CHRONICLES #59 さよなら、モリアーティ

添地町 2005年1月20日

 →[ I Love Sunset! 夕陽が好き!]
ニューヨークに来る前は、ケルアック(Kerouac)の『路上(On the Road)』がディランのバイブルでした。
そこに描かれたビート族(hipster)に憧れていたわけです。
でも、実際ニューヨークで暮らし始めると、数ヶ月で興味を失ったようです。
もちろんその本の中の詩的な言葉は大好きだけれど、登場人物モリアーティに対する共感は失せてしまいました。
行き当たりばったりな感じの生き方が嫌になったようですね。
 →映画『死にたいほどの夜』
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Ray wasn’t like that. He wasn’t somebody who would leave any footprints on the sands of time, but there was something special about him.
レイはそういう人物ではなかった。時代の砂に自分の足跡を残すような大物ではなかったが、特別なところがあった。
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レイには邪悪なところがまったくなかったそうです。
望みさえすればいつでも時代に打ち勝ち、支配することができるような人。
よくわかりませんね。
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Ray was mysterious as hell.
レイはひどく不思議な人物だった。
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ディランの結論がこれでは、やっぱりわかりませんわ。
p.58です。
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CHRONICLES #58 レイの服装

IP屋上駐車場 2005年1月19日

 →[ I Love Sunset! 夕陽が好き!]
謎の部屋主レイの服装は、さまざまだったそうです。
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Sometimes you’d see him in a stirped suit with a wing-shaped colloar, pleated pants that were pegged.
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「striped suit」はわかりますな。
私も一応持ってます。
親父様が亡くなる前に知り合いの仕立屋さんを呼んで作らせたのです。
一度も着たことがありません。
横に成長してしまったので、たぶんもう入りません。
「wing-shaped collar」が今ひとつわかりません。
「リーダーズ英和」に「wing collar」なら載っていました。
 
 →wing collar
 ウイングカラー《スタンドカラーの前端が下に折れ曲がったカラーで紳士の正装用》
う?む、「スタンドカラー」がわかりません。
そこでgoogle検索。
便利だなあ。
YUMA’S ファッションWORLD
スーツの襟ではなくて、シャツの襟なんですね。
タキシードに合いそうなのがウイングカラー、もちろん私は一着も持っていません。
スタンドカラーのシャツは持っています。
一段と怪しさが増します。
「pleated patns」はプリーツの付いたズボンのようですが、プリーツって何?
前にピシっと折り目の付けてあるズボンでいいのかな。
「with pegged」は何よ。
ファッション弱点ですなあ、まったくわかりません。
「リーダーズ英和」では、「pegged pants」「peg tops」に「こま型ズボン」と書いてあります。
あの、お正月に回して遊ぶとされていた、コマのことですね。
途中に膨らみがあるということでしょうか。
言いたい結論はよくわかります。
フォーマルな服装の時もあったということでしょう。
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Sometimes he’s in a sweater, corduroy trousers, country boots. A lot of times he dressed in overalls like a garage mechanic.
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こちらはとてもよくわかります。
要するに私の服装と同じ世界です。
コーデュロイをどうして「コール天」というのか不思議だったのですが、「corded velveteen 畝織(うねおり)のビロード」から来ているそうです。
受験生諸君、「trousers」は発音問題頻出語でしたな。
母音は[au]ですぞ。
長いコートを着ていた。
褐色に日焼けしていた。
髪はラクダ色(黄褐色)だった。
うん、これではレイがどんな人なのか全然わかりませんわ。
まだp.57です。
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アイヌのうた

千本浜 2005年1月18日

 [ I Love Sunset! 夕陽が好き!]
「愛奴」と書いて「あいど」と読めば、ハマショウこと浜田省吾がいたバンド。
あまりよく知らない。
羽仁進監督の映画にもそんなタイトルのものがあったように思う。
詩人小熊秀雄は、「愛奴」と書いて「アイヌ」と読ませていた。
 →青空文庫:小熊秀雄
苺姉さんのところで『アイヌ神謡集』のことを見かけたので、私もふと思い立ってCDを注文した。
 →ねんねんおねむ「鈍りくらんで 行く手も見わかず」
私はアイヌ語やユーカラの本を出している会社に在籍していたことがあるのだが、実際のアイヌ語をほとんど知らない。
その言葉の響きが聞きたかった。
そのことをずっと忘れていた。
文字と意味では言葉は成立しない。
音と意味が必要条件だろう。
文字のない言葉、アイヌ語は、耳で聞かなければ触れたことにならないのではないかと思ったのだ。
amazonで検索するとCDが何種類か出ていたが、とりあえず萱野茂さんが採集したり実際に御自分で歌っている音源を注文してみた。
巻き舌の「rr」を多用して「オッホルルルル?」と子供をあやす子守歌、ユカラのリズムはやっぱり実際に聞いてみないとわからない。
「rr」は鶴の舞いでも出てくる。
鳴き声をまねているのだろうか。
蛇や雨燕や鶴、動物を模して歌い踊るというものは、これは映像を見ないとダメだなあ。
こんなふうに豊かな自然の中で動物や精霊と共に暮らしていた人々の生活を破壊したのは、もちろんシャモなのだ、日本なのだ。
北海道沖縄開発庁長官という言葉を耳にした時に、奇異な感じを抱いた。
「北海道沖縄開発庁」という役所があるのかと思ったのだ。
もちろんそんなものはない。
1950年に作られたのが北海道開発庁、復帰の1972年に作られたのが沖縄開発庁。
「開発」?
 →環境記3号
実際には関東・中部・関西を除けば「開発」担当の役所があるようだが、それでも北海道と沖縄は特別である。
北海道に関して言えば、たとえば二風谷のダム建設に見られるように、それは先住民の生活の破壊を意味している。
そんなに昔の話ではない。
アイヌのうた
価格: ¥1,895 (税込)
アイヌのうた
1. イユタウポポ(搗き物をするときの歌)
2. アペヘコテカムイノミ(火の神へのお祈り)
3. シンヌラッパ(先祖へ供物を送る言葉)
4. イヨンノッカ(子守歌)1
5. イヨンノッカ(子守歌)2
6. イヨンノッカ(子守歌)3
7. 早口言葉1
8. 早口言葉2
9. 早口言葉3
10. ウポポ(座り歌)
11. チャッピーヤク(雨燕の舞)
12. ハララキ(鶴の舞)
13. アンナホーレ(湿原に遊ぶ鶴の舞)
14. ヤイサマ(即興歌)
15. ホリッパ(輪踊り)
16. カムイユカラ(神謡)「支笏湖の大蛇」
17. ウウェペケレ(昔話)「二つの頭を持った男」
18. ユカラ(叙事詩)「山丹の美女と大まむし」
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何よりもダメなNHK #3

遅い夕食をとっていると、おっ母さんがテレビのスイッチを入れる。
NHKの「プロジェクトX」。
極細繊維の開発苦労談。
東レかぁ。
JR東海道本線三島駅の南側に楽寿園という公園がある。
元宮家の別邸だった森と湧水池が市立公園となり、国の「天然記念物及び名勝」に指定されている。
私が小さいころは遊園地も賑わっており、富士の雪解け水が湧水となって、大きな池に豊かな水をたたえていた。
今は干上がっている。
駅の北側にある東レの工場が大量に水を汲み上げているためだ。
開発苦労談もなんだかそらぞらしくなってしまう。
 →「三島自然を守る会」
実は私はこの番組「プロジェクトX」があまり好きではない。
以前あった「電子立国日本の自叙伝」のシリーズは、よくこんなところが取材できたなあと思うところもあっておもしろく見ていた。
「プロジェクトX」は、見ていると勘弁してくれという気になる。
取材が楽でいいなと思う。
以前NHKの下請け(というより孫請け)仕事をしたことがあるが、取材が楽なので驚いた。
企業の犯罪性を問うような取材にも、「NHKなら」ということで簡単に協力してもらえた。
「どこの馬の骨かわからない」フリーの立場でとても苦労した後だったので、本当に驚いた。
NHKの記者は、そういう苦労は知らない。
NHKの大看板を自分の力と勘違いする者もいることだろう。
経費がふんだんに使えることにも驚いた。
本来のペイそのものは安くても、飲み食いのお金までいただけるので、恐縮した。
皆様の受信料はこんなふうに遣われているんだと、これもびっくり。

もしもあの世に行けたなら

M*A*S*H
時々覗きに行く「反米嫌日戦線 LIVE and LET DIE」で『M*A*S*H』を取り上げていた。
私の好きな曲「もしもあの世に行けたなら(SUICIDE IS PAINLESS)」の聴けるサイトにリンクが張ってあった。
あら、嬉し♪
 →テレビ版『M*A*S*H』テーマ
以前日録で取り上げた曲なんだけど、結局輸入盤で映画のサントラCD買いました。
時々聴きたくなる曲なんですが、外堀通りの夕方の渋滞を思い出します。
 →[2004年4月17日付日録:もしもあの世に行けたなら(1970年)]
 

CHRONICLES #57 アヘン吸飲者レイ

千本浜 2005年1月17日

 →[ I Love Sunset! 夕陽が好き!]

  
また二行空けて話が変わります。
あの大乱読家のレイは、ディランにフォークナーを読むように勧めたのだそうです。
毎度おなじみ「リーダーズ英和」を引いてみます。
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Faulkner, Falkner
フォークナー William (Cuthbert) Faulkner (1897-1962) 《米国の小説家; The Sound and the Fury (1929), Light in August (1932), Absalom, Absalom! (1936); Nobel 文学賞 (1949)》.
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1962年没ですから、その死の前年ですね。
ディランにとっては同時代の作家という印象なんでしょう。
「フォークナーのやってるのは、大変なことだよ」と、レイが言います。
「深い感情を言葉に直すのは大変だ。『資本論』を書く方が易しいことだ。」
レイはアヘン吸飲者(opium smoker)だったそうです。
キノコ型の皿が付いた竹のパイプで吸引します。
台所でその塊を煮込んで、ガムのようにしたことがあるそうです。
何度も煮なおして、布で濾します。
台所が猫のおしっこのような臭いでいっぱいになったと、ディランは書いてます。
そんな臭いなんだ。
意外です。
でも、レイは阿片窟のジャンキーのようなダメ人間ではなかったそうです。
レイは阿片中毒ではなかったと書いています。
ディランは阿片窟のジャンキーを知っているんでしょうか。
どうもレイは謎の人物なんですね。
ディランは、どうしてレイが逮捕されなかったのかわからないとまで言っています。
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One time Clayton and myself came in late and Ray was asleep in a big chair—-he looked like he was asleep in the room with the light on his face—-dark hollows under his eyes, face caked with sweat. It looked like he was dreaming a dead dream. We just stood there.
ある時クレイトンとボクが夜遅く入っていくと、レイは大きな椅子で眠っていた。顔の上に明かりを点けたまま眠ってしまったようだった。目の下が黒くこけて、汗がかたまりついていた。恐ろしい夢を見ているみたいだった。僕たちはそこに立ち尽くした。
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ディランの居候先、謎の人物レイのことがもう少しわかるのでしょうか。
p.57です。
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何よりもダメなNHK #2

先生と呼ばれるほどの馬鹿もなし
NHKの番組制作で最も問題なのは、日常的に政治的圧力がかかっている点だ。
今回CPが内部告発した番組では、当時の放送総局長が権力者の不興を買いそうだと判断して自民党の国会議員にチクったのである。
番組制作現場に圧力をかけた政治家の側では、NHKを元々自分たちの広報機関だと思い込んでいるのだから、不当な圧力をかけたという意識などまったく持っていない。
罪悪感のかけらもなくそんな些細なことだと感じたのだから、記憶に残るはずもない。
政権与党なのに憲法遵守精神のかけらもないセンセイ方である。
NHKの存在が元来とても怪しげなものなのである。
ちゃんと国営放送になれば良いのである。
不偏不党ではない。
政府広報放送である。
日本国政府の代弁者。
もちろん国税で運営する。
極端に予算は少ないものとして、国税の無駄遣いは許さない。
報道部門は持つべきではない。
放送が電波管理ということで郵政の管轄なのが間違いだな。
現教育放送は、文部科学省の管轄にして、文化に金を遣うべし。
やっぱりNHKは要らないじゃん。

CHRONICLES #56 ドン・ジュアン丸暗記

千本浜 2005年1月12日

“Tom Load”に関しては解決しました。
ワタクシが文字が読めなかったんですね。
loveminus0さんが指摘してくださったとおり、ちゃんと”Tom Joad”と書いてありますわ。
とほほ。
ウッディ・ガスリーの「トム・ジョード」ですね。
 →Tom Joad
当時のディランが歌っていた長いトラディショナル・ソングとして、他にも数曲が挙げてられています。
 →“Fair Ellender”
 →“Lord Thomas and Fair Ellender”
 →Lord Lovell 音源アリ
 →Mattie Groves
確かに長いですね。
それで、当時のボブ青年はどうやら暗記の練習をしたようなんです。
バイロン(Lord Byron)の”Don Juan”やコールリッジ(Coleridge)の”Kubla Khan”を丸暗記しようとチャレンジしたそうです。
 →Byron’s Don Juan
 
 →don-juan.org
 →Samuel Taylor Coleridge “Kubla Khan”
そういえば吉田拓郎さんがブレイクしたころ、歌謡曲の歌い手にさんざん批判されてましたね。
楽譜(歌詞カード)を見て歌うなんてプロじゃないと。
確かに当時の拓郎さんは、譜面台にスヌーピーの表紙のノートを置いて、それを見ながら弾き語りしてました。
実はかっこいいなあと思ってました。
おお、渡さんも譜面見てますね。
そのための老眼鏡を探すのが、コンサートの風物詩。
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RSSリーダー

Get Thunderbird
以前gooのRSSリーダーを入れてみたのだが、なんだか使い勝手が悪いので外してしまった。
あたりまえなのだが、gooのサイトを中心に使うことになってしまうから。
ふと気づくと、Mozilla ThunderbirdはRSSリーダーとして使えるじゃないですか。
早速お試し。
[ツール]→[アカウント設定]から、左側下方にある[アカウントを追加(A)]を選びます。
そこで出てきたメニューの[RSS ニュースとブログ]をチェックして、ほいほいと進めば出来上がり。
メールのアドレスの他に[ユースとブログ]というアカウントができているはずです。
あとは自分で、サイトの更新情報を伝える[RSS]のURLを追加していきます。
これはThunderbirdのオンラインヘルプに書いてありますね。
 →http://www.mozilla-japan.org/products/thunderbird/rss.html
具体例として朝日新聞のアサヒコムが書いてあります。
http://www3.asahi.com/rss/index.rdf
↑このURLを、[ニュースとブログ]の[購読するニュースとブログを管理する]をクリックすると出てくるメニューで、[追加]を選んで放り込みます。
そうすると、新着メールと同様に新しく作られたページが表示されます。
アサヒコムのようなところなら新着ニュース、ブログなら新しいエントリー(記事)ですね。
楽天広場もブログだと言いたくてXMLが導入されたので、指定できます。
今メインみたいになっている幻泉館日録@楽天の場合はこうかな。↓
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と、例によって自己宣伝のオチがついたところで、お後がよろしいようで。
テケテンテンテン?

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