デイヴィ・ムーアを殺したのは誰 CHRONICLES #496

千本浜 2008年1月31日
ディランが4曲目に挙げているのが、”Who Killed Davey Moore?”です。
ん?
あんまりなじみのないタイトルですね。
 →bobdylan.com: Who Killed Davey Moore?
 ♪ Who killed Davey Moore,
 ♪ Why an’ what’s the reason for?
 ♪ デイヴィ・ムーアを殺したのは誰
 ♪ どうして、どんなわけで?
 
        (中川五郎訳)
私も最近知った曲です。
正式に録音されたことのない曲で、「the bootle series」が出るまで、聴いたことがありませんでした。
うちにあるCDでは、”the bootle series volumes 1-3″と、vol.6の”LIVE 1964″に入っています。
それから、ニューポート・フォーク・フェスティバルのDVDに入りました。
たぶんディラン自身は気に入っている曲なんでしょう。
どうして正式なアルバムに入れなかったのか、不思議です。
 The Bootleg Series, Vols. 1-3 : Rare And Unreleased, 1961-1991
 The Bootleg Series, Vol. 6: Bob Dylan Live 1964 – Concert at Philharmonic Hall
 The Other Side Of The Mirror: Live at Newport Folk Fes
デイヴィ・ムーアは実在のボクサーです。
同名の世界チャンピオンもいましたね。
歌われているデイヴィ・ムーアは、1963年に試合中の打撃で昏睡状態に陥り、二日後に亡くなったそうです。
もう一人のデイヴィ・ムーアは1988年に自動車事故で亡くなりました。
ガレージのドアを開けるために車を降りたら、その車が動いて圧しつぶされたそうです。
 →Wikipedia: Davey Moore (1960s)
 →Wikipedia: Davey Moore (1980s)
60年代のデイヴィ・ムーアの死は、ボクシング是非論を巻き起こしたそうです。
“the bootle series volumes 1-3″のライナー・ノーツによれば、ムーアの死から18日経った4月12日、ニューヨーク・タウン・ホールのコンサートで、ディランはこの曲を歌いました。
新聞を読んで、すぐに曲を作ったのでしょう。
まさにトピカルソング。
ああ、ライナーに書いてありますね。
ライブ盤を作るためにせっかく録音までしたのに、その企画が流れて、そのままになってしまったそうです。
それで忘れられてしまったということですな。
当時のライブではよく歌っていたようで、聴衆の反応は良いです。
これは”Lonesome Death of Hattie Carroll”と並んでいても、何も違和感は感じませんでした。
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