寒梅

梅 2006年2月28日
タイトルを「燃えよ寒梅」とか「寒梅で乾杯」とかにしようと思ったのですが、自粛?。
今日は小雨が降ったりやんだりの寒い一日でした。
本当は外に出たくなかったんですが、生ごみを「燃やすゴミ」で出すのは嫌なので、幻泉館大菜園へ埋めてきました。
菜園のすぐ傍の谷の斜面が梅林になっていて、白梅が満開でした。
本当は立春前が「寒」なんですね。
だから寒梅じゃないんですが、先ほどマリィ ジョー ♪さんのところで見かけた「燃えた寒梅」が頭に残っていたので、「寒梅だ!」と思ってしまいました。
 →燃えた寒梅
画像は一番上が梅林のもの。
下の2枚は、帰宅して撮った幻泉館大庭園の梅です。
中学校の卒業式に学校で貰ったもので、律儀に毎年花を咲かせ、実を付けてくれます。
越乃寒梅や剣菱なんて名前は、高校生の頃に水島新司さんの『あぶさん』あたりで覚えたのかしら。
 →Wikipedia: あぶさん
日本酒はどうも後に残る感じがして得意じゃないんですが、それでも浦霞なんぞ勧められると、素直に杯を差し出したものでした。
80年代前半、本郷や飯田橋あたりで毎晩のように飲んでました。
思い出した。
学生時代に一升500円ぐらいの合成酒を飲んですごく気持ち悪くなったのです。
あれがいけなかったかも。
 →「サヨナラ」ダケガ人生ダ
 
  「酒を勧む」 于武陵
  君に勧む金屈巵
  満酌辞するを須いず
  花発けば風雨多く
  人生別離足る
 
 コノサカヅキヲ受ケテクレ
 ドウゾナミナミツガシテオクレ
 ハナニアラシノタトヘモアルゾ
 「サヨナラ」ダケガ人生ダ
         (井伏鱒二戯訳)
  
BlogPet  越乃寒梅 特別本醸造  剣菱  浦霞 本醸造 1.8L
少年 2006年2月28日

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神の声 CHRONICLES #339

千本浜 2006年2月21日
ディランは、このジョニー・キャッシュの歌を百万回も誦えたと書いています。
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Johnny’s voice was so big, it made the world grow small, unusually low pitched — dark and booming, and he had the right band to match him, the rippling rhythm and cadence of click-clack. Words that were the rule of law and backed by the power of God.
ジョニーの並外れて低く、暗く、どーんと響く声はとても大きいので、この世界が小さく見えた。ジョニーは小波のようにカチカチとリズムを刻む、自分にぴったりと合ったふさわしいバンドを持っていた。ものの道理を語り、そして神の力によって裏付けられた歌詞もあった。
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吉田拓郎さんがミニ・バンドを従えながら、はっぴぃえんどみたいにいい音を出すバンドが欲しいと言っていたのを思い出しました。
もちろん拓郎さんは自分のバックを務めるザ・バンドが欲しかったのです。
ディランの場合は、ジョニー・キャッシュの声や、バンドや、歌詞がうらやましかったんでしょう。
とことん欲張りです。
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When I first heard “I Wlak the Line” so many years earlier, it sounded like a voice calling out, “What are you doing there, boy?” I was trying to keep my eyes wide opened, too.
ずっと前に初めて「君につづく道(I Walk the Line)」を聴いた時、「お前はそこで何をやっているんだ」と叫んでいる声のように聞こえた。僕もまた目を見開いていようとしていたのだ。
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ディランには、ジョニー・キャッシュの声が神の声のように聞こえたのでしょう。
残念ながら、私には神の声は聞こえません。
聞こえてくるのは、せいぜい早逝した詩人の言葉ぐらいです。
    あゝ おまへはなにをして来たのだと……
    吹き来る風が私に云ふ
             中原中也「帰郷」
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タイムマシンにおねがい

テレビから懐かしい曲が流れてきた。
 →キリンビール:CM Callery
加藤和彦(G&V)
高橋幸宏(D)
高中正義(G)
小原礼(B)
木村カエラ(V)
元サディスティック・ミカ・バンドのおじさんたち+カエラちゃんだ。
やっぱりね。
これ、やりそうな気がしてたんですよ。
『天晴』みたいなアルバム作りまでは行かないんでしょうか。
黒船
 →黒船
 →天晴
ミカ・バンドは、印象と実際の年が少しずれます。
記憶を辿ってみれば確かに私は高校生の時に「サイクリング・ブギ」などを弾き語りしていました。
でも、もっと新しい気がするのです。
きっと才人加藤和彦氏に化かされているのでしょう。
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僕は、この自分の心を CHRONICLES #338

千本浜 2006年2月21日
ジョニー・キャッシュの歌の話が続きます。
ディランによれば、一万年もの人間の文化が、彼の歌からはあふれ出てくるのです。
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He could have been a cave dweller. He sounds like he’s at the edge of the fire, or in the deep snow, or in the ghostly forest, the coolness of conscious obvious strength, full tilt and vibrant with danger. “I keep a clsoe watch on this heart of mine.”
彼は穴居人だったのかもしれない。焚き火の縁にいるかのように、深い雪の中にいるかのように、幽霊の出る森の中にいるかのように、彼の声は聞こえる。意識的な強さをもって冷静に、そして全力を傾けて、危険に震えながら。「僕は、この自分の心をじっと見守る。」
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非常に印象的な引用ですね。
 ♪ I keep a close watch on this heart of mine.
 ♪ I keep my eyes wide open all the time.
 ♪ 僕は、この自分の心をじっと見守る。
 ♪ いつも大きく目を見開いて。
これはもちろんジョニー・キャッシュが歌った「君につづく道(I Walk the Line)」です。
Googleで検索をかけてみると、どうやらディランはこのお気に入りの曲を、ジョニー・キャッシュと一緒に録音しているようですね。
 →THE DYLAN/CASH SESSIONS
リンク先で曲名をクリックすると、その曲の歌詞を見ることができます。
この曲は”Nashville Skyline”に入れてほしかったなと思います。
ただいまp.217です。
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www.iraqbodycount.org www.iraqbodycount.org
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密約

【追記】
今、テレビで民主党代表の改憲小僧を見かけたのだが、あら、この人も口が曲がってるわ。
やば。



ニューヨーク・タイムズ紙に「正直でも賢明でもない」と名指しで批判された御仁は嘘ばかりついているので、ますます口が歪んできた。
男女の交情といったような問題に世間の関心を逸らせてしのいだ「密約」。
密約は確かにあった。
自民党はそれをずっと誤魔化してきた。
外国で公表されても、密約は密約だ。
 →Wikipedia: 西山事件
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補遺

三上寛さんの『補遺』なのだ。
補遺?
ホイ!
ホイ?
ホイホイ!
宝飯と誤変換した。
愛知県に宝飯郡(ほいぐん)というところがあるんですね。
知りませんでした。
で、『補遺』なんです。
三上寛さんのレア音源集。
「十九の春」や「もずが枯れ木で」を歌っていたり、映画『典子は今』の「愛のテーマ」が入っていたり。
その中に「ホイ!」という曲があるんです。
 →奥成達資料室:ホイ!
「ホイ!」三上寛
 作詞:奥成達/作編曲:山下洋輔
 ♪ 山のあなたの(ホイ!)
 ♪ 海を渡って(ホイ!)
 ♪ 雲は飛ぶ飛ぶ(ホイ!)
 ♪ 怒濤渦巻くホイなんだよ
あの『まんがNo.1』1973年4月号付録ソノシートの収録曲です。
聴きたかったんです。
 →幻泉館日録:まんがNo.1
同じ『まんがNo.1』の付録だった「おまわりさん」も入っています。
ライナーノーツ(池尻貞夫)に「誰にでも薦められる類のアルバムではなく」と書いてある、珍しいCDです。
三上寛『補遺』
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負ける時もあるだろう

忘れていたのだが、私はとても筆圧が強い。
いや、強かったというべきか。
4Hというとても硬い鉛筆で、キリキリと文字を書いていた。
どうして思いが言葉にならないのか。
キリリ、キリリ。
カツン、カツン。
カナ釘の、遅い文字がもどかしく、紙にいらだちをぶつける。
キリリ、キリリ。
カツン、カツン。
朝日新聞の天声人語でも鉛筆書きの話が出ているが、それではなくて、小川真一さんが書いたライナーノーツで、こんなことを思い出したのだ。
今の私はそれほど強い力で文字を書くことはないだろう。
つまり、手で文章を書かなくなったのだ。
メモを書くのに、そんなに力は入らない。
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今さら言うまでもないが、言葉の力が圧倒的に強い。言圧とでも呼びたくなってくるが、詩人が字面の連なりで表現してくるところを、息づかいをもって表している。その微かな息の音までもが、リリカルに光り輝いていく。
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三上寛『負ける時もあるだろう』。
小室等さんのギターをバックにした朗読。
中村誠一(ts)、古澤良治郎(d)、大徳俊幸(p)のジャズ・コンボ。
藤家虹二編曲の弦楽四重奏。
石丸寛編曲のオーケストラ。
URC時代の強烈な寛さんとは違う、静かな傑作アルバムである。
 ♪ 負ける時もあるだろう
 ♪ 沈んでしまう時も
 ♪ だけどこれから先は
 ♪ 自分で決めるしか他はない
 
 ♪ いつだってそうしてきたはずだ
 ♪ いつだってそうだったはずだ
 ♪ いつだってそう思っていたはずだ
 ♪ いつだってそうやってきたはずだ
「勝ち組」「負け組」ではない。
勝つ時もあれば、負ける時もある。
負け続けていても、きっと勝つ時もあるはずだ。
きっと。
三上寛/負ける時もあるだろう
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ロック生誕の地 CHRONICLES #337

千本浜 2006年2月21日
今幻泉館の書斎では、輸入盤で買ったDVD、”No Direction Home”をよく流しています。
2枚目にジョニー・キャッシュが出てきて、”Don’t Think Twice, It’s All Right”を少しだけ歌います。
 ♪ An’ it ain’t no use to sit and wonder why, babe
 ♪ If you don’t know by now
すごい低音で、まるで別の曲のようです。
 →bobdylan.com: Don’t Think Twice, It’s All Right
考えてみれば、初めて買ったディランのアルバムは”Nashville Skyline”(1969年)でした。
一曲目がジョニー・キャッシュとディランが歌う「北国の少女(Girl of the North Country)」なんですが、ディランよりもジョニー・キャッシュの太い声に驚いた覚えがあります。
あ、私、何度も同じこと書いてました。
 →bobdylan.com: Nashville Skyline
 →She once was a true love of mine.
 →北国の少女 CHRONICLES #163
 →北国の少女/スカボロー・フェア
【Rock/Pops:ホ】 ボブ・ディランBob Dylan / Nashville Skyline (CD) (Aポイント付)
ジョニー・キャッシュの「君につづく道(I Walk the Line)」はサン・レコードから出たものでした。
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I’d always thought that Sun Records and Sam Phillips himself had created the most crucial, uplifting and powerful records ever made. Next to Sam’s records, all the rest sounded fruity. On Sun Records the artists were singing for their lives and sounded like they were coming from the most mysterious place on the planet. No justice for them. They were so strong, can send you up a wall. If you were walking away and looked back at them, you could be turned into stone.
サン・レコードとサム・フィリップス自身は最も重要で、人の心を励ます、強力なレコードを作り続けてきたと、僕は考えていた。サムのレコードと並べたら、他のはみんな甘っちょろいものだ。サン・レコードではアーティストが自分の生命を賭けて歌っていたし、それは地球上の最も神秘的なところで生まれた曲のように聞こえた。まったく公正な評価を受けてはいなかった。それはとても力強く、聴く者を追い詰める。もしも離れていっても、振り返って見たら石に変えられてしまうのだ。
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メドゥサみたいなレコードです。
私はブルーノート(BLUE NOTE)、プレステッジ(PRESTIGE)、インパルス(IMPULSE)といったジャズのレーベルならおなじみなんですが、ロックのレーベルはよくわかりません。
どこかで聞いたなあと思ったら、あのプレスリーが最初にレコードを出したところなんですね。
サンのオフィシャルサイトにも、「ロックン・ロール生誕の地」と書いてあります。
 →Wikipedia: エルヴィス・プレスリー サン・レコード
 →Sun Record Company “Where Rock n Roll was Born”
ロック50年の歴史そのもののようなレーベルなので、それを記念するビデオやCDが出ていました。
  
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ジャケ買い

あんまりジャケ買いしなくなりましたね?。
高校生の頃は寂しいお財布の中からほとんどのお金を費やすのに、ジャケ買いしました。
輸入盤のジャズね。
ジョニー・キャッシュの”CASH”は男の後ろ姿がとてもいいので、欲しくなっています。
でも、CDだと小さいんですよね。
レコードのジャケットって、良かったなあ。
amazonなんぞをうろうろしていて見つけた「似たものジャケ」。
有名なのかな。
loveminus0さんのお得意企画ですが、これはまだ出てないですよね?
ビル・エヴァンスの『ワルツ・フォー・デビイ』と、ちあきなおみの『あまぐも』です。
ビル・エヴァンス/ワルツ・フォー・デビイBILL EVANS/WALTZ FOR DEBBY あまぐも
 Waltz for Debby   あまぐも
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君につづく道 CHRONICLES #336

千本浜 2006年2月21日
枕許のミニコンポにCDを入れておくとしばらくは入れ替えないので、寝入る時も、目覚める時も、ずっと同じCDを聴き続けることになります。
“Oh Mercy”を入れておくと、「鐘を鳴らせ(Ring Them Bells)」や「黒いロング・コートの男(Man in the Long Black Coat)」「流れ星(Shooting Star)」が夢と現の間でずっと鳴り響いているのです。
 →bobdylan.com: Ring Them Bells
 →bobdylan.com: Man in the Long Black Coat
 →bobdylan.com: Shooting Star
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I wasn’t sure that we had recorded any historical tunes like what he had wanted, but I was thinking that we might have gotten close with these last two.
ダニーが望んでいたような歴史的楽曲が録音できたという確信はなかったのだが、最後に録音した二曲ではそれに近づくことができたかもしれないと、僕は考えていた。
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ディラン自身は、「黒いロング・コートの男」と「流れ星」の録音がとても良かったと思っているのですね。
特にこの「黒いロング・コートの男」の録音は気に入っているようです。
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“Man in the Long Black Coat” was the real facts. In some kind of weird way, I thought of it as my “I Walk the Line,” a song I always considered to be up there at the top, one of the most mysterious and revolutionary of all time, a song that makes an attack on your most vulnable spots, sharp words from a master.
「黒いロング・コートの男」は偽りのない事実だった。なにか奇妙な言い方だが、僕はこの曲を自分の「君につづく道」だと思った。「君につづく道」は、いつも僕が最も高いところにあると考えていた歌、常に最も神秘的で最も革命的な歌、最も痛いところを突いてくる歌、師の鋭い言葉なのだ。
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この「君につづく道(I Walk the Line)」は、ジョニー・キャッシュ(Johnny Cash)の歌です。
 →JohnnyCash.Com
いやあ、ジョニー・キャッシュ、かっこいいですなあ。
ものすごい低音です。
ディランの”No Direction Home”にも登場してました。
まだ顔がほっそりとしていて、成田三樹夫さんみたいでした。
この曲からタイトルを採った映画が、「君につづく道(Walk the Line)」(2005年)です。
ジョニー・キャッシュの自伝が原作なんでしょうか。
「ボブ・ディランをはじめ数多くのミュージシャンに多大な影響を与えたカントリー・ミュージックの伝説、ジョニー・キャッシュの波乱に満ちた半生を映画化した感動のヒューマン・ラブストーリー」だそうです。
 →ウォーク・ザ・ライン 君につづく道
 →Walk the Line on Yahoo! Movies
あら、2月18日に日本で公開されたばかりですね。
リンク先で少し映像を観ることができます。
主演のホアキン・フェニックス(Joaquin Phoenix )さんはその歌が絶賛されています。
あの低音にどこまで迫っているのでしょうか。
「’50s EQQUIRER リイッシュ」と「Mini ’57 Twin Amp」が当たるそうですよ。
一応応募しておきましょう。
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