Me Why

quitar anthology Jackson BrowneJackson Browne (Guitar Anthology Series)
Aaron Stang (著)
U.S. 定価: $24.95
定価: ¥2,913
価格: ¥2,476

Boulevard
Doctor My Eyes
For A Rocker
Fountain of Sorrow
Here Comes
Those Tears Again
I’m Alive
Lawyers in Love
Lives in the Balance
The Load-Out
The Pretender
The Road
Rock Me on the Water
Rosie
Running on Empty
Stay
Somebody’s Baby
Song for Adam
Take It Easy
That Girl Could Sing
World in Motion

幻泉館 本館

My Best Dylans #2

昼間っから昨夜の続きの趣味に走る。
いい、今日は仕事しない。

Dylan 2ボブ・ディランのマイベスト#2の作成であります。
昨夜作ったのはいわゆる「フォークの神様」バージョンで、私が小学生の時。
今日がいよいよリアルタイムで聴けたボブ・ディラン。
ただし、私のディランは1976年の”DESIRE”『欲望』で終わっています。
ここまでをなんとか1枚に詰め込みたい。

悩んだ末に、ザ・バンドとのアルバム”THE BASEMENT TAPES”『地下室』と”BEFOER THE FLOOD”『偉大なる復活』をカットすることにしました。
私が高校生のころのディランのイメージはザ・バンドをバックに歌っているものです。
でも、今回作ったマイベスト#2ではザ・バンドの音は意外に少なくなってしまいました。
ディランのファンに怒られそうな選曲ですが、いいんです、私が聴くんだから。

アルバムは以下の通り。

John Wesley Harding (1968)
Nashville Skyline (1969)
Self Portrait (1970)
New Morning (1970)
More Bob Dylan Greatest Hits (1972)
Pat Garrett & Billy The Kid (1973)
Dylan (1973)
Planet Waves (1974)
Blood On The Tracks (1975)
Desire (1976)

第何作目のアルバムか書けないのは、昨日作成した時期の”Greatest Hits”(1967)を入れるかどうか、オフィシャルなのに幻のアルバムになった1973年の”Dylan”を入れるかどうか、なんて問題があります。

“Dylan”はコロンビアが本人に無断で勝手に出してしまったもので、納得のいかない演奏なのでもうプレスの許可が出ないようです。
以前amazon.comからテープ版を買いましたが、なんとかヤフオクでCDを見つけて入手することができました。
オーストラリアの盤でございました。

このアルバム、ディランがスタンダード曲を歌ってるんです。
“Can’t Help Falling In Love”「好きにならずにいられない」とか、”Mr. Bojangles”「ミスター・ボージャングル」をボブ・ディランが鼻歌みたいに歌ってて、私は大好きです。
1970年の『セルフ・ポートレート』もそんな曲がたくさん入ってますね。
サイモン&ガーファンクルの「ボクサー」なんかもWAVEで抽出したのですが、収まり切れずにカットしました。
あ、S&Gは『水曜の朝午前三時』でディランの「時代は変わる」やってましたね。

My Best Dylans #2 September, 2003
 #1 All Along The Watchtower
 #2 Girl From The North Country
 #3 Lay Lady Lay
 #4 All The Tired Horses
 #5 If Not For You
 #6 Day Of The Locusts
 #7 The Man In Me
 #8 I Shall Be Released
 #9 Knockin’ On Heaven’s Door
 #10 Can’t Help Falling in Love
 #11 Mr. Bojangles
 #12 Forever Young
 #13 Forever Young(Cont)
 #14 Wedding Song
 #15 Tangled Up In Blue
 #16 Hurricane
 #17 One More Cup Of Coffee
 #18 Oh, Sister
 #19 Sara


My Best Dylans #1

Bob Dylans #1今夜はボブ・ディランのベスト盤を作って遊んだ。
これが実に難しい。
1962年の”Bob Dylan”というアルバムから順に聴いていってチェックすると、あっという間にCD1枚分の容量を超えてしまう。
う?ん。

1967年に”Bob Dylan’s Greatest Hits”というベスト盤が出ているのだが、やはりこのあたりを目標に1枚に納めるべきか。
 #1 Bob Dylan (1962)
 #2 The Freewheelin’ Bob Dylan (1963)
 #3 The Times They Are A-Changin’ (1964)
 #4 Another Side of Bob Dylan (1964)
 #5 Bringing It All Back Home (1965)
 #6 Highway 61 Revisited (1965)
 #7 Blonde On Blonde (1966)
 #8 Bob Dylan’s Greatest Hits (1967)
日本人が持っているディランのイメージは、だいたいこの辺がメインなんだろう。
さすがに私も小学生のころなので、あまりリアルタイムでは聴いてないのね。

最初からざあっと聴いていくと、友部正人さんや吉田拓郎さんやあがた森魚さんといった人達がお手本にしていた曲がずらずら出てきます。
“The Lonesome Death Of Hattie Carroll”はあがたさんがそのまんま訳して「ハッティ・キャロルの淋しい死」として歌ってます。
おもしろいのは同じ曲を拓郎さんが「準ちゃんが吉田拓郎に与えた偉大なる影響」という題で歌ってるバージョン。
幻のアルバムとなってしまった『たくろう オン・ステージ2』でしか聴けないのですが、ちゃんと”The Lonesome Death Of Hattie Carroll”の冒頭も歌ってみせたりしてます。

ということで、削りに削って、こんなものか。
ああ、一枚目の”Bob Dylan”からの曲がなくなってしまった。

My Best Dylans #1 September, 2003
 #1 Blowin’ In The Wind
 #2 Girl From The North Country
 #3 Masters Of War
 #4 Don’t Think Twice, It’s All Right
 #5 The Times They Are A-Changin’
 #6 The Lonesome Death Of Hattie Carroll
 #7 My Back Pages
 #8 It Ain’t Me Babe
 #9 Love Minus Zero/No Limit
 #10 Mr. Tamborine Man
 #11 Like A Rolling Stone
 #12 Desolation Row
 #13 I Want You
 #14 Just Like A Woman
 #15 Sad Eyed Lady Of The Lowlands

別の時に作れば、別の曲になるでしょう。
たとえば”Ballad in Plain D”なんていい曲だなあと今回しみじみ思いました。
明日の夜はThe Bandと一緒にやってるやつなんかで2枚目のマイベストを作るのかしらん。


昨夜は(昨夜も)なかなか寝つけなかったので、インフォシークやら楽天やらをうろうろしていた。
ふと、インフォシークプロフィールに貼った画像が少し横に広がっているのに気づいた。
どうやら元画像のサイズに関係なく、120*120で表示してしまうらしい。
元画像が極端に細いと目立つのだろうが、正方形に近いと気づかないんだろうね。
携帯電話で撮った縦長画像を送っている人は、少しおでぶに表示されているはず。

じゃあ縦横の長さが違う画像をどうやって貼ればいいかというと、これは正方形の画像に描き変えて送るしかないようだ。
試しに三十年近く前の卒業写真を加工して揚げてみました。
その旨書いておかないと嘘つきだよなあ。
まあ、いいか。

ところで先日購入した友部正人さんの復刻版CD『誰もぼくの絵を描けないだろう』ですが、ピアノで坂本龍一さんが参加しています。
オリジナルのアルバムが発売されたのは1975年。
坂本さんはまだ芸大の学生で、ライブスポットのピアノ弾きといったアルバイトに励んでいたようです。
友部さんと飲み屋で知り合って録音に参加したという話です。

そんなことはなんとなく知っていたのですが、今まで気づかなかったのは、ちゃんとジャケットに坂本さんが写っているのですね。
長髪で髭を生やした、学生時代の坂本龍一さんです。
↓ジャケット裏面:もちろん左が坂本龍一さん。
誰もぼくの絵を描けないだろう 裏面


風に吹かれて

Bob Dylan
NHK BS-2『「風に吹かれて」? 国境と時代を越えた替え歌 ?』
ボブ・ディランの名曲「風に吹かれて」をめぐる歴史ドキュメント。
そう、私の知らない「歴史」。
おぉ、菅野ヘッケルさん、こういう人なのか。
へえ、そうなんだ、PP&Mのヒットの方が、ディランのアルバムより早かったんだ。
知らなんだ。
敏腕プロデューサーの戦略だったそうです。

東西を壁によって隔たれたベルリンでは、あのマレーネ・デートリッヒがドイツ語訳詞で歌った。
ベトナム戦争時の韓国では、シンガーソングライター、スォ・ユソクがオリジナルの歌詞で歌った。
冷戦時、二つの分断国家で歌われた「風に吹かれて」。
濃かったですぞ。

特にパク大統領政権時に歌われた「風に吹かれて」の切実さが迫る。
なぜ「替え歌」でなければならなかったのか。

韓国がベトナムに派兵したのは知っていた。
しかし、米の金銭的な援助のことは知らなかった。
アメリカが韓国に、派兵分の米軍水準の給与を支払う。
韓国政府は、兵に韓国水準の給与しか支払わない。
差額は国家予算に回った。
「若者の血を売った」と言われる所以である。

そうだ、ディランのマイベストMDを作ろう。
と思いついたのでありました。

幻泉館 本館


amazon-エイベックス URC音源

本館音楽板の方に書いたのだが、amazon.co.jpからURC復刻物の連絡が来た。
エイベックスは版権買ったんだからちゃんと発売してほしいと思うのだが、amazon限定発売の復刻盤。
今回私が注文したのはすべてオムニバス。
私が復刻を熱烈希望しているのは、五つの赤い風船の『ゲームは終わり(解散記念実況盤)』。
中古でアナログ盤を入手したのだが、いまひとつ盤の状態が良くないのです。

今回注文したものも、『関西フォークの歴史』の1枚は中古で買ったが、これは面倒なのでデジタル変換していない。
『うた・復権 はみだし歌番組』は学生時代にエレックが倒産してレコード店で不良在庫となっていたものを捨て値で買いました。
手製復刻CDを作成しましたが、やっぱりCDで欲しいな、と。

関西フォークの歴史 1966-1974(1)関西フォークの歴史 1966-1974 (1)
2,300-
ディスク: 1
1.のんき節 / 高石友也
2.かあちゃんごらんよ / 高石友也
3.ちっちゃな箱 / 高石友也
4.戦争の親玉 / 高石友也
5.死んだ女の子 / 高石友也
6.ベトナムの空 / 高石友也
7.継子 / 高田恭子
8.竹田の子守唄 / 高田恭子
9.プレイボーイ・プレイガール / フォークキャンパーズ
10.自由について / 中川五郎
11.かえうた (ぞうさん 海 お馬 チューリップ おお牧場はみどり) / 中川五郎
12.受験生ブルース / 中川五郎
13.あきらめ節 / 高田 渡
14.自衛隊に入ろう / 高田 渡
15.花はどこへいった / 阪大ニグロ
16.消えない顔 / 阪大ニグロ
ディスク: 2
1.今はこんなに元気でも / 西尾志真子
2.前進 / 西尾志真子
3.たった一つのお願いは / 豊田勇造
4.イムジン河 / ミューテーション・ファクトリー
5.まぼろしの翼とともに / 五つの赤い風船
6.血まみれの鳩 / 五つの赤い風船
7.遠い世界に / 五つの赤い風船
8.九官鳥 / やまたのおろち
9.町工場のブルース / 藤村直樹
10.ぼくのしるし / きくちさよこ

関西フォークの歴史 1966-1974(2)関西フォークの歴史 1966-1974 (2)
2,300-
ディスク: 1
1.俺らの空は鉄板だ / 高石友也
2.橋を作ったのはこの俺だ / 高石友也
3.死んだ男の残したものは / 高石友也
4.どこかの星に伝えて下さい / 五つの赤い風船
5.殺してしまおう / 五つの赤い風船
6.夜汽車のブルース / 遠藤賢司
7.教訓I / 加川 良
8.プカプカ / ザ・ディランII
9.日立ブルース / 永井よう
10.こがねの雨 / 東野人志
11.帰りたくない / 中山ラビ
12.大阪へやって来た / 友部正人
ディスク: 2
1.腰まで泥まみれ / 中川五郎
2.殺し屋のブルース / 中川五郎
3.恋人よベッドのそばにおいで / 中川五郎
4.主婦のブルース / 中川五郎
5.かっこよくはないけれど / アップルパミス
6.私が一番きれいだったとき / アテンションプリーズ
7.宝船 / 小林隆二郎
8.万年ボッキ / 古川 豪
9.トカトントン / 古川 豪

うた・復権 はみだし歌番組うた・復権 はみだし歌番組
2,300-
ディスク: 1
1.新わからない節 / 高田 渡
2.あきらめ節 / 高田 渡
3.ブラブラ節 / 高田 渡
4.くそくらえ節 / 岡林信康
5.ガイコツの唄 / 岡林信康
6.自衛隊に入ろう / 高田 渡
7.四次防のうた / 小林隆一郎
8.ふと……! / 小林隆一郎
9.ホーチミンのバラード / 高石友也
10.腰まで泥まみれ / 中川五郎
11.殺し屋のブルース / 中川五郎
ディスク: 2
1.イムジン河 / ミューテーションファクトリー
2.トーキング自動車レースブルース / 友部正人
3.乾杯 / 友部正人
4.殺してしまおう / 西岡たかし
5.悲惨な戦い / なぎらけんいち
6.カラス / 三上 寛
7.おど / 三上 寛
8.昭和の大飢饉予告編 / 三上 寛

されど私の人生 ?埋もれ火のアンソロジー?されど私の人生 ?埋もれ火のアンソロジー?
1,700-
1.されど私の人生 / 斉藤哲夫
2.とんでもない世の中だ / 斉藤哲夫
3.築地の唄 / 野沢享司
4.アルバートが唄っている / 野沢享司
5.風がなにかを… / 五つの赤い風船
6.えんだん / 五つの赤い風船
7.ポケットの中の明日 / 加川 良
8.その朝 / 加川 良
9.朝のダウンタウン / 休みの国
10.追放の歌 / 休みの国
11.僕の街 / ザ・ディランII
12.ガムをかんで / ザ・ディランII

幻泉館 本館

ねこに未来はない

ときどきふっと思い浮かぶ言葉がある。
その一つは、たとえば「ねこに未来はない」だったりする。

長田弘さんの本だったな。
猫なんか飼い始めるず?っと前に読んだ。
林美雄さん?
違うな、小島一慶さんのパック・イン・ミュージックで紹介しているのを聴いて読んだんだ。
ということは高校生のころかしら。
三十年前?

猫には未来を考える能力がないということが書いてあって、そこだけ強烈に憶えてる。
本当かどうか知らない。
ヒナに聞いてもわからない。
確かに考えてなさそうではある。

「ねこに未来はない」という言葉が思い浮かぶとき、それは猫のことを考えているのではない。
「ぼくに未来はない」と、自分のことを考えているのだ。
残念ながら、僕には未来を考える能力がある。
だからキツイんだ。
本当に未来がないんだから。
だから、普段は考えないふりをしている。

疲れているのだろう。

お花畑のように見える山道を下る、少年と少女の姿が思い浮かぶ。
小さな少年が、もう少し大柄な少女を背負ってゆっくり歩いていく。
「のう キクチ サヨコ」
「うん」
「眠れや……」

僕はシンデンのマサジではない。
山を下りなければならないキクチサヨコに同化している。
でも、下りなければならないのか?
二人の姿は山の風景に融け込んでいるではないか。

「眠れや……」
僕の前にマサジの小さな背中はない。

幻泉館 本館


NEWS23「金曜深夜便」でCoccoのコンサートの様子を流していた。
8/15那覇中学校、200人の子供たちと一緒に「Heaven’s Hell」。
あ、1曲だけ?
もう二年半も経つのか。

Cocco 2003 8/15 那覇中学校

また見つけたよ

SHOWBOATから出ている、友部正人さんの復刻盤アルバムが届いた。
両方とも紙ジャケット。
紙ジャケは買ったばかりの時は嬉しいのだが、後々困るんだよなあ。
CDは結局カメラの安売り店で売っている498円の箱に詰め込んで積み上げておくことになるんだけど、紙ジャケアルバムは普通のCDと並んで入らないんです。
横にして入れるのもあれだし、それだけまとめるとせっかくアーティスト別になってる箱がなあ。
コルトレーンとサザンとユーミンと友部正人が同じ箱というのもねえ。
まあ、一緒に聴いてたんでこれが現実だといえば確かに現実なんだが。

この2枚はCBSソニーから出ていたもの。
差別語自主規制のためにフルアルバムの形では復刻されなかったんですね。
ソニーからは2枚のダイジェストで『ベスト・セレクション』が出ました。
安いんでお買い得なんですが。

鈴木翁二のマンガに描かれている、吉祥寺の夜が浮かんできます。
「悦子」というのは「サト」の本名だった。

また見つけたよ『また見つけたよ』
(1973年)
1. 反復
2. 公園のD51
3. なんてすっぱい雨だ
4. あれは忘れもの
5. 早いぞ早いぞ
6. 空が落ちてくる
7. 道案内
8. 密漁の夜
9. 夕暮れ

誰もぼくの絵を描けないだろう『誰もぼくの絵を描けないだろう』
(1975年)
1. 誰もぼくの絵を描けないだろう
2. 長いうで
3. お日様がおっことしたものはコールタールの黒
4. バークレー散歩
5. おしゃべりなカラス
6. 金もないが悩みもない
7. 悦子
8. ひとり部屋に居て
9. サキソフォン
10. ぼくは海になんてなりたくない
11. あいてるドアから失礼しますよ


City of Glass / My Best MD

昨日書いたポール・オースターの小説の書き出しですが、日本語訳を書けという声があるので、一応試訳。
といっても、誰がやってもあまり変わらない訳になります。
せっかくだから注釈付けます。

> It was a wrong number that started it,
これがあの強調構文。
“It was”と”that”をとりはずすと、”A wrong number started it”となりますね。
「ある間違い電話がそれを始めた。」
強調構文なんでお約束通りに後ろから訳し上げてみます。
「それを始めたのは、ある間違い電話だった。」
無生物主語が気になる場合は主語を副詞的に訳してみましょう。
「それが始まったのは、ある間違い電話からだった。」

> the telephone ringing three times in the dead of night,
これがあの独立分詞構文。
日本語でも本当は適当にぶらさげておきたいところですが、一応ちゃんとS+Vが整った形に変換。
「電話が三回鳴った」
“in the dead night”で一旦ためらいましたか?
「死」は”death”ですよ、”dead”は本来形容詞の「死んでいる」で、”the”を前に付けると「死者」の意味でもよく出てきますね。
映画のタイトルになった”the quick and the dead”は「生者と死者」になります。
ここでは違う意味で、「寒さ・静寂・暗闇の最たる時」です。
何のことはない、”in the dead of night”で「真夜中に」。
「真夜中に電話が三回鳴った。」

> and the voice on the other end asking for someone he was not
“on the other end”の”end”は端っこ。
だから「電話の反対側で/電話の向こうで」です。
おお、ここも独立分詞構文だ。
“asking for”は「要求した」。
“someone”の後ろには関係代名詞が省略されていて、「彼ではない誰か」。
ベタベタ訳すと「そして、電話の向こう側の声は彼ではない誰かを要求した」。
あんまりな日本語なので、「電話の向こう側の声は、彼ではない人物と話したがっていた」ぐらいでしょうか。

—————————————-
It was a wrong number that started it, the telephone ringing three times in the dead of night, and the voice on the other end asking for someone he was not.

それが始まったのは、ある間違い電話からだった。真夜中に電話が三回鳴った。電話の向こう側の声は、彼ではない人物と話したがっていた。



「マイベストMD」2003年9月版を作成。
今回のテーマは、ギターを弾きながら歌う曲。

「マイベストMD」2003年9月版
1. Heart of Gold (Neil Young)
2. Like a Hurricane (Neil Young)
3. My Back Pages (Bob Dylan)
4. I Shall Be Released (Bob Dylan)
5. For Adam (Jackson Browne)
6. Rock Me on the Water (Jackson Browne)
7. 万物流転 (頭脳警察)
8. マーラーズ・パーラー’80 (PANTA&HAL)
9. 冬のサナトリウム?サルビアの花 (あがた森魚)
10. 私は地の果てまで (五つの赤い風船)
11. 時は流れて (中島みゆき)
12. 誰のせいでもない雨が (中島みゆき)
13. 流星 (吉田拓郎)

自分で言うのもナニですが、これは相当ヘンです。
たとえばこれに友部正人、RCサクセションを付け加えたいなどと思っていたのですが、男声ボーカルがことごとく変な声。
(もちろんSimon & GarfunkelやJohn Lennonだって入れてもいいのですが。)

しかし、こうしてみると実にきれいきれいな声が苦手なのだとわかりました。
ああ、中山ラビさんも入れたかった。
ということで、早晩続編を作ることでしょう。

The New York Trilogy

The New York Trilogy少し前にSHIZUMU殿の日記でオースターの名前を見かけて、ああ、読んでおこうと思ったのであった。
まだイベントで忙しい最中にamazonで検索して、お得なペーパーバックを見つけた。
まあ、逃避行動ではあった。

ペンギンが出している”The New York Trilogy”。
これは「ニューヨーク三部作」と呼ばれる”City of Glass” “Ghost” “The Locked Room”の三作品が収まっているのです。
US価格が$14.95なのだが、amazonでは値引き価格で1,571となっているのも嬉しい。
安いじゃん!
(やっぱりオバさん体質である)

いい翻訳が出ている(らしい)のに原著で読もうというのは、比較的読みやすそうな文体だからであります。
ピンチョンを原著でというのは、ちょっとキビシイ。
でも、オースターならイケルんではないかと。
とりあえずお試し。
“City of Glass”の冒頭はこうです。

 It was a wrong number that started it, the telephone ringing three times in the dead of night, and the voice on the other end asking for someone he was not.

ね、強調構文とか分詞構文とかいった呼び方は知らなくても、ちゃんと読める文でしょ?

しかし、amazon便利です。
数年前はamazon.comにヒヤヒヤ注文してました。
そのまた前は、アメリカの大手ブッククラブの会員になってました。
一度カードが通らなくて、そのBMCというところには発注しなくなりました。
注文書にチェックを入れて郵送していた時はトラブルがなかったのに、サイトで発注したらペケだったのです。
それでamazon.comに本やCDを注文するようになったのです。

アメリカではブッククラブが発達していて、かなり安い価格で本が買えるのです。
ただし、毎月何冊注文してねというノルマがありました。
ああ、そういうことは二十年前に在籍していた零細出版社の社長が教えてくれたのだった。

今ではだいぶ事情が変わってしまったのではないかしら。
もちろんamazonです。
既成のブッククラブがもたもたしている間に完全にシェアを食ったと思われます。
よう知らんので、誰か教えてくださいませ。

おかげで地方都市に暮らす私もごく普通に洋書が注文できるようになりました。
そのため、本当に出無精になっちまいました。
毎月何かしらコンサートに出かけて、大手書店に立ち寄る。
これがなくなってしまいました。

ニューヨークの本屋さんが舞台という映画があったな。
言わずと知れた”You’ve Got Mail”です。
この映画はあんまり評判が良くないらしい。
でも、私は本屋さんが舞台なので楽しかったです。
メグ・ライアンはかわいいし。

そういえば、「タレントさんだと誰が好き?」みたいなことを聞かれた時は、メグ・ライアンだと答えることにしています。
かわいいおばさんの名前を挙げると、その場の雰囲気を壊さずに納得してもらえるのです。

メグ・ライアン様

70年代サブカルチャー&反原発

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