転がる石のように

千本浜 2004年11月20日

【追記】No.3
書き忘れました。
もちろん「Rolling Stone」誌の「500 GREATEST SONGS OF ALL THE TIME」、略して「RS500」のことです。
RANK #1にBob Dylanの”Like a Rolling Stone”が選ばれたよということですね。
変な言い方ですが、神格化されがちなディランの曲も普通に流行歌なんだという感じが嬉しいです。
このランキングは雑誌のオフィシャルサイトで見ることができます。
 →The Rolling Stone: 500 GREATEST SONGS OF ALL THE TIME
表の上下に並べ替えできるスイッチがありますから、お気に入りの歌手が何曲入ってるか、すぐにわかります。
試聴できる曲が多いのが嬉しいですね。
ディランは11曲入ってました。
1 Like a Rolling Stone 1965
14 Blowin’ in the Wind 1963
59 The Times They Are A-Changin’ 1964
68 Tangled Up in Blue 1975
106 Mr. Tambourine Man 1965
185 Desolation Row 1965
190 Knocking on Heaven’s Door 1973
203 Positively 4th Street 1965
230 Just Like a Woman 1966
364 Highway 61 Revisited 1965
404 Visions of Johanna 1966
私の好きなMy Back Pagesが入ってないなあ。
ま、それは私がオレ様ベスト10を選べばいいだけの話ですね。
【追記】No.2
昨年のことになるのですが、正月三箇日を、新生フォークルを聴いて過ごしました。
マーチンの音や和太鼓の重低音にひたってました。
昔の曲ばかりではなくて、新曲もありました。
御霊を送り、そして自らがこの世を去ろうとする佳曲が「感謝」。
もうい一つ、「ライカはローリングストーン」という楽しい曲がありました。
あ、去年のネット忘年会のころ書いてますね。
 →2003年12月7付日録 新生フォークル「感謝」(2002年)
この「ライカはローリングストーン」は、もちろん「ライク・ア・ローリングストーン」をパクったタイトルです。
幸之助さんが実に器用にディランや拓郎さんの物真似をやったりして、ライブが本当に楽しそう。
この歌では「ローリングストーン」が、「いつまでも変わらないとっても大切なもの」という意味で使われています。
それが「ライカ」であったり、「マーチン」であったり、「カルチェ」であったり、「九州大学」であったりするわけです。
最後は「ワイフ」が「僕のローリングストーン」となって終わる、温かい曲です。
松山猛さんの作詞ですね。
【追記】No.1
オリジナルの「Like A Rolling Stone」は『ハイウェイ61再訪(Highway 61 Revisited)』(1965年)に入っています。
例によってbobdylan.comで試聴できます。
この曲名から、マジメな日本人は「A rolling stone gathers no moss.(転石苔を生ぜず)」という諺を思い出してしまうようですね。
この諺、まるで逆の意味に取れるので、大混乱してしまいます。
「転々と商売換えしては金はたまらない」が本来の意味で、「絶えず動いていれば苔がつかず新鮮である」というのがアメリカ型の意味だと習ったように記憶しています。
何分大昔の話なのでうろ覚えですが。
日本社会での世間様は、前者のイギリス型の意味の方が諺としてはしっくり来るでしょう。
何事もちゃんと腰を据えて地道にやりなさいなという、ありがたいご教訓。
ディランの「Like A Rolling Stone」は、もちろん「A Rolling Stone」を悪い意味で使っています。
「昔あんたはいい服を着ていた」
「一流校に行ってたね」
「みんな言ってた 気を付けろ 落ちるぞ」
「だれも宿無しの生活なんぞ教えてはくれず」
 ♪ How does it feel
 ♪ How does it feel
 ♪ To be without a home
 ♪ Like a complete unknown
 ♪ Like a rolling stone?
 ♪ どんな気がする
 ♪ どんな気がする
 ♪ ひとりぼっちで
 ♪ かえりみちのないことは
 ♪ ぜんぜん知られぬ
 ♪ ころがる石のようなことは (片桐ユズル訳)
ね、明らかに転落を意味してるんです。
いきなり「a rolling stone」と言えば、やっぱり住所不定で定職のない人なんかを指すんです。
根なし草とか、デラシネに近いんじゃないでしょうか。
ところが日本の受験英語のおかげで、この「ローリング・ストーン」が良い意味で受け取られているように思うんです。
昔はいい服を着て物乞いに施しをしてやっただろうに、今は次の飯をどうやって手に入れようか悩み、何も言わなくなってしまった、そんな「あんた」像ではないように思います。
なんというかな、こんなになっちゃったけど心はロックだぜ、みたいな使い方かな。
気持ちはわかるけど、かなり特殊だと思います。



今日は『クロニクルズ』をお休みして、「Like A Rolling Stone」を少し。
いえ、特になんだというわけではないのですが、何人かからおめでとうみたいなことを言われましたので。
思えば、最初に買ったディランのレコードがこれだったんですよ。
シングルでもアルバムでもなくて、CBSソニーが出していた「ポピュラー・コンパクト・シリーズ」。
以前にも書きましたね。
 →2003年10月6日付日録「花はどこへいった Where have all the flowers gone?」
シングル盤が400円、LPが1800円の時代に、盤のサイズはシングル盤と同じなんですが、33回転でAB面に4曲から6曲程度詰め込んだシリーズです。
アルバムから抽出した盤が多かったようですが、この『BOB DYLAN / LIVE AT ISLE OF WIGHT』はオリジナル編集です……かと思っていたら、後述アルバムからのピックアップでした。。
このシリーズはLP盤と似たような作りのしっかりとしたジャケットに入って、600円ナリでした。
アルバムのダイジェスト盤は、同じデザインでした。
この盤はダイジェストなのにジャケ写真が違うんですよ。
1970年に買ったのかなあ。
もう少し後かもしれません。
「風に吹かれて」「時代は変わる」は知っていましが、おなじみだったのはPP&Mによる演奏でした。
きれいなのね。
PP&Mに先行ヒットさせたのはディランを売り出す作戦だったそうなので、まあ私も見事にはまったわけです。
さすがにボブ・ディランの弾き語りによる「風に吹かれて」は知っていましたが、エレキギター(死語か?)に持ち替えたディランは、まだ聴いたことがなかったと思います。
それぐらいの感覚で買ったので、聴いた時には驚きました。
これがボブ・ディラン?
ぶっとびであります。
ジャケットを見ても、ディランが抱えてるのはアコースティック・ギターなんですよ。
A面1曲目、まさに「ライク・ア・ローリング・ストーン」が、その冒頭でありました。
この曲自体は1965年にヒットチャート1位になった、ディラン最大のヒット曲です。
なんとまあいいかげんに歌うんだろうと、びっくりしました。
バックはザ・バンド。
何度か聴いているうちに、どちらかというとこの音の方が70年代のベースになってしまいました。
順番が違いますが、『セルフ・ポートレイト』(1970年)に入ってますね。
例によってbobdylan.comで全曲試聴できます。
本当はワイト島で最初に歌ったのは「She Belongs To Me」だそうです。
当時のディランのお気に入りの曲ですね。

BOB DYLAN : LIVE AT ISLE OF WIGHT
 ワイト島のボブ・ディラン(1970年)
A-1 Like A Rolling Stone
A-2 Minstrel Boy
B-1 She Belongs To Me
B-2 Mighty Quinn(Quinn, The Eskimo)
BOB DYLAN : LIVE AT ISLE OF WIGHT
www.iraqbodycount.org www.iraqbodycount.org
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